姓だけの記入であれば按分される票になり、姓名がそろって出た場合には、無効票になるこれまでの判定が、今後は違う判定になってくるのか。無効票の見方への影響がどう出るのか、今後注目されます。さて、姓が合っていても名が誤っていた場合、容易に一票にならない判定は、意外感があります。また、ひらがなも似た字があり、「た」と「な」が、素早く書けば似た形になりやすいフリガナであれば、いろんな書き間違えが想定できます。収拾もつかなくなる。いわば、通常こういう書き損じも次々に無効票に上げているのであれば、この2票の無効も別におかしいものではない・・・・とすれば、選管と立会人らは、どうやら票を活かすよりも、処理にウエイトをおいている感がします。収拾がつかなくなる事態を想定すれば、それも姿勢として認めるべきことではある。候補者にすれば、厳密な判断で票を数えて欲しい。迷いを断つべく、疑問票の審査を厳にして脱落させ、甘い無効票復活の声を門前払いにするか、あるいは市民の一票として、活かす方向で評議するか、別れるところ。前者の場合は、立会人を重視して、どこか有権者を信用していない節が漂います。いずれにしろやるだけやって決まったものは、それなり価値もある。意義もある。その潔さに稔るものもあるのでは。