シロアゴガエル繁殖水場へ塩素投入

シロアゴガエル繁殖水場へ塩素投入

 10月26日午前10時から、環境省石垣自然保護官事務所が、石垣島上原地区にあるシロアゴガエルの繁殖水場に塩素を投入して、オタマジャクシ(幼生)を駆除していました。シロアゴガエルは、東南アジアに広く分布するカエルで、沖縄本島には1964年に持ち込まれており、宮古島では3から4年で全島に蔓延。いったん定着するとあっという間に広がってしまう繁殖力の高いカエルです。2007年6月に石垣空港周辺でシロアゴガエルの生息が確認され、水辺などで繁殖していることがあきらかとなりました。石垣島に定着すれば、西表島や与那国島への資材とともに伝搬して、繁殖する怖れがあることから、シロアゴガエルの徹底駆除に取り組むもの。調査では石垣島での100ポイントを調査した内の38ポイントでシロアゴガエルの生息が確認されました。中でも6カ所の水辺には卵の固まり(泡巣)と幼生(オタマジャクシ)が発見されており、徹底した管理が優先されることになっています。

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