与那国で十数年ぶりの台風大規模被害

与那国で十数年ぶりの台風大規模被害

 13年前の1994年13号台風で被災した畜舎が、今回、同様に大破してまったく姿をとどめない惨状を視察。吹き返しの時期に、久部良岳からの吹き下ろしの風に畜舎の屋根が舞い上がった話を、現場で作業していた管理者が述べていました。このあと漁港を視察。漁船の沈没被害を視察。これはつかっていなかった漁船のようですが、すでに陸揚げされており、19トン級の大型の船もズタズタになって無惨な姿となっていました。与那国の人に聞けば、1994年の13号台風ほどではないにしろ、今回の大型の台風の襲来は久々だとのこと。台風慣れしている与那国の人には、今回は結構効いたようでした。祖内では停電が午前9時から夕方まで続き、電話も不通で、着信は可能でしたが送信ができなかったとのこと。停電以後は情報がなく、不安な時間が過ぎていったとのこと。そのあと次の日に断水が来るなどして、インフラがずたずたになったとも。与那国では、長く吹き返しの風が続いて、なかなかやまず、カジキ釣りの船は10日にようやく出た模様。(写真は塩害でクバの青だけが目立つ久部良岳の南斜面)

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