景観法関係で市町村議会から初の県への要請

景観法関係で市町村議会から初の県への要請

 9月14日午後3時15分、八重山支庁長兼島規氏に対して、市議会で議決した「石垣市風景計画および風景づくり条例に適合しない建設行為等に関する要請決議」についての県への要請がおこなわれ、入嵩西整石垣市議会議長と、松川秀盛副議長、議案提出者の宮良操市議が支庁長室を訪れ、要請事項を読み上げて、支庁長に手渡しました。入嵩西議長が要請を読み上げて、要請書を兼島氏に手渡したあと、暫し歓談。宮良操氏は、建築確認や開発許可に関して、県内一律ではなく、景観形成団体とそうでない市町村と差をつくってほしいと述べていました。宮良氏は、厳しい規制ができる景観法上の「景観特別地区」の設定に関しては、まだ市民の了解を得て設定するには、熟していないものがあり、期間を区切ってしばらくはなんらかの配慮があっていいはずと、なし崩しに開発を企てる建設者への、なんらかの規制の必要性を述べていました。那覇市は自動的になっており、自主的になった景観形成団体は石垣市が唯一であれば、景観形成団体からの県への要請は、はじめての模様。

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