石垣市の戦跡めぐり

石垣市の戦跡めぐり

 6月17日午前9時から石垣市教育委員会が主催する「戦跡めぐり」が行われ、石垣島で戦時中に何があったかについて、関心有る市民25名が参加していました。石垣市に残る戦争の爪痕・遺物を見て回りながら、戦争当時の悲惨だった実情を、市民の証言に詳しい職員、大田静男氏と石堂徳一氏が説明し、当時について考えるというもの。新栄公園の世界平和の鐘の前に集まった人々は、まずそばにある銃弾跡を見学。大田静男氏が解説していました。桃林寺、登野城小学校の奉安殿、白水避難所を巡ったあと、川平の震洋艇(特攻艇)格納壕をめぐり、住民への物資の供出を強制し、軍刀を抜いて脅しながら、兵士の食料を調達させられた住民の証言を披露。戦争が生み出す狂気について、参加者は壕の中で説明に聞き入っていました。

この記事をシェアする