荒天でも訓練

荒天でも訓練

 折からの北風に煽られて、また波もありレジャーには最悪のコンデションでも、そのくらいで実行されてこそ訓練です。遭難時に似た状況と考えれば、適した海上といえ、潜水士救難者訓練の参加者は、何度も海に浸かり、波に洗われながら訓練を受けていました。 こういう場合にも安全な訓練船があればと、自然に考えます。そう考える機会はそうありません。 4月25日午後1時に西表島上原港を出港したダイビングボートは、沖で待つ石垣海上保安部の巡視艇なつづきと合流。上原港の沖と鳩間島の間の海域で訓練は実施されました。ダイビングボートで、まずブリーフィングのあと、次々と予定された訓練を実施していきます。 訓練の中身は118番通報および信号弾取り扱い訓練、漂流訓練、ヘリの起こす波しぶきに馴れるための、ダウンウオッシュ体感訓練、事故者のつり上げ訓練、海中捜索訓練、海上から巡視船への乗り込み訓練で、うねりのある海上で真剣に訓練がおこなわれました。

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