高齢化が進み減産傾向

高齢化が進み減産傾向

 本土の鹿児島に、もみのまま出荷するほか、石垣島や沖縄本島へも出荷しているとのこと。波照間のもちきび農家は、JAへは委託せず、自家消費やそれぞれ個人が流通を開拓して出荷しています。もちきびは、米といっしょに炊くことで、もちごめのような食感ができ、おいしくご飯がたべられます。健康ブームと自然志向の雑穀ブームから、全国的に注目が集まっています。 現在、竹富町のもちきび生産者はすべて波照間島で、31戸の農家が取り組んでいます。 昨年は21ヘクタール約22トンの収穫があった模様。波照間だけにもちきび生産がおこなわれる理由は、島の土壌が合っているから。平成3年から統計を取りはじめて、平成7年がピークとのこと。当時70haの耕地面積で約70トンを収穫。もちきびの反収は約100k程度とのこと。当時は、もちきび生産農家は57戸ありました。この10年で、高齢化が進み、生産量が減り続けています。これは、もちきびの草やチリなどを除き、品質を上げるための選別作業が手作業のために負担が大きいことが影響しています。現在、竹富町と生産組合をつくって、選別機導入へ向けて取り組んでいるとのこと。導入は、順調にゆけば来年になるとのこと。(竹富町農林水産課による)

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