全従業員合わせて、約250名が働くANAインターコンチネンタル石垣リゾート。昼の12時、観光客で混み合うホテルの裏側では、スタッフのための社員食堂がオープンした。部署の仲間同士で続々と集まるスタッフたち。ホテルではどのような人たちが働いているのか、そして気になるそのメニューは。ホテルの社員食堂におじゃました。
食堂に入ると、まず食券を購入する。ブッフェスタイルの食堂では、社員はなんと200円でどれでも好きなだけ食べ放題。ホテルを出入りする業者も400円で食事をすることができるそうだ。この日のメニューは八重山そば、グルクンの竜田揚げ、レンコンと鶏肉の田舎煮、ビーフンサラダなど、豪華なメニューがたくさん並ぶ。国内のインターコンチネンタルホテルの中でも石垣の社員食堂は人気があるといい、出張で石垣島を訪れるスタッフの中には社員食堂を利用するのを楽しみにしている人もいるそうだ。
社員食堂は18時と遅くまで開いており、夜に披露宴があるときなどは夕食を食べにくる人たちでごった返すことも。また朝の8時半から9時45分までは朝食も食べることができ、独身のスタッフは休みの日でも食堂に来る人がいるとか。ビーチがオープンしている夏の間は、レジャースタッフも増え食堂の利用率も上がるという。
ホテルでは、毎月バースデーランチも開かれており、その月の誕生日のスタッフが招待を受け、ホテル内のレストランで総支配人と会食が行われる。バースデーランチでは、日頃総支配人と話す機会がないスタッフも一緒に、仕事の相談やプライベートの話などが交されている。社員食堂の充実度もだが、働くスタッフにこそ仕事の楽しみを持ってもらうために様々な工夫がされている。ANAインターコンチネンタル石垣リゾートでは、お客様の満足度、業績、そして従業員の満足度の全てをグループ内でトップになる「Be No.1」を目指している。