にじのわこども園という、自主保育の園がある。浄水場近くのももぞの植物園内にある建物を園舎として借り、幼児教育を行っている。夏休み中の8月16、17日には、「にじのわマーケット」が開かれた。お母さんたちの手作りの食べ物や雑貨を販売しながら、様々なワークショップも行い、園の親睦やPRを行った。今回の開催は、今年の6月に続いて2度目。2日間、園に通う子どもたちや家族を中心に多くの人が訪れた。
にじのわこども園を主宰するのは宮良裕乃さん。ドイツで生まれた、自然体験をすることを大事にし、知的な教材が存在しないシュタイナー教育をベースとしている。にじのわこども園では、義務教育の始まる7歳までを対象とし、想像力を働かすこと、その子らしい成長をしていくことを大切にし、幼児教育をしている。月曜と金曜は野外学習の日で、バンナ公園などに探検に出かけ、森や川であそび、火、水、木曜は、園で過ごしている。
この日用意されたごはんは、天然酵母パン、おにぎり、冬瓜の冷たいスープ、野菜の温かいスープ。梅ゼリーや甘酒アイスクリームなども販売された。すべてお母さんたちの手作り。
お昼の時間が終わったら、タペストリーづくりのワークショップがあった。森から集めてきた小枝、そして草木染めの毛糸をつかい、子どもたちは思い思いのタペストリーを作っていた。
この日、植物園の中では、グラウンドゴルフを楽しんでいるおじぃ、おばぁたちの姿も。のんびりとした時間が流れていた。にじのわマーケットは、今後月1回ペースで開催予定。