9月に入りスタートした八重山の各小中学校の運動会シーズンも終盤をむかえ、10月13日には新川小学校とあらかわ幼稚園の合同運動会が開催された。予定では一週間前の10月6日に開催予定だったが、台風23号の影響で順延となった。
朝9時、新川小学校の児童413名、あらかわ幼稚園の園児59名による、待ちに待った運動会がスタート。グラウンド整備や会場設営など、前日から多くの保護者や地域の方々の協力のもと準備は進められ、テントは風が強く前日に立てることができなかったため、当日早朝4時半から保護者が集まり手伝ってくれたそうだ。
今年で小学校最後の運動会になる6年生は、地域の海人のみなさんの協力のもと制作した、ハーリーのエークを使った組体操『LOVE 八重山!!』を披露した。久場梨々華さん(6年)は「西組のみなさんが作ってくれたエークに、自分たちが色を塗りました。組体操は難しかったけど本番は大成功でした」と嬉しそう。飛田恭宏教頭先生は「海人の町ならではの演目で、エークを使った組体操は新川小学校だけだと思います。会場設営も同様で、素晴らしい運動会が開催できるのは地域のみなさんの協力のおかげです」と話した。
午前中の競技が終わり、12時から昼食の時間が始まった。各家族がそれぞれテントを張ったり、木陰にシートを敷いたりしてお弁当を囲み始める。獲得したメダルを嬉しそうに見せる子どもたちがいたり、また悔し涙を見せながら食べている子がいたりと様子は様々。おいしいお昼ごはんを食べたあとは、また午後から元気いっぱい競技、演目が行われた。