NPO法人 Love Peer Price やいま

NPO法人 Love Peer Price やいま

 NPO法人『Love Peer Price やいま』は、八重山地区の子どもたちが、いきいきと生活できる地域づくりと、社会におけるサポート体制づくりを目的に、平成18年5月に発足しました。思春期の子どもたちの妊娠・出産、性感染症、たばこやアルコール等の問題、最近ではデートDVの相談を受けることの多い、助産師、保健師、養護教諭、社会福祉士など、そして高校生もメンバーとなり活動を行っています。活動内容は、中学・高校の思春期教室の講師や、地域での出前講座、また高校生を対象にした思春期ピアサポーター養成講座などがあります。今回は講座を受講した高校生の感想を紹介したいと思います。

『思春期ピアサポーター養成講座を  受講して』
 八重山農林高等学校 長間 理菜

 私がピアサポーター養成講座を受けようと思ったのは、身近にいる友達の話を上手に聞き、友達のために一緒に何かできないかと思ったからです。3日間の養成講座では、ピアカウンセリングについて勉強し、実際に2人ペアになり、相談を受ける練習をしました。
 ピアカウンセリングの勉強をしてわかったことは、ピアカウンセラーはあくまでサポート役で、相談者本人が自分で問題解決できるように寄り添うことが役目だということです。ピアカウンセリングをするのにもいくつかのルールがあって、相談を受ける時には注意が必要ということです。
 養成講座ではそのほかに、助産師さんや養護教諭の先生たちから、性についての知識、赤ちゃんが生まれてくるまでの成長の過程なども教えていただきました。養成講座の最終日には2つのグループに分かれ、講座で得た知識を参考にしてテーマを決め、劇や模造紙にまとめて発表しました。発表する前には、各グループで何を発表するか(禁煙にするか、エイズにするか)、また発表の方法はどうするのか、養成講座を受けている高校生で決めなければなりませんでした。私は少し人見知りをしていて、グループ発表ができるか心配で緊張していましたが、グループの仲間は優しくて、頼りになる人が多く、無事に発表することができました。ピアサポーター養成講座は自分たちで考えて行動することが多く、とても学ぶことが多かったです。
 私は思春期ピアサポーターとして、友達の相談を聞くだけでなく、ピア仲間と一緒にさらに多くのことを身につけて、タバコやエイズ、性について、小学生や中学生、高校生、そして地域の人たちに伝える活動もしていきたいと思います。

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