開港から半年が経った新石垣空港。連日、フロア内どこも賑わいをみせている。6月までの半年間で入域客数が40万を超え、過去最高の記録を出した開港年。夏休みの時期が過ぎても繁忙期が続き忙しい空港スタッフだが、日本トランスオーシャン航空、JTAのお昼の時間におじゃまさせてもらった。
朝早くからの業務が続き、正午くらいになると、シフトによりとれる人から順にお昼休憩をとっていく。JTAのカウンター裏にある事務所内には休憩室があり、そこで食事をする人が多い。お弁当を作って持ってきたり、出勤途中の商店などで買ってきたり、空港内の食堂で食事をする人も。
今年3月、旧空港最終日から就航させた南西航空塗装のSWALジェットと、沖縄美ら海水族館とJTAとのコラボで生まれたジンベエザメを描いたジンベエジェット。8月から、その2機の飛行機のみならず、貨物カート牽引車に飛行機同様のデザインを施した。利用者にさらに楽しんでもらいたいという思いからで、JTAスタッフがアイドルタイムを利用し、ペイントしていった。利用客からも好評だと、上里副所長は話す。
旧空港では、構造上から、ボーディングブリッジがなかったため、乗客は搭乗口からバスを利用し飛行機の乗降をしており、雨の日は少なからず濡れてしまうことがあった。現在はボーディングブリッジの使用でその心配もなくなったと話す。そして、新空港に移り、新しく、明るく、広くなり、スタッフの気持ちの面でも大きく変わったという声も多く聞こえてきた。旧空港ではそれぞれ分かれていた部署の部屋もワンフロアになった事で、情報の共有などがしやすくなり、より正確に、そしてスピードも向上したと話す。つかの間の休憩の後、身だしなみをきちんと整え、また笑顔でお客さまの前に立つ。