のびのび保育園の昼ごはん

のびのび保育園の昼ごはん
のびのび保育園の昼ごはん
のびのび保育園の昼ごはん
のびのび保育園の昼ごはん
のびのび保育園の昼ごはん
のびのび保育園の昼ごはん
のびのび保育園の昼ごはん
のびのび保育園の昼ごはん
のびのび保育園の昼ごはん
のびのび保育園の昼ごはん
のびのび保育園の昼ごはん
のびのび保育園の昼ごはん

「手を合わせていただきます!!」。
 各クラスの部屋から響く子どもたちのかけ声を合図に、のびのび保育園のお昼ごはんが始まった。1歳児のうさぎ組から、2歳児のパンダ組、3、4歳児のきりん組の順番で給食が配られる。配膳するのはこの日の当番の船道海拡ちゃんと玉城龍斗くん。当番は毎日交代制で、調理室からクラスごとに分けられた給食をテーブルまで運び、全員に渡すまでがその日の仕事だ。配り終わった後はみんなでお食事の歌を歌い、楽しいお昼ごはんの時間が始まる。
 のびのび保育園の給食は毎日調理室で作っており、野菜はJAファーマーズマーケットやえやま ゆらてぃく市場から購入したり、米は島産米を使ったりと、なるべく地元の食材を取り入れるように意識しているそうだ。また、近所の方から旬の野菜をいただくこともあり、この日のメニューに使われている冬瓜もおすそ分けしてもらったものだという。園児によって食べる量は違うが、足りない子はもちろんおかわり自由で、「よく動く子は、やっぱりよく食べますよ」と園長の平良順子先生。
 のびのび保育園が設立されたのは今から34年前。自分がやりたい保育をするなら自分で保育園をつくるしかない!と決意した平良先生は、なんと23歳でのびのび保育園を立ち上げた。「今考えると恐ろしいですが、当時は若さゆえの勢いがあったんでしょうね」と当時の心境を話す。30年前は保育方法も今とは異なり、例えばブロック遊びをするなら全員でブロック遊びを、というような『みんな同じ』保育方法が一般的だった時代。個性を大切にした保育がしたいと思っていた平良先生がつけた保育園の名前が『のびのび保育園』だった。
今では当時園児だった子が親となり、子どもを預けてくれることも多くなってきたという。「人に恵まれて今までやってこれています」と平良先生。
 12時頃まで食事をしたあと、シャワーを浴び、着替え、歯磨きをして、13時頃からはお昼寝の時間。賑やかだった園内も静かになり、すやすやと眠る子どもたちの寝息が聞こえてくる。子どもたちの笑い声だけでなく、泣き声も含め、子どもたちの全ての声が好きだというのびのび保育園の先生たち。15時すぎには徐々に子どもたちが起きだし、また賑やかな声が響き始めた。

この記事をシェアする