ハーリー 中二組の昼ごはん

ハーリー 中二組の昼ごはん
ハーリー 中二組の昼ごはん
ハーリー 中二組の昼ごはん
ハーリー 中二組の昼ごはん
ハーリー 中二組の昼ごはん
ハーリー 中二組の昼ごはん
ハーリー 中二組の昼ごはん

 分かしハーリーを翌日にひかえた6月8日のお昼、中二組のハーリー小屋におじゃました。今日の練習は午前中でおしまい。漕ぎ手のみなさんと家族が集まり、できあがったお昼ご飯を一緒に食べる。
 この日のメニューは、本マグロ、アカジン、ミーバイなどの魚とダイコンなどを生姜と炊いた魚汁と白ごはん。ハーリー小屋には炊事場があり、みんなで手分けして料理をするが、漕ぎ手を退いた先輩方が作ってくれる事が多いという。
 いつもの献立はやはり魚が多いが、この日の夜はみなさんでバーベキューをし、明日の分かしのレースに向けて、スタミナをつけるためお肉を食べるという。先に昼食を済ませた人たちが、野菜をカットしたりとさっそく準備を始めていた。子どもたちは、かき氷機でかき氷もつくって食べていた。
 漕ぎ手たちは、1年に1度の勝負に向け、本番の10日ほど前から漁や仕事を休み、ハーリー小屋で3食を共にし、練習に励み、決戦に備える。口々に「理解してくれる家族がありがたい」と話す。
 分かしハーリーは、中・西合同チームで戦う中一組、中二組、西組の3チームが、御願ハーリー、転覆ハーリー、上がりハーリーのどのレースに出るかを決める予選のようなもの。みなさんがその座を狙うのは、レースのフィナーレとなる上がりハーリーだ。中二組は平均年齢は40歳オーバーと、石垣のハーリーの組の中では一番ベテランのチーム。「若いパワーに負けず、熟練の技で競う」と静かに気合をこめる。
 今年の中二組の委員長は宮良当裕さん。もちろん以前は漕ぎ手として活躍していたひとりだ。明日への意気込みを聞くと、「もちろん上がりをとります」と自信たっぷりの答え。昨年は上がりには西組が出場した。
 そして翌日、10時前に行われた分かしのレースでは、中一組、西組を破り1位に! ハーリー当日の上がりハーリーも東一組、東二組に大差をつけ、見事優勝。中・西合同チームが、至上初の六連覇を成し遂げた。

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