名蔵アンパルの動植物たちシリーズ(1)

名蔵アンパルの動植物たちシリーズ(1)
名蔵アンパルの動植物たちシリーズ(1)
名蔵アンパルの動植物たちシリーズ(1)

 ラムサール条約の指定湿地として「名蔵アンパル湿地」が登録されてから8年がたちます。「アンパルの自然を守る会」では、多くの方々に名蔵アンパルのすばらしさを知ってもらうため探鳥会、自然観察会、小中学校の学習会、海岸清掃や周辺河川の水質調査などの活動を行ってきました。
 その他にも、石垣島の自然環境・動植物のすばらしさを知ってもらう一環として、私たちは名蔵アンパルに生息する動植物を石垣市が企画、製作する「名蔵アンパルガイドブック」の作成に協力して、編集作業を続けてきました。この度、ようやく完成する段階となりました。
 これを契機に、亜熱帯域の干潟やマングローブ林に生息する多様な生き物たちをもっと知っていただくために、この紙面をお借りしてシリーズで興味深い動植物の生態を掲載できたらと考えています。
 見所は、一見何もいないようなマングローブ林や干上がって陸地化した湿地にも様々な生き物が暮らしていることや見たこともないような工夫を凝らして生きている動植物等すばらしい生き物の世界があることを紹介できればと思っています。
 これをきっかけに名蔵アンパルのマングローブ干潟に興味を持っていただけたら、車で通りすぎるだけでなく、車から降りて、じっくりと観察してみてください。思わぬ感動が得られるかもしれませんよ。ひとりでは心細いという方は、これからも自然観察会や海岸清掃等の催しをできるだけ行っていきたいと思いますので、ぜひ参加してみてください。
 また、ここには絶滅が危惧される生き物や日本中で八重山にしかいない生物も生息していますので、自然を壊さないように十分に注意してください。ゴミのポイ捨ても絶対にやめてください。みんなで、「貴重な島の財産」を守っていきましょう。

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