第26回 八重山の自然と暮らしの合同写真・ポスター展

第26回 八重山の自然と暮らしの合同写真・ポスター展
第26回 八重山の自然と暮らしの合同写真・ポスター展

石垣島サンゴウィークを機にスタートした「八重山の自然と暮らしの合同写真・ポスター展」。アンパルの自然を守る会も、八重山各地でその豊かな自然や文化を守ろうと取り組む団体と一緒にポスターを出展しました。
 私たちの暮らす八重山諸島には、10の有人島と多くの無人島があります。これらの島々は、生物多様性が豊かであり、固有種・固有亜種などこの地域にしかいない生き物が多数生息しています。また、長い歴史の中で島に生きてきた先人が、これら厳しくも豊かな自然を巧みに利用しながら個性ある文化を花開かせました。しかし、近年の島の近代化や都市化の進展、ライフスタイルの変化、地球温暖化や外来生物の侵入などが自然や暮らしを大きく変えようとしています。島が直面するこうした課題を乗り越え、素晴らしい自然を守るためにも島の現状について情報を共有することが重要との賛同を得て、多くの団体が参加しています。
 今回は、アヤミハビル館(与那国島)、アンパルの自然を守る会(石垣島)、石垣島沿岸レジャー安全協議会(石垣島)、NPO法人西表島エコツーリズム協会(西表島)、白保魚湧く海保全協議会(石垣島)、石西礁湖サンゴ礁基金、NPO法人たきどぅん(竹富島)、美ら島農業推進協議会、辻環境文化研究所(石垣島)、日本ウミガメ協議会付属黒島研究所(黒島)、日本トンボ学会渡辺賢一(石垣島)、WWFしらほサンゴ村(石垣島)が、それぞれの島の豊かな自然や文化とその保全への取り組みを紹介しています。
 開催期間中、会場となったしらほサンゴ村には、多くの方々が訪れ熱心にポスターを見ていました。八重山の島々の情報、多様な活動に触れることで、改めて八重山の自然の豊かさに気付き、暮らしと自然の関わりについて考える機会となったようです。
 今後は、一年をかけて八重山の島
々での巡回展を実施する予定です。出展団体も随時募集しています。興味・関心のある方は「八重山の自然と暮らしの合同写真・ポスター展」実行委
員会事務局までお気軽にお問い合わせ下さい(しらほサンゴ村 担当:鈴木
TEL0980-84-4135)。写真の出力やポスターの製作支援も行っています。
 皆さんのお住まいの島で開催するときには、ぜひ、足をお運びいただき、八重山の島々の暮らしに向き合い、島に根付いた活動を続けている団体の活動を知り、その活動に参加するきっかけにしていただきたいと思います。

アンパルの自然を守る会 アドバイザー 上村 真仁

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