教育への補助線 ある校長の話

教育への補助線 ある校長の話

 38年間教鞭を執り、与那国小、石垣第二中、川平小中で校長を務めてきた著者が、職員朝会(会議)や全校集会で話してきたことをまとめたもの。
「教えることは共に希望を語ること」という著者。生徒たちに勇気をもたせる愛情あふれる言葉や、教職員の成長をうながす厳しい言葉など、約200話掲載されている。
 近頃の八重山は、教科書採択問題で全国的に注目され喧(かまびす)しいが、本書には「人づくり」の実践者として真摯に教育に尽くしてきた著者の姿と健全な学校現場の様子がうかがえ安堵する。心に響く内容である。

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