去る8月27日にお医者さんで放射線技師の熊本ふゆこさんを講師に招き「ちむぐくる」主催の勉強会「放射能ってどんなもの? 石垣島でできること。石垣島だからできること」が開催されました。お母さんたちが参加しやすいように会場では託児ルームが設けられ、62名(プラス託児の子供達29名)の参加がありました。本島で開催したある勉強会は、避難者ばかりだったそうですが、石垣の参加者は地元の方も多く、熊本先生は石垣島の方々の関心の高さに驚いておられました。
体内に入った放射能がどうしてそれほどまで危険なのか、内部被ばくが人体にどのように害を与えるのかなど知ることで、現在国で決められている食品の放射性物質暫定基準値などに様々な疑問や問題も見えてきました。石垣島に暮らす私たち一人ひとりが、それぞれ情報を集め、共有し、行政に声をあげていくことも大切です。そして何よりもシンプルに、この石垣島で地産地消を実践すること! 質素で素朴な昔ながらの「食」を見直すチャンスかもしれませんね。
【「ちむぐくる」=東日本大震災・福島原発事故被災者、避難者支援ネットワーク石垣島 代表・浦内克雄】