竹富島では毎月二〇日に庭の日が開催される。開催のきっかけは、島民が作った島のものを島内外にアピールしていきたいということだった。開催は曜日関係なく毎月二〇日と設定しているため、一定の参加者の人数は見込めない。また、島は観光業に携わっている方がほとんどのため出展者も少ないのが現実だ。決して開催条件は良いとはいえないなか、丸二年開催できたことが非常に嬉しい。そして、何よりも出展者の島民の方々には感謝の気持ちでいっぱいである。とはいうものの、丸二年目の八月二〇日庭の日は、開催回数に誰も気づかず始まった。この日、出展者は民具作り方々のみだったため、主催者からも子供たちが楽しめて、夏休みの思い出になるものをと「廃油キャンドル」のワークショップを開催した。最近はワークショップの参加者が多く、今回も大いに盛り上がりを見せた。出展者も参加者も心地よい疲れと、充実感を抱いて無事八月の庭の日は終了した。