伊波 興寛さん

 今年97歳のカジマヤーを迎えた興寛さんは、宮良で生まれ、戦前のマラリア問題で親戚のいる大浜に引っ越した。10代を本土で暮らし、帰郷後は畜産やJA職員として働いてきた。そんな興寛さんの日々の楽しみは読書と自転車。「明るいうちは、本を読んでいますが、天気のいい日は、自転車に乗って町に出かけるのも好きです。私の健康の秘訣です」と話す。2月に地域を挙げてカジマヤーのお祝いが行われ、「大勢の人に祝っていただいて、驚きと感動で胸がいっぱいでした。これからも元気でいたいです」と話す興寛さんの笑顔はとても輝いている。

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