8月に「座談会」と題して各郷友会会長が集まり、東京八重山郷友連合会の未来を考える会がありました。各郷友会の悩みは同じで中々人が集まらなかったり、若い人が全く入ってくれないので郷友会存続が危ういという悩みでした。
これについては以前から皆さんが思っていたことですが、このように各郷友会会長が集まって真剣に考え、話し合う機会は初めてで、今回はとても建設的な意見が多数出ていました。若い人が集まらない、入らない理由はさまざまです。ただそれを今すぐに改善していくことは難しく、これが今後の課題となります。
そもそも郷友会は交通の便も悪く、中々里帰りもできなかった時代に同郷出身者が郷里のことを思って集まっていたのですが、現在では時代背景も変わり、石垣島でいえば東京から日帰りも可能になり、大変便利になりました。
このような要因もあってか島から上京している若い人が大勢いても郷里を懐かしむという意識が薄く、郷友会に入って東京でも島のために何かをしようという考えに賛同してくれないのが現状です。ただ郷友会の存在自体知られていないことも問題なのですが…。
郷友会でも若い人に少しでも来てもらえるよう、若いミュージシャンに歌ってもらったりしますが、その時だけで後に続きません。若い方々、年配の方々全員が満足できるようにすることは中々厳しいですが、せっかく約80年も続いている郷友会がなくなることのないよう、創意工夫しながら、継続していって欲しいと思います。なお東京八重山郷友連合会の活動はWEBでも見ることができます。