ポッポッポで、ノーテンキ、宇宙人の鳩さんが辞任し、イライラしているかと思えば予算員会ではネンネンコロリンオネンネして自民党の女性議員から糾弾されていた、菅さんが総理大臣となった。居眠りから覚めてすぐに、普天間移転は日米合意を踏襲すると発言した。市民運動家の経歴からすれば気骨があるかと思えば、米国迎合、追従者であることが明白となった。
そういえば菅副総理が普天間問題で発言したことなど聞いたことがない。鳩さんをカバーしたことも聞いたことがないね。これで、今後も沖縄がゴミ捨て場であることが明確となった。
僕はアメリカや日本のマスコミ、官僚、検察等旧権力の利益に預かった者たちから激しい批判を浴びながらも普天間の県外、国外を模索した鳩山や検察と渡り合っている、小沢一郎を見るとひそかに頑張れと声援を送っていたが、孤立無援、最後は腰砕けで、双方刺違えて辞任した。
岡田外相や北沢国防相、前原沖縄担当大臣彼等は日本の民主主義よりも日米同盟が重要だという人たちである。沖縄など眼中にない。枝野何某にいたっては小沢と旧権力との抗争ということさえもわからないノーテンキではないか。そんな人がクリーンな政治と言って鳩山や小沢潰しの急先鋒にいたことを思えば、民主党の未来は暗いのである。ましてや、居眠りしていた菅が、琉球処分の本を読んでいると記者会見で述べていたがなんの意味があるのか。、七〇年代~八〇年代の市民運動家、ましてや市川房江の選挙運動に携わり、白保の新空港反対運動にも関わりのあった者なら、琉球処分の本ぐらいは読んでいなければならない
はずだ。菅はそれだけ沖縄問題に淡白であろう。
民主党は日本の民主主義、日米対等外交、旧権力の一掃という千載一遇の絶好のチャンスを自ら潰してしまった。
米国追従、カネ、汚職の本家で、沖縄をゴミ捨て場にした自民党が、小沢や鳩山批判をするのを見ると笑止である。こちらはもはや終わりである。
二大政党制を標榜しながら、みんなの党、たちあがれ日本など核分裂している保守勢力にも期待は出来ない。カリスマ性もないサラリーマン風の党首が出てきても誰も信じまい。社民党の福島瑞穂党首が気骨を見せたが、日本の政治はすべて真っ暗といってよい。
韓国の哨戒艦沈没をきっかけに沖縄の軍事基地の必要性が強調され、八重山にも自衛隊配備計画が急速にすすめられようとしている。琉球列島は民主主義より軍事主義優先のゴミ捨て場と化しているのだ。
さて、那覇で知人と飲んでいると、「石垣市の市長はなんで問題が多すぎるの、前市長のスキャンダルかと思えば、今度の市長は盗作というではないか」と言われて誇り高き(最近は埃)ヤイマピトゥ(八重山人)を自認するだけにムカツク。
二月の市長選挙前からあれほど大騒動した前市長のスキャンダル問題はどうなったのか。告訴したとかしないとか。身に覚えがないなら徹底的に戦うべきだ。そして、潔白宣言を堂々とすべきだ。
そうすれば、ブログやテレビで扇動をしていた者たちや急先鋒となった市議たちを名誉棄損で訴
えればいいのである。ウヤムヤニするのは市民への冒涜なのである。選挙が終わったから済んだという問題ではない。
現市長の施政方針盗作問題もイナムヌとしかいいようがない。高校で盗作すれば退学です。市長が盗作とは情けがないと元教師が言った言葉がよみがえる。
ヤイマムニ(八重山語)に「ウターイズスドゥヌシ」ということばがある。ヤマトグチに直訳すれば歌は唄う者が主ということである。当り前のことだが、当たり前が大事なのである。
折口信夫によれば歌は訴えると同根という。漢字学者の白川静によれば、神様を威嚇してまでも自分の意思を通すのが訴えるというのが語源であるという。多忙とはいえ自分の市の施政方針を他の市長の施政方針からから盗作して、訴えるというのはどう考えても間違っている。みのもんたの朝ズバでも報道されたという。ああイナムヌ。
恋は自分の声で訴えなければ愛を勝ち取る事は出来ない。政治もトゥバラーマも同根なのである。
石垣市長よこれ以上恥をさらすな。