田中さんの声が響き渡る朝のセリ風景。9時すぎのセリ場は、獲れた魚を水揚げする海人、仲買人さんたち、獲れたての魚の輸送の手配をする運送会社の方々など、たくさんの人でにぎわっている。
市場販売課では、水揚げ、選別、地元セリ、箱詰めなどから、加工場での作業まで行っている。漁船が戻ってきたら、すぐに対応しなくてはならないみなさんは、ゆっくりした昼休憩はない。作業の合間をみて、ぱっと食事をし、一服。その時間10分もないくらい。朝は7時半に出勤。この日はマグロのほかにもたくさんの魚が揚がり、息つく間もなく働いて、昼ごはんにありついたのは14時だった。