先祖代々語り継がれてきた「しぃさぶむに」を親子で学び受け継いでいくとの目的で、白保小学校文化部(坂東公美部長)主催で実施されてきた「しぃさぶむに会」が、二月二十一日、午前十時より白保小体育館で行われた。
今年の基調は、なじみの「むすんでひらいて」や「桃太郎」の童謡や「崖の上のポニョ」や「島人ぬ宝」等はやりの曲を白保方言にアレンジして、みんなで歌おうとの意気込みで、地区内五班のそれぞれの班から選曲して披露した。
その上、各賞には白保方言でユニークな受賞名を付けて賞品と同時に贈呈。要領よく歌唱できた「たのり賞」に一班、真面目に歌った「にーろは賞」に三班。抑揚が優れていた「みんぶり賞」に二班、調子よく歌うことができた「ぱーしゃ賞」に四班。頑張ったが今一歩の「いなむぬ賞」に五班が輝き、盛大な喝采を受けた。
講評をした白保老人会仲宗根文吉会長は、「発音や抑揚等には、不十分な面もあるが、継承者がだんだん少なくなるという危機にあって、さぶむにを残そうと頑張っているPTAの皆さんに感心します」と述べた。また、今回のためにPTA文化部より依頼を受けて、初めて作成した「しぃさぶむにラジオ体操」が、制作者の宮良操さんより披露、解説をされた。また、白保に伝わる民話の方言での読み聞かせも行われ、白保地区内で活動を展開しているふくぎの会々員の金嶺作さんと金嶺光江さんの読み聞かせも披露された。
白保節で幕開けした今年のしぃさぶむに会。最後は、参加者全員によるミルク節で大好評の内に終幕した