いしがきブランディング・プロジェクトでは、20代~30代の働く女性をターゲットとする小田急百貨店新宿店2Fのサンドリーズアレーのスウィングスペースにて平成22年1月2日から12日までの11日間にわたって「イシガキスパイスマーケット」を開催しました。 目的は「石垣島」の地域交流です。 そのための手段として「石垣スパイスマーケット」と題して、石垣島在の中小企業の商品をセレクト。
11日間という長丁場のなか、出店事業者も参加して商品を販売。当初売り上げ目標は280万円(@26万円/日)。結果は299万円とわずかですが目標を超える売上を達成しました。
総括
初売りから11日間のイベント開催という石垣島としても初めての試み。 売場の作りこみはまだまだ課題が山積みですが、ウィンドーディスプレイ作成、ショップ紹介カード等の統一、植栽・島の民芸品による演出によって、来場するお客様へ少しは石垣島を伝えることができたと思います。来場者からは「ここだけ温かい感じがする」、「雰囲気が違う!」との声をいただきました。
売上目標クリアは大変重要であり結果を残すことができたと思います。また、スパイスマーケット全体もそうですが、各事業所ごとにもビジネスマッチングがうまれ、販路開拓に大きく貢献できました。(実際に商談成立も数件あり)。
今回ははじめての実施ということもあり、多事業所、多品目での開催でしたが、今後はTPOに合わせてより絞り込んだ商品選定のもと挑むことが大事だと思いました。これまでの物産展との違いを強力にアピールしていく必要があります。これからも石垣スパイスマーケットにご注目ください。
続いて、2月6日(土)には「石垣島ライフスタイルフォーラム2010」を開催しました。ブランディング・プロジェクト事業の1年の総括として今年で3回目。今回はシンポジウムに趣をおいて商工会ホールで実施しました。基調講演は2本立てで、「アトム通貨(地域通貨)を通した地域ブランド作りのすすめ」‥講師安井潤一郎氏(前衆議院議員早稲田商店街相談役)と「沖縄観光の現状と展望~石垣への期待~」‥講師下地芳郎氏(沖縄県観光商工部観光振興課長)をお招きして、島の活性化へのヒントと情熱を頂きました。
基調講演の後は、「島を活かして島に生きる」と題してシンポジウムを開催して、島の未来について5名のパネリストから意見を頂きました。いしがきブランディング・プロジェクトとしての次年度以降の方向性も「国際化」「地域通貨の取り組み」「文化芸能の発信」と絞り込まれてきました。
最後になりますが、今回で「いしがきブランディング・プロジェクト通信」も最終回となりました。1年間でしたが読んでいただいた方に感謝いたします。また、こういうチャンスを与えてくれた南山舎スタッフの方々へも深くお礼申しあげます。「ありがとうございました」。
いしがきブランディング・プロジェクトは「経済発展」と「環境保全」を両立!を目指してこれからもさまざまな取り組みにチャレンジしていきます。
具体的には島にフクギの木を植えるツアー「ハッピーエイト」、島ブランドを発信する「石垣スパイスマーケット」をはじめ地域通貨や、海外販路開拓、ICカードを活用したカード事