「ムッサハー!ゆらてぃくゆらてぃく踊り遊ば」の合い言葉の下に第五回目のゆらてぃく祭りが、十一月二十九日に白保公民館屋外ステージで開かれた。第五回を数える祭りは、産業共進会も兼ねての開催。午前九時過ぎからのオープニングセレモニーではビッチントー旗頭の入場で幕開けした。続いてゆらてぃく憲章が高らかに朗読された。
七条からなる骨太のゆらてぃく憲章は、ゆらてぃく祭りに具現化され、集約されていると見た。産業共進会での畜産農家やキビ作農家の表彰は、憲章の「村を支える地場産業を育成」に位置づけられ、憲章の「白保の文化を守り、未来につなげます」は、祭りの芸能の部で様々なジャンルの芸が披露され、この日の演目は、二十一種目にも及んだ。憲章の「地域の教育力を高め、次世代を担うたくましい子どもを育てます」は、童話お話意見発表での子どもたちのしっかりした自己表現と主張。そして、舞台に花を添えた白保キッズダンサーズのはじけるような演技に「ゆらてぃくの心で団結し、平和で、安全な世界に誇れる白保村を作ります」を実感する。
憲章の「スポーツや健康作りに励み、心と健やかな長寿の村を作ります」には、陸上王国白保の面目躍如が含意し、各世代の活躍が著しい。
最近の少年野球チームの頑張りや小学校陸上大会での顕著な活躍。少年少女闘球ドッチボール大会での昨年六年女子優勝、今年五年男女アベック優勝と、活躍が目立っている。今後とも「さぶっ子」の頑張りが楽しみである。