幸運のウェルカメ

幸運のウェルカメ

亀との出会い

先月に続いて、私とミラクルな出会いをした「迷い亀Coポンタ」の話である。あれから二ヶ月以上も経つのに、それほど大きくもならず、庭のセンダン木の下の亀ハウスで、土に潜ったり泳いだりと元気にすごしている。
 しかし、この小さなスッポンが、どうような経緯でコンビニへ入ってきたのだろうか? ただ単に、誰かの落し物!? いや!! きっと小さなスッポンの大冒険で、隣の川から一匹で、車にも轢かれず、首をながーく挙げ、大きな道路を渡って店内まで来たのだ、と想像を膨らませながら、娘三人と友人ひとりに、かわいい亀の写真付きメールを送った。「とっても小さなスッポンを捕まえました。では、問題です。何処で捕まえたのでしょうか? (1)田んぼ、(2)メイクマン、(3)川、(4)Cocoストア」。すぐに返事がきた。まず三女の答えである。昨夜の騒動ですでに知っているのに、知らぬ振りをして、「奇跡的に(4)Cocoストア」と答えてきたのは如何にも彼女らしい。次は二女。私の性格、お見通しと見え、自信満々、「(4)Cocoストアでしょ!!」ときた。つい嬉しくて、「ピンポーン、さすがゆーちゃん!!」とメールを返した。長女からの「(3)川」との返事も私の予想通りの答えだった。ところが、友人の答えは違った。「亀は英語でタートルなので、田んぼで捕る、という事で田ー捕る、だから答えは、(1)田んぼ」というのだ。さすが日頃からまじめで、博識家の彼は、私の一見ふざけたような問題にも真剣に考え、応答してくれたのだが、答えはやっぱり奇跡的に(4)Cocoストアなのだ。
 先日も、運動不足解消がてら歩いていて、ふと側溝を覗くとなんと、またまた小さなミズ亀を発見! 私はご機嫌、ウェルカメ、ウェルカメ。二匹とも亀ハウスの中で元気いっぱい生きている。
 スッポンが三、四日泥の中に引きこもり、顔を出さない時は心配になるが、元気に泳いでいる姿を見ると、とてもかわいい。
 あっという間の一年でした。私のつたない話を読んでくれてありがとう。亀が幸せを運んでくる事を願い、皆様のご多幸をお祈りしたい。

松本 大

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