島でサンシン体験をしよう!


八重山のサンシン専門店にてサンシン販売価格は約4万円前後からあり、価格の違いは胴体に使われる「皮」と「棹」の素材などで決まる。購入時の付属品として「爪・ウマ・予備の弦・布製の袋」が付く。購入の際は、予算などをハッキリ伝えて、見合う分がなければ後から送ってもくれて、しかも購入後のメンテナンスもやってくれる。まずは、ならんでいるサンシンを自ら鳴らして気に入った音を探してみよう!
 

ワンポイント その1

胴体に張られる皮は、ナイロン素材にニシキヘビの柄がプリントされた人工的な皮。これは、人工皮なためメンテナンスの必要は殆どない。但し、音は金属音のようにやや高め。天然素材の蛇皮は、本物のニシキヘビの皮を張ったもので、三弦のどの音をとっても伸びのある柔らかい音が特長で本物の風格。但し、本土との気温や湿度の違いでメンテナンスが必要。乾燥には特に要注意。

 

ワンポイント その2

棹は一般的に、ユシ・カリン・クワなど硬めの材質が使われている。最高級品とされる、八重山産の黒木(特に黒い心材部分のみで作られたもの)は、希少価値もあり数十万円で販売されている。棹の色は黒い漆塗や木目がキレイに見えるスンチー塗りも人気。
 

ワンポイント その3

あると便利なモノに、初心者には必需品で調弦のために使う調子笛(E)かチューナー(三味線用は本土の楽器店でも手に入る)。それと、持ち運びや保管に便利なハードケース・ショルダーケースはほとんど別途購入になるけど必要。
 

ワンポイント その4

専用楽譜の「工工四(クンクンシ)」は、民謡や沖縄ポップス系、入門用の教本なども石垣市内の書店で取り揃えてある。特に八重山民謡の工工四は、同じ民謡でも流派(現在は4団体ある)によって音や唄い方、歌詞などが異なる点もある。
 

三線を弾いてみよう!

三線で「涙そうそう」や「島人ぬ宝」をさらりと弾けたらかっこいいのになぁ・・・と思ったことはありませんか? せっかく八重山に来たんだから、この機会に挑戦してみては? 八重山では誰でも気軽に三線を体験できる場所が何ヵ所かあります。三線を持っていなくても大丈夫! 貸してくれるし、わずか1時間程度で簡単な課題曲が弾けるようになる人が多いそう。島唄を生で聴けるのもいいけれど、実際に体験できるのがやっぱり旅の醍醐味!