嵩西洋子の八重山のハーブ

11月のハーブ「ツルソバ」

秋から冬にかけて 野山を彩る

 

 
ツルソバ
分類:タデ科 / イヌタデ属
学名Persicaria chinensis(L.) H. Gross
期待される効果:便秘解消
八重山での呼び名:スナー(石垣島)、スンガル(与那国島)
 
*秋には米粒ほどの小さな白い花が咲き、エキゾチックな甘い香りを漂わせる。
 
*花の後に黒い種がつく。
 
*根が強く、広がりやすい。

*黒く熟れた小粒の実は甘酸っぱい。

*赤くなった若い茎も同じように酸味がある。

*シュウ酸を多く含む。
 

 
 
《料理などに使うなら…》

◇若葉を使ってサラダ、スープなどに。
 ↓ツルソバのほか、ハナニラ、ピパーチなども一緒に入れてハーブ鍋にする。
 

  
 
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文・イラスト・写真・料理レシピ/嵩西洋子

※掲載内容の無断転載、転用を禁じます。

さらに詳しいハーブの情報や、レシピもふんだんに掲載され、ハーブにまつわるエッセイなど、八重山のハーブの世界が存分に味わえる内容となっています!!↓↓↓

10月のハーブ「ハマゴウ」

秋に盛んに実をつける 良質のスパイス

 

 
ハマゴウ
分類:クマツヅラ科 / ハマゴウ属
学名Vitex trifolia subsp. litoralis Steenis
期待される効果:頭痛、関節炎、中耳炎、クラゲやハブの解毒作用、虫刺され
八重山での呼び名:ンダブ(与那国島)
 
*乾燥した実を煎じて、痛みや熱などに薬として用いる。
 
*葉と実を煎じて、浴湯に入れて皮膚病に用いる。
 
*葉の汁はクラゲやハブなどの解毒剤に。

*葉と未熟果を泡盛(またはエタノール)に漬けたチンキ剤を虫刺されに用いる。
 
   ハマゴウの群落

 
 
《料理などに使うなら…》

◇実は香り、辛み、苦みがあるので良質なスパイスになる。
 黒く熟しかけたのを用いる。
 フライパンで炒り、使うつど粉にする。
 

  
 
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9月のハーブ「アオノクマタケラン」

与那国島の旧盆のお供え物に

 

 
アオノクマタケラン
分類:ショウガ科 / ハナミョウガ属
学名Alpinia intermediaGagnep.
期待される効果:消化促進
八重山での呼び名:ダマサンニン(与那国島)
 
*旧盆のこの時期に、林の中で赤い小さな実をつけているのを見かけます。
 実の大きさは直径1センチほど。
 
*与那国島に今も伝わる供え物です。
真っ赤に色づいたサンゴジュやダマサンニン(アオノクマタケラン)、ダマンニン(山ミカン)、バンジロウなど、果物や木の実など、旧盆のときに仏壇に供える習わしが今も伝わります。
 
*無毛でやわらかな葉はゲットウに似た香りがあります。
 
*花弁には白地に紅色の2本の筋が入っています。

 
 
《料理に使うなら…》

◇花弁をティーやサラダに
◇果実は健胃薬になります
◇果実を粉にしてカレー等の香辛料にします
◇若い根茎はショウガのように使います
◇花のつぼみはピクルスに
 

 
 
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                      南山舎より発刊 現在、制作中

8月のハーブ「ピパーチ」

八重山古来のコショウ

 

 
ヒハツモドキ
分類:コショウ科 / コショウ属
学名Piper retrofractumVahl
期待される効果:冷え、関節の痛み、腰痛、胃痛、腹痛緩和
八重山での呼び名:ピパージィ(石垣島)、チバティ(与那国島)
 

 
*1〜2月は気温が低いため開花しないので、実をつけません。
気温があがる6月頃から実をつけはじめ、その実は翌3月まで収穫できます。
 
*八重山の伝統的な用い方・・・島酒に乾燥実を浸けます。血の流れをよくすることから、冷えや関節の痛み、腰痛、胃痛、腹痛などに服用します。

あわせてコチラもお読みください↓
やいまニュース > 「石垣島産有機栽培ピパーチ配合の生醤油が商品化」

 
 
《料理に使うなら…》

◇ピパーチの葉を炒め物や天ぷらに
◇枝葉を煮込みに
◇実をスパイスに
◇使い方は部位や加工法によって多様

 

 
 
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7月のハーブ「ヘチマ・トウガン」

まさに夏バテ防止の薬

 

 
(手前・ヘチマ、奥・トウガン)

ヘチマ
分類:ウリ科 / ヘチマ属
学名Luffa cylindrica(L.) M.Roem.
期待される効果:利尿作用、鉄分補給
八重山での呼び名:ナーベーラー(石垣島・与那国島)
 
トウガン
分類:ウリ科 / トウガン属
学名Benincasa hispida(Thunb.) Cogn.
期待される効果:利尿作用
八重山での呼び名:シブイ(石垣島)チブイ(与那国島)
 
 
*どちらも昔から沖縄全般で栽培されている、身近な野菜です。
 
*トウガンは利尿作用があることなどから、薬膳料理に用いられます。
 
*ヘチマの実にはビタミンB6やビタミンKがいっぱい含まれています。
 
 
《料理に使うなら…》

◇汁物に・・・ドゥージル(野菜から出てくる汁)をいかして!
 ※下の写真はチブイドゥジルンブシ
◇煮物に
◇トウガンは和え物にも
◇ヘチマの種子は鉄分補給剤になります
 

 
 
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6月のハーブ「シソ」

抗菌効果が高く、今の季節にぴったり

分類:シソ科/ シソ属
学名Perilla frutescens var. crispa (Thunb.) H.Deane
期待される効果:抗菌、防腐、神経痛
八重山での呼び名:シーソー(石垣島)、シィシィヌハ(与那国島)

*シソは赤ジソ系と青ジソ系に大別されます。
*八重山では古くから赤シソが栽培されてきましたが、赤シソは日照りでも逞しく成長し、その分香り高くなります。
こぼれ種で自然に翌年も発芽します。

*赤シソの収穫期は5~9月です。

*赤シソにはアントシアニン(眼精疲労や眼病予防によいといわれるポリフェノールの一種)が含まれています。
*ほかにも、殺菌、防腐作用があるので、食中毒の毒消しに用います。
*抗酸化作用や免疫力強化の働きもあり、栄養価が高くビタミン、ミネラルも豊富です。
 
 
《料理に使うなら…》

◇天ぷらに
◇豚肉と一緒に炊き込みご飯に
◇シソジュースに
◇カツオの魚汁に

(↓写真は「シィシィヌハ入りカツイユチル(カツオの魚汁)」)

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5月のハーブ「マツリカ」

沖縄の生活文化に欠かせない存在

分類:モクセイ科/ ソケイ属
学名Jasminum sambac (L.)Aiton
期待される効果:鎮静、脂肪吸収抑制、アンチエイジング
八重山での呼び名:ムルク(石垣島)

マツリカは日没から開き始め、月明かりの中で満開になり、翌朝には散っていく一日花です。
5~8月の間、花を咲かせます。

緑茶にマツリカの花の香りをうつした「さんぴん茶」は、昔から沖縄の生活文化に欠かせない存在です。
毎朝仏壇に供えるのに用いたり、食卓に急須ごと置いて家族みんなで飲みます。
殺菌効果があることから、目のかゆみをお茶で洗い、のどの痛みにはお茶でうがいをし、虫歯の痛みには口に含み、赤ちゃんのオムツかぶれもお茶で洗うなど、さまざまに使いこなしてきました。

《今月のハーブをつかったレシピ》

 *ジャスミンウォーター*

ガラスボウルまたはクワズイモの葉などに1ℓほどの水を張り、摘みたてのマツリカの花を20輪ほど浮かべる。
午前の強い光を1時間当て、太陽エネルギーで香り水を作る。
※八重マツリカの香りがもっとも適している。

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文・イラスト・写真・料理レシピ/嵩西洋子

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4月のハーブ「ゲットウ」

新生活の始まりをそっと彩るゲットウ


分類:ショウガ科/ハナミョウガ属
学名Alpinia zerumbet (Pers.)B.L.Burtt & R.M.Sm.
期待される効果:防虫、忌避効果、健胃、免疫力を上げる、鎮静効果
八重山での呼び名:サミ(石垣島)、サンニン(与那国島)

新学期が始まるとゲットウ(月桃)が咲きだし、クサゼミも鳴き出します。

方言では「サンニン」「サミ」「サニン」などと呼ばれるゲットウは、
4月初めにその先端から数珠玉のようなつぼみを包んだ苞(ほう)を出します。
8月下旬から実を結びます。
また、その葉は沖縄・八重山地方では旧暦12月8日に鬼もち(ムーチー)を作る際に使うことで知られます。

熱帯から亜熱帯アジアに分布し、日本の北限は九州南部。
古い時代に台湾か中国から渡来した帰化植物です。
沖縄では原野や人家近くでも普通にみられます。
八重山では赤土流出防止作物として畑の畦(あぜ)に植栽されています。

 ショウガと同じように体を温める作用があり、種子以外にも根茎や花や葉も利用でき、私は普段の料理やティーにも用いています。

 

《今月のハーブをつかったレシピ》

 *サンニンの香り菓子と花ゼリー*

◉ 材料( 2 人分)
【花ゼリー】

ゲットウの花…………………………….カップ1
白ワイン………………………………….大さじ1
リンゴ酢………………………………….小さじ1
粉末寒天………………………………….4g
ハチミツ………………………………….大さじ1

【 香り菓子】

ゲットウの花…………………………….カップ1/2
グラニュー糖…………………………….大さじ2
白ワイン………………………………….小さじ1
リンゴ酢………………………………….小さじ1

◉ 作り方
① ゲットウの花は唇弁の黄色部分だけを外して用いる。
  花ゼリーは材料Aを混ぜ合わせ、小鍋で分量外の水1カップを加えて煮る。
  色が出たら花は引き上げ、寒天を溶かしハチミツを入れる。
② パットに①の花を下に敷き、ゆっくりゼリーを流し入れる。
③ 香り菓子は材料Bを混ぜ合わせて、すり鉢ですり合わせる。
  ステンレス鍋に移して加熱し、木ベラで転がし水分をとばす。
  すり鉢がなければ細かくみじん切りする。
④ 粗熱がとれたゼリーは冷やして切り分ける。
  器に花ゼリーを乗せ、周りに香り菓子をちりばめる。

 

文・イラスト・写真・料理レシピ/嵩西洋子

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3月のハーブ「リュウキュウコスミレ」

春の訪れを告げる可憐な花

分類:スミレ科/ スミレ属
学名Viola philippica var. pseudojaponica (Nakai) Y.S.Chen
期待される効果:風邪、気管支炎、口内炎
八重山での呼び名:クルマァティ(与那国島)

沖縄で自生するスミレの仲間では、リュウキュウコスミレのほかヤエヤマスミレなどいくつかの種類があります。
花色は白色から淡い紫、濃い紫などがあり、葉の形も多少異なりますが、
どれも長い花茎に小さく尖った距(きょ)を出して愛らしく咲きます。

リュウキュウコスミレは、石垣の隙間などではたいへん小ぶりに育っていますが、
環境を整えた肥沃な畑ではロゼット状に株を広げ、
葉の枚数は多く、肉厚で野菜のように大きく育ちます。
しかも、切り戻しで通年収穫できます。

花のシロップは風邪や気管支炎に用いることが広く知られていますし、
沖縄の民間療法では全草の煎じ液を風邪や口内炎などに用いてきました。

《今月のハーブをつかったレシピ》

 *ワイルドフラワー プチサンド*

◉ 材料(20個分)
スミレの葉……………………………….ひとつかみ
スミレの花……………………………….20 輪
カブ…………………………………….80g
アボカド…………………………………1個
鶏ささみ…………………………………2本
ヒハツモドキ塩…………………………….小さじ1
塩麹ソース……………………………….大さじ1
プレーンヨーグルト…………………………大さじ1
塩(スミレの葉をゆがく)…………………….適量
*季節のハーブ
(タンポポ、紫カタバミ、ナスタチウム、リュウキュウヨモギ、ウイキョウ、ボタンボウフウなど)
………………………………………..適量
バラソース
バラジャム、リンゴ酢、オリーブオイル、白ワイン
………………………………………..各小さじ2

◉ 作り方
① スミレの葉を軽くゆがき水気を絞る。
 時間が長いと葉のぬめりが出るので色が変わると湯から引き上げ冷水で流すとよい。
② カブは皮をむき薄めにスライスして塩麹ソースとプレーンヨーグルトに15分漬けておく。
 味がなじんだ後は漬けだれを水で洗い、冷水を通して水気を切る。
③ 鶏ささみは筋を取り、ヒハツモドキ塩をなじませ、フライパンで蒸し煮をしておく。
④ ボウルにアボカドを粗みじん切りにして入れる。
 ①と③を適当な大きさにして入れ、すべてを混ぜ合わせる。
⑤ ②にスミレの花を先に置いて具をはさむ。
 器に季節のハーブやエディブルフラワー(食用花)などをあしらいプチサンドをおく。
 バラソースの材料をよく混ぜて具にかける。

文・イラスト・写真・料理レシピ/嵩西洋子

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2月のハーブ「コウシンバラ」

八重山在来のオールドローズ


●コウシンバラ・イラスト

分類:バラ科/ バラ属
学名Rosa chinensis Jacq.
期待される効果:ストレス緩和、更年期症状緩和
八重山での呼び名:トーヌメー、トーシィメー

コウシンバラは関東から八重山まで露地栽培ができ、観賞用として普及しています。
八重山では古くから栽培され、かつては中国由来を意味する「トーヌメー」と呼ばれたと、八重山植物方言の文献に記されています。
コウシンバラの名は庚申からきており、60日ごとに咲く四季咲き性で、花弁が内側に巻く剣弁(けんべん)の高芯(こうしん)型です。
モダンローズ(現代バラ)の交配親として重要な役割を果たしたバラであり、古い時代に中国からヨーロッパへ渡り、バラ進化に大きく貢献した4つの品種の一つでもあります。

コウシンバラのようなオールドローズは比較的丈夫なこともあり、農薬などを使わずに栽培ができるので、食や薬に安心して用いることができます。

11〜4月ごろの収穫期になるとほんのり甘く、エディブルフラワー(食用花)として野菜と同じように用いることができます。夏場は苦くなります。

そのままサラダで食べるほか、ハーブティーで、また、ジャムにしたり、クッキーに練り込んだりします。
ローションにしたり、香りを活かしてポプリにするなど、多様に活用できます。

 

《今月のハーブをつかったレシピ》

 *バラの花粥*

◉ 材料( 5 人分)
発芽玄米…………………………………100g
島産粟……………………………………60g
食用バラの花……………………………30 輪
リンゴ……………………………………1個(250g)
ハーブソルト……………………………小さじ1
タイム……………………………………1枝
チャービル………………………………適宜

◉ 作り方
①  発芽玄米と粟を洗米して米の10倍の水を足して粥を炊く。
②  ①の粥が半煮えの状態で、リンゴを2㎝角切りにして加える。
③  ②のリンゴがあめ色に変わり、とろりとした状態で火を弱める。
④  バラの花びらの水気をきり、③に加え、ヘラで軽く混ぜて仕上げる。
⑤  器に④を入れる。上にタイムとチャービルの葉を散らして仕上げる。

 

文・イラスト・写真・料理レシピ/嵩西洋子

※掲載内容の無断転載、転用を禁じます。

さらに詳しいハーブの情報や、レシピもふんだんに掲載され、ハーブにまつわるエッセイなど、八重山のハーブの世界が存分に味わえる内容となっています!!↓↓↓

                      南山舎より発刊 現在、制作中

はじめまして

皆様こんにちは、石垣島でハーブを栽培している嵩西洋子といいます。

私は八重山諸島の与那国島出身ですが、私の幼いころ、与那国島では周囲にある野草をケガや病の治療に用いることは決して珍しいことではありませんでした。また、どの家でも野草を野菜のように当たり前に食べていました。

今の日本では農家作物が流通していますが、本来、庭や野原、浜辺など私たちのまわりには健康的な食材が豊富にあるのです。
現代のように気軽に病院へ行けなかった時代には、身近な植物を目的に合わせて上手に使い、薬効は各家庭で伝えられてきました。子どもの虫下しには海からのミネラル豊富なカイニンソウを煎じたり、ウイキョウは咳止めに、グンナ(ボタンボウフウ)は関節の痛みになど、先人の知恵は素晴らしく、家族の健康を守ってきました。このような文化を大切に伝えていきたいと思っています。

また、身近な花やハーブが皆様の日々の暮らしの中に楽しく活かされることを願い、現在、『八重山のハーブ』と題した著書をまとめている最中です。

このブログでは、季節ごとにその時期のハーブを紹介したり、折々に感じたことなどを綴っていけたらと思います。

 

嵩西 洋子(たけにし・ようこ)プロフィール

与那国島生まれ。
農業生産法人株式会社 石垣島胡椒園 代表取締役
ハーブ指導者養成校 石垣島ハーブスクール 代表

 

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