十六日祭 崎枝家のお昼ごはん

十六日祭 崎枝家のお昼ごはん
十六日祭 崎枝家のお昼ごはん
十六日祭 崎枝家のお昼ごはん
十六日祭 崎枝家のお昼ごはん
十六日祭 崎枝家のお昼ごはん
十六日祭 崎枝家のお昼ごはん
十六日祭 崎枝家のお昼ごはん
十六日祭 崎枝家のお昼ごはん

2月7日、旧暦一月十六日のこの日はあの世のお正月を祝う十六日祭。八重山では、学校も午後からは休みになり、家族そろってお墓に出かけ先祖供養をする。この日は小雨がぱらつく肌寒いお天気だったが、崎枝家は12時頃お墓へ。
 ごちそうと酒、花を供えて線香をあげ手を合わせ、ウチカビを燃やしてから、親族そろって食事をした。多くのお宅の十六日祭でかかせないのがソーギナー。和名はフダンソウ。豚肉かシーチキンなどと炒めて煮たものが作られる。時期がちょうど合うため、十六日祭といえばこれという定番の料理。いつもこの日に料理を作るのはばあちゃんの好さん。現在はきいやま商店を営んでいるため、すべては作りきれなくオードブルも頼むが、商店を始める前までは大量のごちそうをすべて作っていたという。
 那覇に住んでいる崎枝孫奉さんはこの日に合わせて帰郷。「毎年、十六日祭かお盆には必ず帰ってくるよ」と話す。崎枝家の孫の『きいやま商店』の3人はライブがあるため那覇に行っていて参加できなかったが、数日前にお墓を掃除しに訪れた。
 例年は多くのお墓で三線を弾いていたりと賑やかに行われる十六日祭だが、この日は家で仏壇の前で食事をして供養をした家庭も多かった。毎年、多くのお墓が集まる墓地周辺はなにかのイベントでもしているかのような渋滞も見られるが、今年はそこまでではなかった。
 あいにくの天気で、お墓で過ごす時間は長くなかったが、場所を家に移し、飲んだり食べたりが続く。女性たちは実家にも顔を出したりと忙しそうだった。

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