やいまーる外電

「きいやま農園ライブ キャンペーンTOUR」in 大阪

きいやま農園ライブ キャンペーンTOUR 大阪公演
〜 石垣島でフェスをします! 〜
日時:2019年9月8日(日) 17時半~
会場:梅田Shangri-La(大阪市)

 
 
来る11月16日(土)、石垣島の南ぬ浜町緑地公園・特設ステージで、「きいやま農園ライブ」が3年ぶりに開催される。
それに先駆け、農園ライブのキャンペーン・ツアーが、東京、名古屋、大阪、沖縄本島の4カ所で行われている。
内地でのライブはこの日の大阪が最後だった。
 

 
会場入口には、グッズ販売コーナー。
農園ライブ勧誘メッセージがプリントされたTシャツ、「農園ライブ」チケットやチケットホルダーなどが販売されていた。
購入者は握手券を入手できるため、多くのファンが買い求めていた。
 

 
八重山民謡「月ぬ美しゃ」で始まるオープニングからしばらくは、アップテンポの曲で盛り上がる。
 
子どもたちに人気の曲も織り交ぜられている構成に、老若男女幅広い年齢層の人たちを笑顔にしたい彼らの思いが感じられた。
会場はオールスタンディングで、小さい子どもが見やすいキッズコーナーも設けられていた。
 

(画像提供 有限会社 フライング・ハイ)

 
しばらく盛り上がる曲が続いた後は、恒例の自己紹介、そしてまた演奏。
MC中も観客たちの笑いが絶えない。
きいやまメンバーは観客を見て「笑顔が多い」と言うが、彼ら自身もまたこのライブを心底楽しみながらやっているのが伝わってきた。

ステージと観客フロアが近く、彼らの笑顔を間近で見られるのもライブハウスならではの良さだ。

(画像提供 有限会社 フライング・ハイ)

 
今回のツアーは、ドラムにモンゴル800のさっしー(高里悟)、べースに元スカイメイツのこーずー(フクモト コズエ)が参加し、バンドスタイルで音に厚みがあった。
 
石垣島での農園ライブには、きいやまメンバーが各自所属しているバンドが一堂に揃う。
 
リョーサ: 八重山モンキー
だいちゃん: BEE!BANG!BOO!
マスト: ノーズウォーターズ
 
この日はそれぞれのバンドの曲も1曲ずつ演奏され、農園ライブのプロモーション・ライブらしい演出だった。
 

(画像提供 有限会社 フライング・ハイ)

 
会場は笑顔と熱気に溢れ、終盤はさらにヒートアップ。
アンコールでは、今回のツアーTシャツに着替えた5人が登場。
少しクールダウンしながら、「さよならの夏」で締めくくられた。 
 
終演後、ステージの幕が閉まりフロアの照明も灯され、会場には「カーーニバレ」が流れた。
退場の順番待ちと、握手会へ参加する人達が待機している会場からは、曲にあわせて「カーーニバレ」を歌う声も聞こえた。
 
観客は皆、ご機嫌な気分になれた一夜だったことだろう。
 

(画像提供 有限会社 フライング・ハイ)

 

ライブ中、農園ライブ以外に控えている今後の内地でのイベント予定もいくつか紹介された。
 
■9月22日(日) 「きいやま商店大爆笑劇場2019 in 横浜」
 大阪公演とはネタを変えてくるらしいので、また新たな彼らの一面が見られるかもしれない!
 昼・夜2部予定されているが、昼の部はすでに完売とのごと。
 (翌日は、東京での「琉球フェスティバル」に出演)
 
■11月16日(土) 「きいやま農園ライブ 2019」

 10月14日 (月祝) には、沖縄本島で農園ライブキャンペーン・ツアー・ファイナル
 
■【Calmera✕きいやま商店】チャンスdeカーー二バレTOUR 2019
 11月19日(火) 大阪
 11月20日(水) 名古屋
 11月22日(金) 東京
 
 
「きいやま農園ライブ」は、定員5,000名。
3年前はソールドアウトだったそうだ。
今年も八重山郡内外から多くの人たちが集い、笑い、歌い、踊るのだろう。
どんな一夜になるのか、参加する人々にとっては楽しみで仕方ないに違いない。

「海人三郎」 西野嘉憲 写真展 11日まで(大阪)

西野嘉憲 写真展「海人三郎」
会期:2019年9月5日(木)~11日(水) 10時~18時
   (最終日は15時まで)
会場:キヤノンギャラリー大阪(大阪市)

  https://cweb.canon.jp/gallery/archive/nishino-mariner/index.html
 
 
 
大阪生まれで2005年に石垣島に移住して活動している写真家・西野嘉憲さんの写真展「海人三郎(うみんちゅさぶろう)」の大阪展が、銀座展に続いて現在開催中だ。
今回のテーマはタイトル通り、石垣島の漁師・海人三郎さんを撮り続けた16年間での代表作で、映像コーナーもある。
 
7日(土)の午後にはトークギャラリーが開催された。
 
西野さん、ゲストのアートディレクター・三村漢さん、そして石垣島から海人三郎さんご本人もやってきて、豪華メンバーによる1時間となった。
 

 
まずは、西野さん、三郎さんによる映像の紹介から始まった。
三郎さんが6mの銛を使って巧みに漁をする姿などがあった。
追い込み漁の様子も映された。
漁場の海は透明度が高いので三郎さんは潜水して漁を行い、この方法で獲れる時は2トンほどになることもあるという。
 
銛での漁の時は、銛と三郎さんの身体をばねにして、魚の頭・エラより前方を突く。
沖縄の銛は返しがついていないのが特徴で、魚が暴れても抜けないように、グイっと奥まで銛を押し込むのだそうだ。
また、血で魚の身が染まらないように、三郎さんは突きながら絞めるのだそうだ。
三郎さんは、素潜りの場合と、タンクとレギュレーターをつけて深いところにも潜るという話もあった。
 
西野さんによると、マンタは好奇心旺盛。
カメラが一番大きい人に寄ってくるという面白エピソードに、会場からも笑いが漏れる。
 

 
 
次に、今回の写真の展示レイアウトを手掛けたアートディレクター・三村漢さんも参加して、3人で写真の紹介のトークとなる。
 
三村さんの父親は星野道夫など多くの写真集を手がける三村淳さんで、今回は写真集が淳さん、展示が漢さんと、親子で西野さんの写真に関わったのだそうだ。
 
三村さんの司会で、さらにトークが続いて行く。
西野さんと三郎さんの出会いは16年ほど。 
海人をテーマに20年くらい前から写真を撮り始めた西野さんは、5年目くらいに三郎さんの門をたたいた。
はじめの頃は西野さんが泳ぐと魚が逃げると、三郎さんによく怒られたのだそうだ。
カメラの技術のみならず、潜水技術、魚の動きなども研鑽を積んでいった。
三郎さんにはたくさんの指導を受けたという。
「レジャーのダイビングとは、全く違う。命の危険もある」と、西野さんと三郎さん。
「今はあうんの呼吸。だからこういう写真が撮れた」と、今では三郎さんは西野さんにすっかり信頼を置いている様子がうかがえた。
 

 
 
三郎さん自身は、小学校高学年から漁の体験を始めたのだそうだ。
当時はゴーグルだけで、それが漁のスタイルの基本にあるのだそうだ。
現在65歳。
自分のペースにあわせて、できれば80歳くらいまで漁をやりたいと、三郎さんは抱負を語った。
  
三村さんからは、組み写真の構成や、会場全体のレイアウトなどについてのコンセプトが紹介された。
例えば、組み写真だと、色の配列に気を配った。
海の写真は青が多くなるので赤や黄色などの色味の写真でアクセントをつけたり、視点に変化があるような配列でメリハリのある展示を心掛けたりしたそうだ。
 

 
三郎さんの漁や、それに追従して撮影する西野さんはまた、潜水病の恐ろしさについても「死と隣り合わせの危険性」だと触れた。
三村さんが「泡より先に上がってはいけないと聞く」と応えると、三郎さんは「自分でさえ陸に上がって6時間以上経ってから初期症状を経験することがある」と語った。
 
会場に展示された素晴らしい写真の一枚一枚は、モデル、写真家、アートディレクターそれぞれが、様々な努力や配慮をした結晶としてここにあるのだと、しみじみ感じた時間だった。
 
 

 
ギャラリートーク終了後には、会場で販売されていた西野さんの最新の写真集『海人』を買い、出演者にサインを求める人々が列をなした。
今夏発売され、今回の作品も掲載されている。
 
会場には海の生き物のオリジナルガチャマシンもあった。
会場限定で、銛と大きな魚を抱える三郎さんのストラップもまざっている。
写真集購入者にはこれがもれなく特典としてついてくる。
また、写真集の消費税もサービスとなっているので、購入するなら会期中がお得だ。
 
大阪展は11日(水)まで(最終日は15時と終了時間が早くなっているので注意)。
みなさんも会場に足を運んでみたり、写真集を手に取ってみたりしてはいかがだろうか?
 
 
【お知らせ】
弊社発行の「月刊やいま」2019年9月号に、今回取材した西野さんの写真集や書籍についての記事があります。
 
32ページ「資料こぼればなし」 文:八重山資料研究会 山根頼子さん

京都でやちむん館の民具ワークショップ開催

あまたの展示会「石垣島やちむん館工房 南風(ぱいかじ)PART5」
会期:2019年8月12日(月)~25日(日)
   ワークショップ:24日、25日午後
会場:MOTTAINAI クラフトあまた(京都府京都市)

 
 

沖縄のやちむん(焼物)など民芸品を扱う、MOTTAINAI クラフトあまたにて、石垣島のやちむん館の商品展示販売が開催された。
場所は東山五条界隈で、清水寺や三十三間堂、京都国立博物館などにも散策できる距離だ。
築90年の町屋を改築した店内に足を踏み入れると、様々な民芸品や手仕事の品が出迎えてくれた。
多種様々なやちむん館の商品も所狭しと展示されていた。



 
 
24日(金)、25日(土)の午後には、やちむん館 館長 池原美智子さんによる、月桃のコースター作りのワークショップが行われた。
筆者は大阪のデパートでの同じワークショップに一度参加しているが、上手くなるには練習を重ねることだと思い、今回再び参加した。

 
今回はいきなり月桃の素材に挑戦するのではなく、2色の紙のリボンで、予行演習をするところから始まった。
 
(池原さんによるワークショップの様子)

 
ふむふむ、なるほど。
2色の紙テープで原理や編み方を理解すると、確かに月桃での作業もやりやすそうだ。
予行演習と本番(月桃で編む)の合間に、塩せんべいで小休止。
 
そして、月桃でのコースター作りに取りかかる。
この日の参加者は7名で、みんな作るペースや質問したい箇所が違うため、池原さんは個別指導に息つく間もない様子。
楽しくおしゃべりしながら手を動かす人もいれば、黙々と取り組んでいる人もいて、皆それぞれに楽しんだり集中して時間を過ごした。
 
編み方は、袋状になるやり方なので、人によっては袋として完成させた人もいた。
また、教材は正方形のコースターが作れるように用意されているが、長めになっているので、長方形に挑戦する人もいた。
 
筆者も今回は長方形に。

余った端材も捨てずに、細く割いて細縄ないで紐にする方法も学んだ。
工業製品がない時代、人々は自然から恵みをいただいて暮らしの道具などを一つ一つ手作りをしていた。
材料はなるべく様々な物に用いて使い切る。
植物をあますところなく使う暮らしの知恵に触れることができた。