やいまーる外電

鴨川納涼2018で京都沖縄県人会が活躍!

日時:2018年8月4日(土)17:00~22:00
8月5日(日)17:00~21:00
場所:鴨川右岸 三条~四条間(京都市)

 
 
 
2年ぶりに、京都の鴨川納涼2018のイベント会場を訪れた。
今年で49回目だ。

三条大橋の東詰めから見た鴨川堤防には、先月の西日本豪雨で崩れた跡に黒い土嚢が詰まれ、まだ被害の生々しさが残っていた。

今年はその場所を避けて、30ほどの京都在住の各県人会や、京都の伝統工芸の団体、京都府の市町、河川美化団体などがブースを出していた。
筆者が訪れたのは2日目で、この日の京都は39.5度を記録したらしい。
そんな暑さにも負けず、今年も多くの人々が訪れて楽しんでいた。

京都沖縄県人会のブースは、2年前と同じ、三条側から三つ目にあった。

沖縄焼きそば、ゴーヤーチャンプルー、サーターアンダギー、オリオンビールや泡盛など、様々なウチナームンが販売されていた。

京都沖縄県人会のみなさんは、手分けして額に汗をにじませながら役割を果たしておられたが、この厳しい暑さの中、特に鉄板で調理されている会員の方々には頭が下がる思いだった。

舞台では、琉球舞踊がちょうど披露されていた。

筆者は、沖縄県人会ブース奥のイートインコーナーにお邪魔して、居合わせたみなさんたちとひと時を過ごす。

京都には県人会と連携を取りながら活動することも多い「京都沖縄ファン倶楽部」という団体もあり、内地の沖縄ファンの人達も今日は多く来場していたようだった。
唄三線を聴かせてくださった方とそのお隣の男性は、京都の方。三線の男性は、京都や大阪で三線教室をしているのだそうだ。

唄に合わせて、三板を鳴らす人、指笛を吹く人などもいて、とても楽しいひと時だった。
ブースやその近辺では、県人会だけあって、八重山の方、沖縄本島や宮古島出身の方など、沖縄県内の様々なところから京都に来て暮らしている方々のお話をうかがえた。
 
 
県人会ブースを後にして、京都染織青年団体協議会による「友禅流しファンタジー」を見に行く。

昔ながらの、染めた反物を川で洗う様子を見ることができた。
沖縄県人会ブースがある三条側から、もう片方の端の四条側まで歩いてみる。
たどり着いた頃には、日が暮れ始め、提灯や橋の向こうの南座に明かりが灯った。

この日は21時までイベントが続くようだった。
熱中症患者など出ず無事に終わることを祈りながら、会場を後にした。
 
 
 
京都沖縄県人会
 
京都沖縄ファン倶楽部

新宿エイサーまつり、雨天・台風接近のなかでの強行開催に賛否両論

 今年で17回目を迎えた「新宿エイサーまつり」(同大会委員会主催)が、7月28日土曜日に、「新宿に沖縄の風舞う」のサブタイトルのもと、新宿東口一帯で開催された。

 あいにく、この日の東京地方は台風12号接近により、終日雨で、夕方からは豪雨の予報が出されていた。そのため、同日に関東地方で予定されていた主たる野外イベントは、事前に中止が決まり、「墨田川花火大会」は翌29日に順延された。

 そんななか、「新宿エイサーまつり」実行委員会は当日午前8時に、荒天での決行を決断。同イベントは過去16回、雨による途中打ち切りこそあれ、1度も雨天中止がなかった。それ自体が奇跡のようなものだが、実行委員会はジンクスを信じて、強行開催に踏み切ったようだ。

 だが、雨のみならず、台風接近という悪条件下での決行に、多くの出場団体が異を唱えた。当初、26団体(関東22、沖縄県下4)が出場を予定していたが、辞退が相次ぎ、最終的に16団体(主催者発表)のみの参加となってしまったのだ。断腸の思いで辞退した団体も、出場を決めた団体も、思い悩んだ末の決断だったに違いない。

 雨の中での演舞となると、演者にとっては健康被害のみならず、太鼓、旗、地謡者の三線や音響装置に著しい影響を及ぼし、集中力も欠くだろう。観客にとっても、雨に濡れながら、傘を差しての観覧となると不都合極まりない。
 折しも、7月上旬には中国地方、四国地方を中心に西日本豪雨が発生し、多くの犠牲者、行方不明者、被害者を出したばかり。豪雨のなかでの開催では、事故も起こり得るし、ましてや台風が接近するとなると危険。公共交通機関が止まり、演者、観客の帰りの足への影響も出かねないのだ。

 実行委員会が決行を決めた後、東京地方では小雨が降っていた。午後0時から、オープニングアクト(空手)が披露され、午後0時半からオープニングセレモニーが開かれたが、その頃には雨はパッタリ止んだ。「ジンクスは生きていた」と言えなくもないが、その後の予報を見れば、後に豪雨となるのは明らかだった。

 オープニングセレモニーには、同時開催の「沖縄音楽フェスティバル」(新宿文化センター大ホール)に出演する、“沖縄音楽界の大御所”古謝美佐子、石垣島出身のやなわらばーが登場し、琉神の舞いとともに唄を披露。お笑い芸人のパンサー、宮川たまこも壇上に上がり、オープニングを盛り上げていた。また、ミス沖縄コバルトブルーの宮原かなさんも来場し、沖縄観光PRに努めた。


 
 
 昼の部(午後1時~4時)の演舞は、いつ雨が降ってきてもおかしくない天候のなか、スタートしたが、午後2時半頃には、ついに降雨。その後、予報通り、雨足が強くなり、強風が吹き始め、午後3時過ぎに、打ち切りとなった。これにより、新宿東口と西口で開催予定だった夜の部(午後5時~8時)は中止された。

 演舞が披露されたのは、わずか2時間ほど。多くの有力団体が出演を辞退したため、華やかさに欠け、演舞がない枠も生じ、盛り上がりに乏しいイベントとなった。

 実行委員会側には「なんとか昼の部だけでも開催したい」との思惑があったようだが、それもかなわず。来場者も例年の半分程度に激減した。台風が迫るなかでの強行開催には、毎年足を運んでいる愛好者のなかでも賛否両論が巻き起こったようだ。

 同イベントは、交通量の多い新宿通りを一時通行止めにするため、代替日の設定が難しい。今回のように、台風が接近するなかで強行開催したのでは、演者やファンから反対意見が生じるのは免れない。なかには「よく開催してくれた」との声もあったようだが、このような中途半端な開催では、楽しめた人は少ないだろう。

 このイベントは何のために行われているのか? それは実行委員会の自己満足のためではないだろう。あくまでも、この日のために練習に励んできたエイサー団体、毎年楽しみにしている観客がいてのものだろう。豪雨、強風では演者、観客の安全も担保されない。

 このようなことが起きないよう、今後は公園などに会場を移して、順延日を設けるなり、雨天の場合は新宿区内の屋内施設を使用して実施するなりの対応が必要だろう。それにしても、台風接近での開催は誉められたものではない。台風を甘く見てはいけないし、今後に課題を残した。実行委員会には、この経験を今後に生かしてほしいものだ。
 
 
 また、伊勢丹百貨店新宿店では、関連イベントとして、7月25日から30日まで、「沖縄展」を開催。我が石垣島からは、「金城かまぼこ店」「石垣の塩」などが出店し、行列ができるほどの盛況ぶりだった。

(取材・文=ミカエル・コバタ)