やいまーる外電

八重山の染織作家たちの活躍

都内で、八重山の染織作家が出品したイベントが2つ開催された。
 
●「あさがやふゆものがたり~ ぬぬぬパナパナの仲間たち~ぬぬ(布)、土鍋、器、ご飯」

会期:2017年12月1日(金)~12月22日(金)
会場:器とカフェ ひねもすのたり(東京都)
 
今年の5月に主宰・浦令子さんが亡くなったことで、今年の大阪展で一旦合同作品展の活動停止の宣言をした「ぬぬぬパナパナ(以下、ぬぬパナ)」のみなさん。
 (その時の記事 http://yaimatime.com/yaimal-gaiden/25773/)
今回は、阿佐ヶ谷にある「器とカフェ ひねもすのたり」のオーナー松原幸子さんと、ぬぬパナの東京展でランチなどを担当していた自然料理家・田町まさよさんのコラボ企画として開催された。

西表島や石垣島のぬぬパナメンバーも出品していた。

小ぢんまりとしたカフェの空間を彩る、ショールや小物。


オーナーによると、ここでは「ぬぬパナ」メンバーの個別の作品展も開催されることもあるという。
布以外の器や土鍋も、田町さんが「ぬぬパナ」のランチの際に使っていた作家の物だとお聞きした。
人と人とのご縁で、活動がつながり広がっていく様を感じた作品展だった。
 
 
●「日本民藝館展」

毎年12月に開催される、公募・展示販売展。
 
日本民藝館のwebサイトによると、
「伝統的な技術を継承して作られている手仕事の品と、
民藝の美を指針とする個人作家の品を全国から公募し、
暮らしに役立つ工芸品の発展をはかるのが目的です。」
「会期中は、入選作は予約販売(展示のため)、
準入選作は展示即売され、誰でも買い求めることができます。」
とある。( http://www.mingeikan.or.jp/events/mingeikanten.html

陶磁、染織や、木漆工、竹工、様々な植物で作られた籠、ガラス製品など、様々な分野の手工芸品が全国から集まる。
今年の出品作品数は1339点。そのうち入選は496点、準入選は400点。

その中に八重山上布の作品もあった。
石垣島の崎原克友さん(宮良)の作品だ。
「八重山上布経(たて)ずらし緯(よこ)絣六通帯地」で「奨励賞」を受賞された。
( 八重山毎日新聞「崎原さん奨励賞に輝く 日本民藝館展」
 http://www.y-mainichi.co.jp/news/32741/ )
崎原さんの作品はもう1点展示されていた。

今後のますますのご活躍を祈りたい。

琉球伝統工芸館fuzoより、八重山関連の情報

東京の銀座わしたショップの地下1階にある琉球伝統工芸館「fuzo(宝蔵/ふぞう)」に、久しぶりにふらりと立ち寄った。
「琉球びんがた展」(12月13日(水)~2018年1月31日(水))と「fuzo三線祭り」(12月2日(土)~2018年1月10日(水))が開催中だった。
 
スタッフの方に、いくつかの八重山関連の情報をいただいたので、紹介しよう。
 
1.故・外原淳氏の琉球張り子の販売

外原淳氏は、竹富島出身。那覇の首里にある飲食店「くがに屋」の先代だ。
那覇で工房星ッコロの主宰として沖縄各地の草玩具の調査・復元、オリジナル玩具の製作をしながら、1978年、「沖縄玩具伝承友の会」を発足した。
著書に「おきなわの工作」「星っころ 手づくり玩具と子どもたち」がある。
すでにお亡くなりになっていて、張り子の作品は現品限りだそうだ。(一部在庫有り)
ダートゥーダーやミルク、アンガマの面、干支の張り子人形など温かみのある手作り作品が並んでいた。

八重山に住んでいたことがあるというスタッフさんと、「作品や工房の名前から八重山の香りがしますね」と話した際に、沖縄本島の出身の人の中には「わからない、見たことがない」という人もいると聞いた。
同じ沖縄県でも、八重山の文化はまた独特であることを再確認した。
  
2.ミンサー織りのメンズ・ボディーバック

石垣島のミンサー織りの工房から、メンズ向けの新作が届いていた。
メンズ製品は少ないこともあり、店頭に並んで以来買っていく人が後を絶たないと聞いた。
色は茶・紺の2色。シンプルなデザインなので、服を選ばずに使えそうだ。
  
3.fuzo三線教室(初級)第9期 受講生募集中
2018年1月7日(日)~6月17日(日) 
日時:毎月第1、第3日曜(全12回) 11時~12時半
(三線のレンタルあり)
詳細:http://www.fuzo.jp/news/2017/12/15/584/

第3日曜日担当の講師は、岩井信幸さん。
大工哲弘に師事し、八重山民謡・琉球民謡の普及活動をしている。
  
fuzoには、常設で工工四も取り揃えており、八重山民謡の物もあった。
1階のわしたショップでは弊社の「八重山手帳」も取り扱っている。
少し足をのばせば、丸の内や東京駅のイルミネーションもまだ見ることができる。
年の瀬の寒い時期だからこそ、暖かな八重山を感じに足を運ばれてはいかがだろうか。

アイランダー2017

会期 2017年11月19日(土)~20日(日)
場所 池袋サンシャインシティ(東京都)

 
 (お詫び:
  パソコンとカメラの操作を誤って、画像消失! ショックです。
  せっかく快く撮影にご協力くださった関係者のみなさま方、申し訳ありません。
  読者のみなさんにも文字だけではわかりづらくなってしまいました。)

 
「アイランダー2017」が今年も開催され、全国各地の80を超える島々がブースを連ねた。
昨年は、石垣島と八重山諸島が参加したが、今年は与那国島が不参加で、「石垣島」と「竹富町(八重山諸島)」というブースだった。
 
今年のミス八重山は、大久奈織さん(小浜島)。
伝統的なミンサー織りの柄の衣装でピカリャーと登場し、ブースを訪れる人達と談笑していた。
 
【石垣島ブース】
昨年度の「保育士の渡航費助成」支援制度に加え、臨床心理士の移住支援も加わった。
渡航費や引っ越し準備費用の補助の制度である。
 
問い合せは以下の通り
●保育士:児童家庭課こども政策係 電話 0980-82-1704
●臨床心理士:健康福祉センター地域保健係 電話 0980-88-0088
 なお、健康福祉センターでは、移住支援制度はないが、保健師・管理栄養士の募集もなされていた。(問い合わせ:0980-88-0089)
 
【竹富町ブース】
竹富町では、昨年に引き続きIT系就業支援を行っている情報などが紹介されていた。
昨年その制度を利用して西表島に移住数か月の時にブースでお話をうかがった後藤陽介さんの姿があった。
(昨年の記事 http://yaimatime.com/yaimal-gaiden/2124/ )
昨年お目にかかった後、仕事の受注もあり生活基盤を築きつつある様子をうかがえ、頑張っておられる様子にこちらも嬉しくなった。
 
竹富町のIT就業支援による移住の問い合わせは、竹富町移住サポートセンター(070-5271-9824)まで。
 
二つのブースでは、移住等の相談以外に、特産品などの紹介コーナーもあった。
石垣島は月桃茶の試飲と月桃のデオドラントのサンプルと販売。
どちらも癒しの香りがした。
八重山諸島(竹富町)ブースでは、黒糖の試食や鳩間島の星の砂の無料配布、ピカリャーのなどグッズ販売などがなされていた。
 
画用紙で作られた60㎝ほどのエビを頭に乗せて、西表島で開催される「竹富町やまねこマラソン大会」の案内を配布している女性がいた。
大会の協賛社である株式会社ユーグレナの井上志保里さんだ。
井上さんによると、同社のグループ会社ユーグレナ竹富エビ養殖株式会社では、社員やアルバイトを募集中とのこと。
また、11月~4・5月頃まで、竹富島で同社の車海老が入った「海老そば」が食べられるのだそうだ。
鰹だしとはまた違った味を楽しめそうだ。
 
こうやって、アイランダーのブースでは、現地の方々から就業、移住に関する相談、観光などの情報を直接うかがうことができる。
ブースによっては、島の特産品の試食や買い物もできる。
アンテナショップとはまた違った形で、八重山をはじめとした国内の島々について知ることのできる場だ。
気になる方は、来年足を運ばれてはいかがだろうか。