潮平正道が描いた「絵が語る八重山の戦争」原画展、都内にて開催中


潮平正道が描いた「絵が語る八重山の戦争」原画展

会期

22022/06/15(水) 〜2022/07/18(月)
11:00 〜 19:00

会場

青猫書房(東京都北区 火曜日定休)
TEL:03-3901-4080
青猫書房ホームページ

今後の青猫書房でのイベント予定

「バトンをつなぐということ」 ~潮平正道さんのおはなしをご家族から伺う会~

日時

2022年7月2日(土)
17:00~19:00
※要申込 資料代 ¥300
 
【青猫書房の外観】
 

 
子ども向け書籍の専門店「青猫書房」(東京都・北区)では現在、「潮平正道が描いた「『絵が語る八重山の戦争』原画展」が開催されている。
 
この「絵が語る八重山の戦争」は弊社より2020年に発刊された。
潮平正道さんは石垣島に生まれ、少年の頃に経験した第二次世界大戦の自らの体験や体験者から聞いたことを鉛筆で丁寧に描いた。それが一冊にまとめられた本だ。
 
見開きの片側に潮平さんの絵、もう片頁に潮平さんの娘の久原道代さんらご家族が潮平さんの体験を聞き取った解説文がやさしい文体で書かれている。
 

 
潮平さんは2021年の春に88歳で亡くなられたが、その20年以上前からこうした戦争の記憶の絵を描き始められたという。
その原画を見ていると、少年時代の記憶をここまで再現できるほどに、八重山での戦争の記憶は潮平さんの心に大きく深く刻み込まれていたのだろうと想像する。
 

 

 
原画だけでなく、潮平さんが描いた現地に赴き当時を語ってくださる動画も見ることができる。
この動画は石垣市が島の子どもの平和教育用に作ったものなので、普段見る機会のない貴重な物だ。
ただし会場はレンタル・イベントスペースも兼ねており、日によっては他のテーマ開催イベントが開催されていることもあり、展示は見られても動画の音声オフになり、イベント内容によっては展示も見るのがはばかられる場合もあるという。
じっくり展示をご覧になりたい方は、事前にホームページを確認いただくか、お店に可能な日を問い合わせてみるのが確実だ。
 

 
店長の岩瀬惠子さんに、本展開催のきっかけをうかがった。
「子どもと、大人になった子供のための本屋」として青猫書房をオープンさせたのが2014年11月。
 
書籍の常設スペースには限りがあるため、これまでも8月に戦争、3月には東日本大震災の特集など常設の本とは別に、季節や時期に応じたテーマの本のコーナーを作ったりイベントをされたりしてきた。
 
沖縄戦に関することもいつかやりたいと思っておられたところ、去年6月、縁あって初めて沖縄をテーマに企画展を行い、さらにそのご縁から潮平さんの本を発刊した弊社や原画を保管されている娘さんともつながり、今年は潮平さんの原画展を開催することとなったのだそうだ。
 
【青猫書房の書籍コーナー】
 

 
冒頭にてお知らせしたように、7月2日17時~、娘・久原道代さんによるトークイベントの開催が予定されている。

八重山の戦争の視覚的記録資料はあまりないと聞く。
筆者がお店にいた短い時間の間にも来場者が続いた。
書籍は予想していたよりも購入者が多いという。
この機会に、原画をご覧になり、58点の作品と戦時中の関連地図や年表も盛り込まれた書籍を手に取っていただき、ご本人自らが語る貴重な映像もぜひご覧いただきたい。

参考情報

弊社「月刊やいま 2019年6月号」では、生前の潮平正道さんを取材した特集が組まれています。
「潮干阿正道さんの戦争絵 -こどもたちと一緒に考える」
バックナンバー購入ご検討の方は、こちらをご覧ください。

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あまくまたーかー

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