第27回「沖縄工芸ふれあい広場」は沖縄からオンライン配信で開催

 
第27回 沖縄工芸ふれあい広場 沖縄の工芸展 ONLINE
開催期間: 2020.12.11(金)〜 2021.03.31(水)
会場:オンラン配信 公式ページ
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毎年秋に東京の時事通信ホールで開催されていた沖縄県伝統工芸品のイベント、「沖縄工芸ふれあい広場」。
今年度は昨年12月からオンラインで開催されている。
 
例年のような会場に多くの人が集って行われる様々な工芸品の組合による講演会や、三線ライブ、実演や体験、産地の人とブースで直接話をするといった機会はないが、沖縄県内の工芸産地がオンライン上に集結した。
これまで東京の会場まで行けなかった人も、今回は全国どこからでも参加が可能だ。
 
昨年12月28日~2021年1月3日には、ドキュメンタリー映画「沖縄工芸パラダイス」が公開されていた。

 
 
現在は、スマホで工芸産地をめぐるスタンプラリーが実施されている。
本企画は元々、沖縄旅行中に直接現地をめぐり工芸産地に設置されるQRコードを読み取るリアル型と、現地に行けない人たちのための「沖縄工芸ふれあい広場」公式サイト内でのラリーの2パターンが用意されていた。
しかし、緊急事態宣言に伴い、2月7日(日)まで県内の各産地のスポットでのQRコードの設置は休止されており、現在はオンライン上でのコースのみ実施中だ。
イベント開催期間中の毎週月曜日に発表されるQRコードを読み取り、スタンプを5つ集めると、抽選で5,000円分相当の沖縄伝統工芸品が当たる。
 
そのオンラインスタンプラリーに、八重山上布・ミンサー(石垣)、八重山ミンサー(竹富)、与那国織が含まれている。
この機会にぜひ、八重山の染織について触れてみるのもいいだろう。
オンラインスタンプラリーは、「沖縄工芸ふれあい広場」のホームページに期間限定でQRコードが掲載される。
現在はひとつめの与那国織のQRコードが公開中だ。
筆者は早速スタンプをゲットした。
コロナ禍でなければ、八重山旅の途中でそれぞれの組合施設を訪ねてみたいところだが、今はそれが叶わないのが残念だ。

 
 
2月には工芸産地をめぐるオンラインツアーが予定されている。
ツアーは2本。久米島紬とウージ染め(2月23日)、壺屋焼(2月28日)の産地を現地ナビゲーターとともにめぐる。
ナビゲーターは賀数仁然さん。
FM沖縄のパーソナリティや、琉球・沖縄の歴史文化の観光ガイド業などで活躍している。
全国各地の人がオンラインを通して沖縄の工芸品産地を訪問・見学できるのは、これまでにはないオンラインならではの企画だ。(2コースともすでに定員に達している)

 
 
本イベント期間中、インターネットラジオ「radiko」のエリアフリー会員(有料)の人は、RBCiラジオ「アップ!」では、毎週金曜日9時23分ごろから「ラジオで沖縄工芸ふれあい広場」コーナーを聴くことができる。
こちらには週替わりで沖縄の工芸に関わるゲスト出演する。
(八重山の関係者の出演は予定されていないとのこと)
 
また、イベント公式サイトには、18の沖縄伝統工芸品の紹介動画や、産地マップもある。
八重山の織物に関する動画もぜひご覧になってはいかがだろう。

 

 
 
以上、今回は、本イベントでの八重山の伝統工芸に関する話題を中心にお届けした。
 
コロナ禍で八重山に行くこともできないからこそ、いつか現地を訪れるプラン作りのために、今はオンラインで情報を収集することを楽しんではいかがだろうか?


 
あまくまたーかー

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