与那国島の手しごと「風吹く島のむぬ」展 in 京都


「風吹く島のむぬ」展
会期:2020年10月6日(火)~11日(日)
   11時~19時(最終日は18時まで)
会場:堺町画廊(京都府京都市)
 
 
 
与那国島でクバやアダン、トウヅルモドキなどで民芸品を作っている人たちや、陶芸家が、京都市内の一軒家ギャラリー・堺町画廊で展示会を開催中だ。
 
出品者は、
山口陶工房(陶芸)
やいまいとぅ工房(トウヅルモドキの籠など)
よなは民具(アダン、クバなどの民芸品)
 
 
画廊は正面から見た印象に比べ、中に入ると中庭もあり奥に長い、いかにも京都の町屋らしい建物だ。
 
入り口をくぐると最初に目に入ってきたのは、「山口陶工房」の器の数々。
 
1981年の夏に与那国に旅してきて、そのまま島に定住して島での暮らしを営んでいるという山口夫妻の作品。

ご主人は、2017年に筆者が取材させていただいた、京都市内にて与那国島の島唄ライブが開催された際の笛の奏者としてお目にかかっていた。
陶芸家という別の一面もお持ちだと知った。

中庭にも作品が並ぶ。

その奥には、島の植物を材料として作られた様々な民芸品にあふれた部屋。
「やまいとぅ工房」と「よなは民具」の作品だ。

「やまいとぅ工房」では主にトウヅルモドキの籠を作っている。
石栗夫妻が、山にトウヅルモドキの蔓を採集しにいくところからかご作りは始まる。

葉の先に細い蔓があり、それが山の木々の様々なところに巻き付き、支えにしながら、太陽の光を求めて上へ上へと伸びている。
時に10数mの長さになった物を採集するのだそうだ。

「よなは民具」の与那覇有羽さんが、アダン葉草履作りの実演をしていた。

アダン、クバなどの伝統的な民芸品が中心のようだ。
「クバ扇づくりキット」も販売されていた。


与那覇さんはまた、島の唄者でもあり、9月に初のソロアルバム『風の吹く島~どぅなん、与那国のうた~』をリリースしたばかりだ。
会場内でもCDは販売されており、展示空間にもその音楽が流れていた。
会場では毎日ミニライブが開催されているが、全日すでに満席だ。
 
作家さんたちは皆、伝統のドゥタティという着物を身にまとっていて、与那国島の手仕事の品々に囲まれていると、CDから流れる与那国島の言葉はわからずとも島の雰囲気を味わえた気がした。
 
与那国島の手仕事と民謡。
日本最西端の地で伝統を先人から受け継いできた人たちの作品があふれた展示会だった。

 
与那国島「風吹く島の音&むぬ」 公式サイト

 
2017年取材記事(山口さん、与那覇さん登場)
京の夜に与那国の風が吹いた(やいまタイム「やいまーる外電」)

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