大泊一樹ライブが開催される(大阪・大正区)

 
数多くの唄者を輩出している白保(石垣島)出身、大泊一樹さんが、数年ぶりに沖縄料理屋・うすぱれ豊年(大阪市大正区)にてライブを行った。
 
新型コロナ感染者数が大阪でもまたじわじわと増え始めていた時期だけに、店の常連や大泊さんらとご縁のある人たち少人数が楽しむプライベートライブに近い感じだった。
 
唄・三線の大泊さんの相方は、Qooさんこと楠瀬敏夫さん。ビギンが開発に関わった三線と同じような調弦のギター「一五一会(いちごいちえ)」の奏者だ。
 

 
大声禁止のため、乾杯もささやくような小声の、ほぼ「エアー乾杯」。
 

 
楽曲もゆったりとくつろいで聴けるラインナップだった。
 
【第一部】
「島々清しゃ」、「デンサー節」、「小浜節」、「永良部百合の花」など
 
【第二部】
「十九の春」、「与那国小唄」、「いらよい月夜浜」、「赤ゆら」、「ジントーヨーワルツ」など
 

 
 
ここで、ステージに招かれて飛び入りしたのは仲道千沙さん。
八重山農林高校・郷土芸能部OGで、TV番組「痛快!明石家電視台」の八重山ロケスペシャルの際に、番組にも出演したのだそうだ。
 

「繁昌節」、「とぅまた節」、「白保節」などを演奏。
八重山にある3高校全てに郷土芸能の部活があり、故郷の伝統行事や伝統芸能を支える人材がこうして絶えることなく育っているのは素晴らしいことだと思う。
 
最後は大泊さんの独唱でしっとりと締めくくられた。
「島に響く唄」(オリジナル)、「白保小唄」、「南国の四季」、「夏花~さらし節」
 
本来の八重山ライブなら、もーやーで盛り上がって締めくくるが、今回はコロナ禍対応バージョン。
どっぷりと八重山の曲に浸り、独唱のゆったりしたメロディ-とつまびかれる三線の音を聴いていると、まるで八重山の夜に誰かの家で聴いているような、あるいは、静かな夜にどこかから風に乗って聞こえてきたような気分になった。
近くの席に座っていたしょっちゅう石垣島に行くという方も「島にいるようだ」とつぶやいていた。
 
 
まだまだ続きそうなコロナ禍の状況下で、アーティストも飲食店も、できる形を模索している。
観客もまた、それに協力してルールを守りながら彼らを支えようとしてい
 
またいつか、何も気にせずただひたすらに音と唄に集中し、ステージと会場が一体になって盛り上がるようなライブを楽しめる日が来ますようにと願うばかりだ。

この記事をシェアする