令和2年度 近畿八重山郷友会新年会が開催される

令和2年度 近畿八重山郷友会新年会
日時:2020年2月9日(日)13時~
場所:大東市民会館(大阪府大東市)

今年度の近畿八重山郷友会の新年会は2月開催となった。
八重山での重要行事の一つ「十六日祭」と日程が重なり帰郷している会員も多く、参加者は例年より少なめだった。
また、このところ世の中を騒がせている新型肺炎の影響も少なからずあるように感じられた。

【玉城一正会長による年頭の挨拶】

玉城会長からは、昨年末までの主だった活動の紹介とともに、首里城の火災についても触れられ、本会場でも募金箱が設けられている旨の説明があった。
続く来賓紹介の後の来賓挨拶では、沖縄県大阪事務所 主幹 冨澤正紀氏からも首里城に関しての話があった。
修復期間中に沖縄を訪れた人に、首里城を3Dスコープで見る映像として復元する試みが始まっているそうだ。
来賓の方の中には大阪や奈良の沖縄県人会の方なども参加されていた。
 
乾杯の後、宴会が始まった。

 
会場内に設置された、首里城再建の募金箱や、去年の様々な活動の記念写真コーナー、八重山に関する新聞記事のコーナーや、物販コーナー。

 
「鷲ぬ鳥節」による座開きの後、人々はさまざまな余興を楽しんだ。

子年生まれの方への記念品贈答では、子年生まれのみなさんが会場からの温かい拍手で祝福された。
BEGINの「オジー自慢のオリオンビール」で「あっり乾杯!」。
幼子が健気に歌う「あがろーざ」に涙をぬぐう人の姿もあった。
扇子が足りないので紙皿で代用。
島酒は、もちろん八重泉や白百合といった故郷のお酒だ。
 
フィナーレは、鳩間の港で盛り上がった後に、六調節、弥勒節、ヤーラーヨーと、定番の流れで締めくくられた。
この時間帯はたいてい撮影にいそしむのだが、今年はなじみのある方にモーヤーの中に参加して踊ることを促され、カメラを首から下げて六調を踊った。
照れもあり上半身だけで踊っていたら、踊りが上手な方から「全身でリズムを取るのよ」とご指導を受けた。
見様見真似で足も動かしてみるが、幼いころから耳や身体に染みついて自然と身体が動く人たちと違い、どうもぎこちない。
自然と音に乗れたらどんなに楽しかろうかと思った。
 
閉会の挨拶、万歳三唱の後、記念撮影を終え、一次会は滞りなく終了した。

 
筆者が取材させていただくようになって4回目の新年会であるが、気がつけば顔なじみの方々も増えた。
初回はかなり緊張して参加していたが、今ではご挨拶させていただいたりユンタクする時間も増え、月日の積み重ねをあらためて感じるのであった。
 
この後筆者は、同日行われていた京都沖縄県人会の3次会へと向かった。
八重山の泡盛を数多くそろえている店が会場で、大興奮!
そのレポートはまた後日お届けしたい。

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