八重山物産が買える! 大阪のわしたショップが2軒に

大阪には沖縄物産の店がいくつかある。
沖縄県物産公社のアンテナショップ「わしたショップ」は、大阪にはこのところ天神橋筋商店街に1軒のみだった。
かつてJR大阪駅南側(第三ビルの地下)にもあったらしいが12年前に閉店している。
この度、大阪駅北側に「わしたショップ」が新たにもう1軒オープンした。
 
今回はその両方のショップについて紹介したい。
 
 
【わしたショップリンクスウメダ店】
大阪府大阪市北区大深町1番1号 LINKS UMEDA 地下1階
営業時間 9:30~22:00 / 電話 06-4256-8753

 

2019年11月16日、JR大阪駅北側、大阪メトロ・御堂筋線梅田駅付近に新たな商業施設「LINKS UMEDA(リンクスウメダ)」がオープンした。
その地下1階に、わしたショップリンクスウメダ店が入った。
 
忘年会シーズンに入った12月の週末、多くの人々で賑わっていた。
わしたショップリンクスウメダ店の前の通路も多くの人々が行き交う中、立ち止まったり入店したりする人が途切れない。
お客さんが写り込まないように撮影するのに苦労し、店内全体の様子はうまくお伝えできないが、食品を中心とした品数が豊富だった。

お店の目印は、上からぶら下がっているおなじみトリコロールのオリオンビールの丸い提灯や、柱に掲げてあるポスターの「沖縄」の文字など。
八重山の物は調味料、お酒、八重山そばなどがあった。
 
特記すべきは、この店限定販売の、「堂島ロール」の黒糖味「堂島黒糖ロール」だ。
波照間島の黒糖を使用。
「堂島ロール」と言えば、大阪土産の中でも人気のある物のひとつ。

八重山そばの茹で麺が売られていた。(大阪天神橋筋店にもある)
購入して、アーサ入りゆし豆腐風そばを作った。
ゆし豆腐の代わりに、柔らかめの絹ごしをつぶして入れてみた。
だしは自宅にあった沖縄そば用だし。
このところ寒くなってきたので、気候のあたたかい八重山を思い出し、その気分を楽しんだ。

 

【わした大阪天神橋筋店】
  大阪府大阪市北区天神橋4-7-25  地下鉄堺筋線扇町駅より徒歩3分
  営業時間 10:00~21:00 / 電話 06-6358-8860

 

天神橋一丁目から天神橋六丁目まで南北2.6 kmに渡る天神橋筋商店街の四丁目、大阪メトロ堺筋線・扇町駅北側に位置する。
JR環状線・天満駅からも近い。
天神橋筋商店街は約600店舗、日本一長いアーケード商店街で、散策するだけでも楽しい。

店主の岸本淳さんは、石垣島出身。
沖縄本島でサラリーマンをしていたが、早期退職し50代前半で心機一転、大阪でわしたショップを開くためにやってきたのだという。
オープンして15年になるそうだ。
 
大阪天神橋筋店は特約店で、リンクスウメダ店は直営店とのこと。
その違いのせいもあるのか、商品ラインナップも少し違い、大阪天神橋筋店では八重山物産の種類が若干多い印象。
八重山の泡盛もいろいろあり、一升瓶、四合瓶や三合瓶ときめ細やかな感じ。

 
そして、ヒバーチがあるのが嬉しい。

 
弊社の「八重山手帳」の2サイズとも、ここでお買い求めいただける。

 
岸本さんには、故郷石垣島や八重山の物を、もっと内地の人に知ってもらいたいという思いがある。
年に1回でもいいので、「石垣島、八重山フェア」のような企画展ができないものかと考えておられるが、それをどうやったら実現できるのか模索中なのだそうだ。
 
「読者の中に、人や情報をご存じの方、大阪で八重山物産展をやってみたい八重山のショップの方などいらっしゃったら、これを機会にぜひ一度連絡を取り合えればと思うのだが」と、語っておられた。
 
関西では夏にデパートで沖縄物産展があり、八重山のショップも出店するが、数は限られている。
岸本さんが考えておられるような「八重山物産展」というのは実現したら面白いだろうと、お話をうかがいながら筆者も思ったのであった。
 
岸本さんによると、ご自身がこの地に店を開いた頃にはあった大阪や京都の沖縄物産店のいくつかは閉店してしまったと、寂しそうに語っておられた。
大阪にはわしたショップ系列以外に、大正区の「いちゃりば」などの沖縄物産の店がある。
また、神戸市内にもわした神戸三宮店(センタープラザ西館)がある。
どの店も今後も繁盛しますようにと願いつつ、今回のレポートを締めくくる。

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