6月2日(土)、3日(日)の両日、埼玉・春日部市の「ふれあいキューブ」と「ララガーデン」(サポート会場)で、「粕壁エイサーまつり2018」(主催=春日部TMO・粕壁エイサー2018実行委員会)が開催された。
もともと、埼玉と沖縄とは、あまり縁がないが、春日部商工会のメンバーが創作エイサー太鼓に感動し、同市民に伝えたいとの趣旨で、このイベントがスタートした。
気が付けば、今年で13回目。かつては野外で催されていたが、10周年の2015年から「ふれあいキューブ」に会場を移した。その後、年々、来場者も増え続け、恒例行事として、すっかり同市民に浸透した。
また、中山義隆・石垣市長のご夫人が同市の出身とあって、例年、同市長から祝辞が贈られており、石垣とつながりがあるイベントだ。
初日は「埼玉東部三大演舞祭」として、春日部市民によるエイサー、草加市民によるよさこい、越谷市民による阿波踊りなどが披露された。
2日目は、本格的な「エイサーまつり」で、和光青年会、琉球國祭り太鼓、琉球創作太鼓 零、町田琉、なんくるエイサー、沖縄創作太鼓 黄龍、春日部西口ロータリークラブ子供エイサー教室らが熱い演舞を披露。
エンデイングは全出場チーム、来場者に加え、沖縄観光コンベンションビューローのマスコットキャラクターである花笠マハエちゃん、マハ朗くんも入り乱れてのカチャーシーで締めくくられた。
会場内外には、オリオンビール、沖縄そば、サーターアンダギーなどの飲食物や、沖縄特産品の出店があり、両日とも、多くの観衆が、“沖縄の味”に舌鼓を打っていた。
「新宿エイサー」のような都心での大規模なエイサーまつりとは違い、地域密着のエイサーまつりはアットホームで、心温まるもの。地元・春日部市民で、エイサーを始める人も増えてきただけに、今後さらに同市に根ざしたイベントになりそうだ。
(取材・文=ミカエル・コバタ)