今年で区切りの15回目を迎え、ゴールデンウイークの恒例行事として浸透した「はいさいFESTA2018」(主催=チネチッタ通り商店街振興組合/ラ・チッタデッラ)が、5月2日~6日の5日間、神奈川・川崎駅東口のチネチッタ通りで開催された。
関東では最大級の沖縄フェスティバルとなる同イベントには、今年も連日にわたって、数多くの沖縄を愛する人々、沖縄出身者が詰めかけた。
「ラ・チッタデッラ風 大沖縄文化祭」とのサブタイトルがうたわれている同イベントは、まさに沖縄の音楽、映像、食、酒、伝統芸能がびっしり詰め込まれている。
今年も例年通り、沖縄料理屋台&物産展の出店の他、沖縄系アーティストによるフリーライブや音楽祭、エイサー演舞、映画祭、ワークショップ(三線教室、シーサー色塗り教室など)などが催された。
フリーライブには、やなわらばー、きいやま商店、迎里計、世持桜、ストライクカンパニーら多くの石垣島出身のアーティストも出演。
5日に開催された、お笑いコンビ・ガレッジセールのゴリが司会を務める「クラブ ゴリッタ」には、具志堅用高もゲストで招かれた。
また、15周年のスペシャル企画は、最終日の6日に、旧さいかや跡タイムズ駐車場特設会場で行われた「エイサー大会」だった。
同イベントの“華”といえるエイサーは、例年チネチッタ通りで開催されているが、今年は大きな会場を設け、最終日には、和光青年会、町田琉、鶴見エイサー潮風、琉球國祭り太鼓、琉球創作太鼓 零の関東5団体のほか、本場・沖縄市より、照屋青年会が出演。各団体が鍛え抜いた演舞で競い合い、会場に入りきれないほどの大観衆を熱狂させた。この「エイサー大会」は、特別企画とはいえ、来年以降もぜひ実施してほしいものだ。
5日間、川崎の街が熱く燃えた同イベントは、大盛況で幕を閉じた。次は20周年に向け、来年も沖縄にゆかりある人たちを楽しませてくれることを願うばかりだ。
(ミカエル・コバタ)