2022年11月下旬、東京・池袋で開催された2つのイベントに与那国島関係者がブースを出した。
この二つのイベントは、地域や島の資料・情報・食品などが入手できたり、地元の人達と直接話ができたりするのが魅力だ。
両方のイベントに参加してきたのでレポートをお届けする。
アイランダー2022
★リアル交流イベント★
会期
2022年11月19日(土)~20日(日)
会場
池袋サンシャインシティ 展示ホールC(東京都豊島区)
移住、観光相談/アイランダーマーケット/アイランダーステージ 等
★オンライン交流イベント★
会期
・オンライン交流・ライブ配信
11月12日~13日
・予約制のオンライン相談
11月14日~18日
日本全国各地の離島ブースが集い来場者と交流できるイベント「アイランダー」は、コロナ禍になってからはオンライン開催が続いていたが、今年は3年ぶりのリアル会場での交流も復活してオンラインとのハイブリッド形式で開催された。
リアル会場の方に与那国町がブースを初出展した。
ブースには観光情報の資料や、アンケートに回答するともらえる映画「Dr.コトー診療所」のロゴマークと「FILMED IN YONAGUNI」の文字がプリントされた非売品エコバッグなどが陳列されていた。
移住相談も受け付けており、説明を受けている来場者の姿も。
相談員は自らも与那国縞への移住者とのことだった。
筆者はこの秋に初めて与那国島へ行ったが、また行く機会のために観光地図や小冊子を入手。
もちろんアンケートにも回答して、エコバッグももらった。
アイランダー会場のステージでは様々な島のPRがなされ、与那国島の時間も設けられていた。
ミス八重山が登壇し、来月16日から上映されるDr.コトー診療所の予告編上映があった。
ミス八重山とジャンケンして勝った人5名に、例のエコバックが進呈された。
移住や就労情報、観光パンフレットコーナーにも与那国町や八重山郡の情報があった。
ところで、「Dr.コトー診療所」といえば原作は漫画であるが、会場内に原作者・山田貴敏氏によるコトー先生の大きなイラストを展示しているブースがあった。
鹿児島県の「甑島(こしきじま)」だ。
そこでも少しお話をうかがった。
漫画のモデルとなった医師が実在した島で、診療所も現存し、モデルとなった医師の後を継いだ医師により日々島民の治療が行われているという。
筆者はまた、いつか行ってみたい南北の大東島ブースなどにも立ち寄り、資料を入手したり話をうかがったりした。
以前は石垣市や竹富町がこのイベントに参加したこともある。
来年以降もまた八重山のどこかの地域が参加する機会があることを楽しみにしていたい。
ニッポン全国物産展2022
会期
2022年11月18日(金)~20日(日)
会場
池袋サンシャインシティ 展示ホールA・B(東京都豊島区)
こちらは、47都道府県の各地の食品や飲料を購入したり、イートインエリアで食べたりすることができるイベントだ。
そこに与那国島の崎元酒造所がブースを出していると知り、こちらにも立ち寄ってみた。
崎元酒造所の方にお話をうかがうと、今回で三回目の出店とのこと。
昨年・一昨年も開催されブースを出していたが、さすがに来場者は少なかったようだ。
今回島から持ってこられた花酒、泡盛の中でも特におすすめの一つが、「波声」。
北海道礼文島から与那国島まで水を運んで作った泡盛なのだそうだ。
30度と43度。
30度を試飲したら、まろやかな味だった。
もう一つが、長命草の香り豊かな花酒古酒「長命草酒」。
長命草好きな筆者には、その香りがしっかりとついた状態が好ましかった。
ちびりと舐めるくらいであっても、アルコールによる血管拡張作用によって長命草の成分が身体にいきわたりそうな感じがした。
珍しいところでは与那国島のお米で作った古酒もあった。
秋の与那国旅の際に、島の方に車で島内を案内していただいた時、かつては田んぼだったが高齢化で稲作を止めてしまった所が草生す荒れ地になってしまっている様子も車中から見た。
与那国島産のお米そのものが希少なものなのかもしれない。
これらのお酒は、島の崎元酒造所での直販も行われている。
初めての与那国旅では観光スポットを回ることで精いっぱいだったが、次に行く機会があれば、酒造所巡りもしてみたいものだ。
あまくまたーかー