酒飲みのよしなしごと(11)
時々書くこのシリーズ、前号はいつだったかと遡ってみると2020年1月。
最近飲酒ペースは以前より落ちているがボチボチお酒を楽しんできた。
今回は八重山の泡盛がらみの話題を2つ書こうと思う。
先日、3年ぶりに京都泡盛同好会主催の泡盛イベントが開催され、参加してきた。
本コーナー「やいまーる外電」の前記事にその時の様子をご紹介した中で、「利き泡盛」について少し触れた。
このイベントは沖縄食材の料理や沖縄料理がアレンジされたメニューとともに泡盛を楽しむ会で、「利き泡盛」クイズには25卓ほどの各テーブルから1名が挑戦した。
筆者もその一人として参加することになったのだった。
ルール
• 銘柄を伏せた「A」~「E」の泡盛(プラスチックコップ)の銘柄を当てる。
• てがかりとなる5種類の銘柄の泡盛を、ドリンクカウンターから名前を確認しながらミニグラスでもらってくる。
• それらを飲み比べながら、配布された用紙の「A」~「E」欄に答えの銘柄を記入する。
利き泡盛の対象となった銘柄
・ちむどんどん(沖縄県酒造組合)
・くら(ヘリオス酒造)
・直火請福(請福酒造)
・青龍3年古酒(瑞泉酒造)
・琉球ゴールド(新里酒造)
まず、「くら」は色が黄味がかっていて、目視で分かった。
次に、「直火請福」は飲み慣れているので、八重山好きの筆者は間違いなく当てられた。
「青龍3年古酒」は、イベント開催時に利き泡盛の対象となっているのを知らずにドリンクカウンターで水割りをオーダーして飲んでいたので、ストレートでの利き泡盛も、ほぼ確信が持てた。
迷ったのは「ちむどんどん」と「琉球ゴールド」だ。
香りと味に違いはあるということはわかるものの、途中で一時期プラコップとグラスと記入表の関連付けが頭の中でこんがらがり、2つが同じようにも感じられてしまった。
(多分、飲み比べの際に飲み間違ったのだろう。酔ってしまっていたか? )
泡盛などが当たる「お楽しみ抽選会」の最中も仕切り直して残りの2種類を飲み比べ、抽選会終了後の答え合わせまでに無事回答し終わった。
司会による答え発表の結果、筆者は全問正解!
正解者4名の1人としてステージ上へ。
ジャンケン一人勝ちで、景品の中での唯一の一升瓶をありがたくゲットしたのであった。
銘柄は、「瑞穂」(瑞穂酒造)。
泡盛のほとんどはタイ米だが、これは台湾産のお米で作られているらしい。
床下収納でさらに何年か寝かしてから味わうとしよう。
●「舞富名30度」旧ラベル、ほぼ10年物を開けてみた
筆者宅の床下収納は、一部が泡盛貯蔵庫となっている。
とはいってもたかだか10数本ではあるが。
中には「泡波」数本とか、買った段階で8年物だった瑞泉原酒53度がすでに15年物になっているなどちょっとレアな物もある。
そんな筆者にとってのレアな泡盛の一本だったのが、与那国島・入波平酒造.の「舞富名30度」、詰め日がH25(2013)年2月9日のものだ。
開けようとしたきっかけは、ほぼ10年になったことに加え、今年は筆者にとって与那国島がより身近になった年という記念に。
今年は与那国島関連の映画を2本見たり、初めて与那国島を訪れたりした。
さらに現在、12月に「Dr.コトー診療所」の映画が公開されるにあたり、過去のテレビドラマシリーズがネットなどで再放送されているのを筆者も観ている。
この「舞富名」を飲みながドラマを見ていると、ほろ酔いのせいか涙もろくなってしまうのだが(苦笑)。
旅で訪れた場所、通った道なども出てきて、「次はいつ行こうか」と思いを巡らせる。
「ロケ地巡りもいいかもなぁ」そんな風にも思うのだった。
【過去の「酒飲みのよしなしごと」一覧】
(1~3は、過去に弊社が運営していたサイト「やいまねっと」コンテンツのため、ありません)
4 「気配りとの攻防戦」
5 「第37回 関西泡盛同好会例会と、『酒飲みのよしなしごと(5)』」
6 「京都泡盛同好会例会、15周年を記念し趣向を凝らした一夜となる」の「余談」
7 「瓶のまま古酒にした泡盛を味わう」
8 「大阪にて「美ら島沖縄大使 再認証式」と「沖縄観光2019感謝の夕べ」が開催される」の「余談」
9 「第16回 京都泡盛同好会例会で筆者が味見した泡盛」
10 酒飲みのよしなしごと(10)
あまくまたーかー