やいまーる外電

第1回「大阪ベイタワー琉球フェスティバル2018」が開催される

大阪ベイタワー琉球フェスティバル2018
日時:2018年7月14日(土)、15日(日)
   12時~17時
会場:大阪ベイタワー(旧ORC200)アトリウム

 
 
 
昨年レポートした「ORC200夏祭り!!琉球もーあしびー 沖縄島唄ライブ」の開催場所である「ORC200」が、今春「OSAKA BAY TOWER(大阪ベイタワー)」と施設名称を変更した。
 
それに伴いイベント名も「大阪ベイタワー琉球フェスティバル2018」となり、先日第1回目が開催された。
 
7月14日(土)に やなわらばー(石垣島)、15(日)には きいやま商店(石垣島)、与那覇歩(与那国島)などが参加した。
 
15日の様子をお届けしよう。
 
 
 
会場となったビルの吹き抜けスペースには、ステージと椅子席、その後ろには飲食もしっかり楽しめるテーブル席コーナーが設けられていた。

周辺にはピクニックシートを敷き円座になっている人たちもいて、めいめいにライブや沖縄料理などの飲食を楽しんでいた。
 
 
エイサーチーム琉神、宮古島の方言で「忘れられない」という意味の男性デュオ・ばっしらいん、代表曲「ユイユイ」でおなじみのゆいゆいシスターズと続いた。

琉神は、他のアーティストのステージにもたびたび登場し、雰囲気を盛り上げた。
 
 
4組目にきいやま商店が登場!
「バッペータ!!」で始まり、7月4日に発売されたばかりの7枚目CDから新曲「オーシャンOKINAWA」、「ちゃー釣りばっかり」、「気ままな日曜日」を披露。

アルバムタイトルでもある「オーシャンOKINAWA」は、Peach Aviation バンコク(タイ)-沖縄線 WEBCMテーマソング になった。
歌詞は八重山の島々が題材となっていて、CMはPeach Aviation公式ページで閲覧できる。
 
後半にはこれまでの代表曲が続き、会場も大いに盛り上がった。

 
 
きいやま商店の演奏の後、ステージでは抽選会が行われた。
その間、物販ブースへと移動した彼らの商品と直々のサインを求め、ブースには観客の長い列ができていた。
 
 
抽選会の後は、トリとして与那国島出身の与那覇歩が登場した。
客席に関西与那国島郷友会の方々を見かけた。
おそろいのTシャツを着て最前列で応援している姿もあった。

与那覇歩は、時にしっとりと歌い上げ、時に聴衆を巻き込み一体感を感じられる曲目で会場を沸かせ、どこまでも伸びていきそうな歌声で人々を魅了した。

 
「大阪ベイタワー琉球フェスティバル」は、大盛況の内に1回目が終了した。
来年以降も楽しみである。

多摩動物公園・昆虫生態園で、八重山の蝶や昆虫と出あう

以前「やいまーる外電」でご紹介した八重山など南西諸島に生息する蝶が放たれている施設の一つ、多摩動物公園 昆虫生態園(東京都日野市)へ行ってきた。
  
  多摩動物公園 昆虫生態園 
 https://www.tokyo-zoo.net/topics/profile/profile08.shtml

  記事「八重山の蝶が見られる昆虫展示の施設へ行ってみよう」
 https://yaimatime.com/yaimal-gaiden/47561/ 

多摩動物公園では、約320種の動物がおり、放養形式で展示されている動物たちは広い放飼場でその様子を見ることができる。
昆虫園は、そんな動物園の入口右手エリアの一角にあり、温室内で数多くの蝶を観察できる「昆虫生態園」と、標本や模型、珍しい昆虫の展示がある「昆虫館本館」という二つの建物に分かれている。
年中数多くの蝶が舞う大きな温室に続く廊下には、「南西諸島のいきもの」の展示コーナーがあった。
八重山でも見ることのできる様々な虫などが飼育展示されていた。

ちょうどヤエヤマサソリの子どもが生まれたばかり時期で、生まれて数日間だけ母親が背中に乗せているという貴重な様子を見ることもできた。

  
●オオゴマダラのサナギ観察コーナー

オオゴマダラの黄金色のサナギも間近に見られて感激。
ガラス窓の下には、幼虫やサナギの成長段階の画像もあった。
一匹の幼虫が、サナギへの脱皮段階に入っていた(画像左下)。
まだ幼虫の姿だったので、「蝶を見てからもう一度来たら、脱皮の途中が見られるかな」と、先へ進んだ。
間もなく羽化しそうな色のサナギもあったので、タイミングが合えば、羽化の様子も見られるのかもしれない。
 
  
●放蝶温室は蝶の楽園!
いよいよ蝶の温室だ。
入口には3月に放蝶した数として、1700匹超の数字が表示されていた。
ワクワクして中に入ると・・・、そこは蝶の楽園だった!

思わず「わぁ~・・・!」と感動の声が口から自然と出てきた。
 
一方、虫嫌いの人には恐怖の空間になるようだ。
入り口付近でなぜか「ごめんなさ~~い」と泣き叫びながら親御さんにすがりつく小さな女の子や、「あ~、ダメだ、ダメだ」と友人の腕にしっかりしがみつきながら、身をすくめて恐る恐る歩く若い女性などの姿もあった。
(どうしてもだめな場合は、入口から近いところに出口もあるので、出て待つこともできる)
 
八重山で見かけたことのある蝶があちこちで舞う。
イシカケチョウ、ツマムラサキマダラ、リュウキュウアサギマダラ、リュウキュウムラサキ、オオゴマダラ。

ホウライカガミに集まるオオゴマダラの産卵の展示もある。

ラッキーな人はこんな体験も!

バッタやトンボもいて、虫が好きな子どもたちは、それらを追いかけて大喜びで動き回っていた。
月桃、デイゴ、クワズイモ、ランタナなど、八重山に生育する植物も色々見ることができる。
ホウオウボクの実の楽器は、鳴らしてみるとカラカラと音がした。


 
 
●ふたたび、オオゴマダラの生態観察コーナーへ
温室の出口の先の廊下には、南西諸島の昆虫の飼育展示の続きがある。
建物の一周してから再度、あのサナギへと脱皮しそうな雰囲気だったオオゴマダラの幼虫がどうなったか見に行った。
 
・・・なんと! 脱皮は終わり、すっかりサナギの姿に変態していた!!

下には脱ぎたてホヤホヤの幼虫の皮。
温室に入る前に観察していた時から約35分。
想像していたよりもすごく短い時間で脱皮することに驚いた。
その貴重な瞬間を見られなかったことが残念だった。
 
どんな風に脱皮するのか気になって仕方がなかったので、動画を探してみた。
ものの10分ほどで脱皮が終わることが分かったのと、サナギとはじっとしているものだと思い込んでいたので、サナギの形をしたものが激しく動く様子に衝撃を受けた。
 
【動画】
・石川県ふれあい昆虫館 蝶の「オオゴマダラ」が幼虫から蛹になるシーン
 https://www.youtube.com/watch?v=pW7QAFEe6wM
 
・沖縄・石垣島 オオゴマダラ蝶の羽化 ~映像動物図鑑
 https://www.youtube.com/watch?v=V9FpgSbsp6Q
 
 
昆虫生態園の体験レポートは以上だが、ここだけでなく動物園のあちこちで好奇心が刺激され、驚きや感動、動物たちのこどもの動きに心和むなど、様々に楽しめた。
多摩動物公園は敷地が丘陵地になっていてアップダウンがあり、動物の飼育エリアを方々歩くと、かなりいい運動になる。
木々が多いエリアでは森林浴もできた感じがする。
 
八重山気分を味わえる多摩動物公園 昆虫生態園。
「あぁ、八重山の自然の中で飛んでいる蝶を見たい。また八重山に行きたいなぁ」と旅の虫がうずうずしてきたのだった。

八重山をフィールドにしている写真家の話を聴く

「生き物の決定的瞬間を撮る」発売記念写真展 
~野鳥・昆虫・哺乳類・植物の撮影テクニック~
 
日時:2018年6月9日
場所:オリンパスプラザ東京 ショールーム(東京都)

 
 
今年5月、日本自然科学写真協会(SSP)の監修により、「生き物の決定的瞬間を撮る」(文一総合出版)が発売された。
それを記念して、「生き物の決定的瞬間を撮る」発売記念写真展(6月8日(金)~13日(水))の会期中に、トークイベントが開催された。
本書の中でSSP会員のプロたちがオリンパス製のカメラをもちいて撮影した写真が展示され、トークショーでは撮影者直々にそのテクニックや撮影よもやま話が紹介された。


 
 
ところでみなさんは、石垣島の離島ターミナルすぐ近くに「海人Tシャツ」の店があるのをご存じだろうか?(※現在は建て替え中です。「やいまタイム」スタッフ補足)
その店の看板に用いられている青く美しい海の画像を撮影した写真家が、本イベント2部に登壇した。
黒柳昌樹さんである。
東京出身。東京の街を背景に飛ぶチョウ、沖縄の八重山諸島をフィールドに動植物や自然を撮影しておられる。 (ホームページ:「八重山蝶瞰図」http://yaeyama.icurus.jp/ )

トークイベントでは、蝶が飛び立つ瞬間を撮影するコツの一つとして、自身が命名した「他人トリガー」というテクニックが紹介された。(詳しくは本書参照)
簡単に説明すると、蝶は市街地や観光地などで往来する他者の気配や鳥の姿などに反応して飛び立つ習性があるのだそうだ。
その習性を理解し、止まっている蝶の飛び立つであろう方向にピントを合わせて待っていると、パッと飛び立つ瞬間にも、ぴたりとピントが合った写真を撮影できるのだそうだ。
スライドでは、八重山で撮影された蝶の画像がいくつか表示された。

黒柳氏だけでなく、他の写真家も共通して言っていたのは、「その生き物の習性をよく理解し、それに合わせてピントや撮影位置を決める」ということ。
なるほど、と思った。
筆者の場合は、蝶が止まってから近づいて行くから逃げられるのだなと振り返る。
そうやって逃げられて残念に思ってその場に立っていると、また別の蝶がやってくる。
「来たっ」と思ってカメラを急いで構えると、今度はその腕の動きに反応して逃げられた。
反省してその次は、そーっと腕を動かして構えたらうまく撮れたことがあったと思い出した(止まっているところだが)。

「わかる」と「できる」には、隔たりがある。
地道な練習も必要、と、黒柳氏。
自宅でできる、「カメラで瞬間をとらえる」練習方法が紹介された。
ご本人もその努力をされていると聞いた。
また、人を唸らせる決定的瞬間の一枚の裏にある、数多くの没写真の存在も忘れてはならない。
没写真の数は地道な努力の証だと筆者は思う。
さらにこれに、やはりカメラの性能と、それを知り尽くして駆使するからこそ、プロの写真は違うのだと思った。
(最近はコンパクトカメラでも多機能過ぎて、マニュアルもやたら厚くて、まだまだわからない・使っていない機能が一杯の筆者)
 
展示会場には、書籍に掲載されている黒柳氏が竹富島で撮影した蝶の大きな写真があった。
また、コウモリの写真家大沢夕志氏の作品で、石垣島で撮影されたクビワオオコウモリの飛んでいる写真も印象深かった。
暗くなってから飛び回るコウモリは、いったいどんな姿で飛んでいるのだろうと、八重山でコウモリを見たときに思った。
大沢氏の作品は、フラッシュを連続で焚きながら連写し合成することで、1枚の画像にその瞬間瞬間の複数の姿が映っていた。
確かに白い首輪をつけたようなコウモリだった。
 
八重山の生き物たちがどんな姿をしているのか興味があるものの、動きが早いものや、臆病で姿を現さないもの、夜活動するものなど、肉眼ではなかなか見ることができないものたちもいる。
八重山をフィールドにしている写真家たちの努力と忍耐と、膨大な試行錯誤のおかげで、こうした生き物たちの姿を見せてもらえた。
クビワオオコウモリというコウモリが八重山にいると今回初めて知った。
 
カメラ撮影のこと、八重山の生き物のことなど、いろいろ知ることのできたイベントだった。
 
 
なお、第39回SSP展「自然を楽しむ科学の眼 2018-2019」が、東京展を皮切りに全国各地を巡回中だ。
https://www.ssp-japan.org/
現在は、大阪のフジフイルムフォトサロンにて開催中。
会期は6月22日(金)~28日(木)。

OKINAWAまつり2018、楽しみ方いろいろ

OKINAWAまつり2018
日時:2018年6月9日(土)13:00~19:55、10日(日)12:00~19:55
場所:代々木公園(東京都)

 
 
「OKINAWAまつり」に取材や友人たちと楽しむことを目的に、2日間で3回会場に足を運び、いろいろな楽しみ方をした。
八重山出身のアーティストのライブを中心に、観客視点も織り交ぜてレポートをお届けしよう。
 
 

【1.一人参加】

 
3年ぶりに行ったら、規模がかなり拡大している印象で驚いた。
伝統芸能がメインの「彩風ステージ」では、琉球舞踊の上演がちょうど終わったところだった。
地方の中には日よけのタオルをかぶっている人もいる。
炎天下の中、琴や三線等の楽器は大丈夫だろうか、とか、衣装は汗だくだろうなどと気になりながら、メインステージ方面へ。
まずは、八重山そばのブースで「島柑橘踊る八重山そば」を買い、立食コーナーで腹ごしらえ。

そして、メインステージへの入場待ちをしている人だかりに混じる。
小さいお子さん連れの家族や、沖縄出身なのだろうか高齢者の姿もあった。
入場開始となったとたん、客席はあっという間に埋まる。
うまい具合に席を確保できた。
客席エリアは、後部席の人が見えづらくなるような日傘、一脚・三脚等は禁止なので、帽子や長袖が必須だ。

オープニングは、琉球國祭り太鼓のエイサー。
全国各地の支部から集まったメンバーが客席通路にも散らばり、迫力満点の演舞を繰り広げた。
会場は一気に沖縄ムードに染まり、熱が上がった。
 
エイサー終了後は通路も観客に解放され、ステージ前方に多くの人々が詰めかけた。
そして、きいやま商店(石垣島)が登場すると大歓声が起こった。

アップテンポの「八重山口説 『ミルクムナリ』」で始まり、一気にヒートアップ。
「カーーニバレ」、「僕らの島」、「離れてても家族」、「ドゥマンギテ」、「沖縄ロックンロール」などを演奏。
ファンたちの手拍子での合いの手やタオル回しなど、ライブ恒例のやり方があるようで、筆者もそれにならい大いに盛り上がった。
きいやま商店は、今年10周年の節目に7枚目のアルバムを出すのだそうだ。
ツアーも予定されている。
 
司会者が「例年にはないスタートからの盛り上がりよう」と驚く声を後に、一旦新宿へ。
(新宿では別のイベントを取材。レポートは、後日公開予定。)
 
 
 

【2.複数で参加(晴れバージョン)】

 
夕方、再び会場へ。 今度は沖縄好きの友人たちも一緒だ。
メインステージの観客席には3人並んで座れそうな余地は無い。
ラストのよなは徹&護得久栄昇のステージまでは、久しぶりの再会のユンタクと食事を楽しむことにした。
ステージから離れた場所に、ピクニックエリア状態になっている所を見つけた。
我々もシートを敷き、露店で色々購入。
ライブの歌声も小さく聞こえるし、ユンタクも周囲を気にせずできて、これはこれでよい。
(↓インスタ女子は、もっと“ステキな雰囲気”に撮影するのだろうか(苦笑))

周囲には、ライブより仲間で集まって飲み食いする事がメインの雰囲気のグループもあり、この祭を皆それぞれに楽しんでいた。
 
空が薄暗くなる頃、ステージの方で歓声が聞こえた。
いよいよ、よなは徹&護得久栄昇の時間だ。
食べ終えた我々もその場を撤収し、ステージを立ち見で楽しんだ。
張りのあるよなは徹の歌声に酔いしれ、護得久栄昇のショータイムを楽しむ。
奈良のイベントではレモンケーキが出てきた護得久栄昇の予備セカンドバックの中身は、今回はCD。
「あんたたち、買いなさいね」と、相変わらずの上から目線キャラが炸裂。

再びよなは徹が歌い上げ、徐々にテンポアップする音に乗せて、観客たちはカチャーシーを舞った。
一度ステージを去ったよなはだが、アンコールに応えるべく再登場。
「満月の夕」で、会場をしっとりとかつ力強さも添えて包み込んだ。
 
台風の影響による雨も心配されていたが、初日は沖縄本島を上回る気温で(スタート時に司会者から情報あり)、熱い一日だった。
 
 
 

【3.複数で参加(雨バージョン)】

 
二日目は雨。予報では荒天となる可能性もあった。
この日は別の友人たちととりあえず予定通り待ち合わせ場所に集合してから話し合い、小雨なので行ってみようということになる。
 
まだメインステージ上演までかなり時間があった。 傘をさして露店を見て回る。
観光協会や島々の紹介ブースが並ぶ「沖縄離島ストリート」エリアも行ってみる。
ある島のブースではクイズがあり、我々は3問全て答えた。
「昨日から200名くらい来て、全問正解は初めて」と、お土産をおまけ付きでいただいた(笑)
一緒に旅をした島のブースでスタッフさんたちとも立ち話。 情報をいただけるのが嬉しい。
ミス八重山の姿もあった。


 

メインステージの入場規制が解除されたら、席を確保。
荷物にカバーをかけて濡れないようにして地べたに置き、レインコートを羽織ってまず乾杯!(雨の日ライブは、傘ではなくレインコート必須)
露店で買ったつまみを食べながら開演を待つ。
オープニングを飾った琉球國祭り太鼓のみなさんは、小雨を吹き飛ばしそうな演舞で魅せてくれた。
昨日と違う演目もあり、両日来た甲斐があった。


 
本日ライブのトップバッターは、やなわらばー(石垣島)。
意外なことに、OKINAWAまつりに初めての登場とのこと。
雨天で前日より人が全体的に少ないのが残念(観客側は、席をゆったり座れてラッキーだが)。
歌が始まると、うっとおしい天気が気にならなくなるほど、清々しい歌声に引き込まれ聴き入った。

「いちごいちえ」、「海の声」、「じーちゃんとギター」、「平和の歌」、「拝啓○○さん」を歌う。
やなわらばーを初めて聴く友人は「よかった~」と。
筆者は、奈良のムジーク・プラッツ2018の時と同様、「じーちゃんとギター」でまた涙してしまった。
ライブの一人参加は小回りが利くが、複数参加だとこうやって感動を分かち合える良さがある。
やなわらばーは、メジャーデビュー15周年記念ライブを今夏東京で開催予定。
これからも素敵なハーモニーを聴かせてほしい。
 
 
やなわらばーの演奏途中から、カメラをしまいたくなるような小雨になり、終わると雨足が強まってきた。
まだ八重山出身のアーティストたちの出番もあったが、撤収を決めライブ会場を出た。
今度また、聴ける機会を得たい。
 
以上、OKINAWAまつりの様々な楽しみ方のご参考になれば幸いだ。

「おいしい かわいい 沖縄展」 阪急うめだ本店

「おいしい かわいい 沖縄展」
会期:2018年6月13日(水)〜19日(火)
会場:阪急うめだ本店 9階催場(大阪府)
http://www.hankyu-dept.co.jp/honten/h/okinawa2018/pc/index.html

 
 
今年は40の店舗ブースと、「読谷やちむん市場」コーナーにやちむん(焼物)、琉球ガラス、シーサーなど約20工房の合同出展があった。
会期中は、毎日ライブやワークショップ、トークショーも開催される。
また、メイン会場である9階催場とは別に、10階で「僕らがつくる 新・沖縄展」も実施。
チラシには「ウェアや雑貨、フードなど、沖縄の“個”の作り手たちにフォーカス」とあった。
9階催場のブースをいくつかご紹介しよう。 
 
 
●MIMURI:バッグ・小物
http://www.mimuri.com/
 
テキスタイルデザイナー・MIMURIさんは石垣島白保出身。
那覇の公設市場から近い浮島通り沿いにショップを構える。
今年で4回目の出店。
MIMURIさんのデザインした布には、沖縄の生き物、植物、家などが描かれている。
その布で作られたバッグや小物が並ぶブースは、そこだけひときわカラフルだった。
そのデザインは、俵万智「オレがマリオ」文庫本 にも使われている。
コンセプトは「沖縄を持ち歩く」。

 
 
●西表島いやしろち:アクセサリー
http://iyashirochi.shop-pro.jp/
 
石垣島の桴海(ふかい)にギャラリーを構える。
「いやしろち」の意味は、webサイトに「そこにいるだけで元気になったり、なんとなく良い気持ちになったり、自然と動物が集まったり、植物や農作物が良く育つ場所を、太古の日本の人々は“いやしろち”(弥盛地)と呼んでいました」とある。
天然石や宝石、化石などを身につけられるように仕上げたハンドメイドのペンダントトップは、どれも一点物。
石垣島のギャラリーの営業日は新月・満月、それ以外の日は予約制とのこと。

 
 
●JEWEL EARTH(ジュエルアース):アクセサリー
https://ja-jp.facebook.com/jewelearth.ishigaki/
 
デザイナー池澤さんによると、ジュエルアースのホタル石は、暗闇でも光を放つのが特徴。
職人の手作りだ。
写真で拝見した黄緑色の光は名前の通りホタルのようだ。
そして、明るい光の下では澄んだ青い海をイメージさせる色。
その輝く青い海のような色を画像で上手くお見せ出来ずに残念だ。
ショップは石垣島のユーグレナモール内にあるので、ぜひ足を運んで実際に見てほしい。

 
 
●琉球麺茉家(まつや)
今年のイートインコーナーは、琉球麺茉家。
店舗は沖縄本島の浦添にあるが、そこで八重山そばを出している。
おばあさんが営んでいた石垣市川平「深道食道」の味を継承されているのだそうだ。
入口の掲示写真を見ると、八重山そばなので麺はちゃんと丸かった。
炙りソーキ(一日あたり限定50本)は、初日は夕方には完売となっていた。
時間の関係でそばを食べられなかったのが心残りだ。
 
 
「おいしい かわいい 沖縄展」の最終日、19日(火)は18時まで。
営業時間は、木・日月は20時まで、金・土は21時までとなっている。
曜日によって違うので、お出かけの際はご注意を。

代々木公園での「OKINAWAまつり」は大盛況で幕!


 今年で7回目を迎えた「OKINAWAまつり2018」(主催=同実行委員会)が6月9日(土)、10日(日)の両日、東京・渋谷区の代々木公園で開催された。

 年々、規模が大きくなり、来場者も増え続けている同イベントの2本柱は野外ライブと飲食ブース。
 メインイベントとなっている「STREET MUSIC FEST.」は、今年からメインステージのほか、新風ステージ、彩風ステージと3カ所で実施。八重山出身のきいやま商店やなわらばートレモノ宮良牧子を始め、沖縄音楽界の“大御所”よなは徹らの沖縄アーティストが多数出演し、詰めかけた大観衆を熱くさせた。


 
 
 彩風ステージでは、琉球國祭り太鼓によるエイサー演舞、琉球古典舞踊が披露され、沖縄の伝統文化に人々は心打たれていた。


 
 
 また、飲食ブースでは酒、沖縄そば、肉、タコライス、特産品など、約60店舗が出店し、人気店は行列ができるほどの盛況ぶり。そのほか、各離島の観光をPRするブースも設けられていた。

 初日は沖縄を思わせる30℃超えの暑さ、2日目はあいにくの雨となったが、それでも、両日とも、“沖縄”を肌で感じたい観衆を満足させていた。

 回を重ねるごとに、どんどん盛り上がってくる同イベント。来年もさらなるパワーアップを期待したいものだ。

(取材・文=ミカエル・コバタ)

埼玉・春日部市民が「エイサーまつり」で熱く燃えた!

 6月2日(土)、3日(日)の両日、埼玉・春日部市の「ふれあいキューブ」と「ララガーデン」(サポート会場)で、「粕壁エイサーまつり2018」(主催=春日部TMO・粕壁エイサー2018実行委員会)が開催された。

 もともと、埼玉と沖縄とは、あまり縁がないが、春日部商工会のメンバーが創作エイサー太鼓に感動し、同市民に伝えたいとの趣旨で、このイベントがスタートした。
 気が付けば、今年で13回目。かつては野外で催されていたが、10周年の2015年から「ふれあいキューブ」に会場を移した。その後、年々、来場者も増え続け、恒例行事として、すっかり同市民に浸透した。
 また、中山義隆・石垣市長のご夫人が同市の出身とあって、例年、同市長から祝辞が贈られており、石垣とつながりがあるイベントだ。


 
 
 初日は「埼玉東部三大演舞祭」として、春日部市民によるエイサー、草加市民によるよさこい、越谷市民による阿波踊りなどが披露された。

 2日目は、本格的な「エイサーまつり」で、和光青年会、琉球國祭り太鼓、琉球創作太鼓 零、町田琉、なんくるエイサー、沖縄創作太鼓 黄龍、春日部西口ロータリークラブ子供エイサー教室らが熱い演舞を披露。

 エンデイングは全出場チーム、来場者に加え、沖縄観光コンベンションビューローのマスコットキャラクターである花笠マハエちゃん、マハ朗くんも入り乱れてのカチャーシーで締めくくられた。

 会場内外には、オリオンビール、沖縄そば、サーターアンダギーなどの飲食物や、沖縄特産品の出店があり、両日とも、多くの観衆が、“沖縄の味”に舌鼓を打っていた。

 「新宿エイサー」のような都心での大規模なエイサーまつりとは違い、地域密着のエイサーまつりはアットホームで、心温まるもの。地元・春日部市民で、エイサーを始める人も増えてきただけに、今後さらに同市に根ざしたイベントになりそうだ。

(取材・文=ミカエル・コバタ)

夏川りみがサンシャインシティ「沖縄めんそーれフェスタ」の10周年に華添える!

 東京・池袋のサンシャインシティで、恒例の「沖縄めんそーれフェスタ2018」(主催=サンシャインシティ)が、5月25日(金)から6月3日(日)の10日間にわたって開催された。

 今年は10周年記念とあって、例年よりパワーアップ。沖縄物産展、沖縄ライブステージ、めんそーれビアガーデンのほか、ビル前のサンシャイン60通りで、「池袋めんそーれ祭り」と称して、8チームによるエイサー演舞が披露された。

その他、サンシャイン水族館、サンシャイン劇場、サンシャイン60展望台、レストラン街でもコラボイベントを開催した。

 終盤の3日間は、すっかりおなじみとなった「八重山諸島&宮古島アーティストライブ」が噴水広場と物産展会場で行われ、“石垣の歌姫”夏川りみが4年ぶりに出演。石垣在住の冒険家・八幡暁さんとのトークショー、そしてライブを行い、楽しい話と美しい歌声で観衆を酔わせていた。夏川の出番は平日(1日)だったが、大物アーティストとあって、多くの観衆が詰めかけていた。

 また、きいやま商店、やなわらばー、宜保和也、THE SAKISHIMA meeting(新良幸人&下地イサム)、池田卓らの八重山アーティストが熱唱して、イベントを締めくくった。
 区切りの10年目を終えた同イベントだが、次は15周年を目指して、沖縄、八重山を愛する人々の心を癒やしてほしいものだ。

(取材・文=ミカエル・コバタ)

奈良公園で八重山アーティストらが観客を魅了!(ムジークプラッツ2018 in 春日野園地)

ムジークプラッツ2018 in 春日野園地
OKINAWA × NARA 〜沖縄の音楽と笑い 命のお祝い(ヌチヌグスージ)フェスト
三線DAY&カチャーシーDAY

 
日時:2018年5月26日(土)、27日(日)13時~
場所:奈良公園・春日野園地(奈良県)
主催:奈良県 ムジークフェストなら実行委員会
 
 
 
奈良県では現在、今年で7年目となる「ムジークフェストなら」を開催中。
「奈良の街中が音楽であふれる28日間」として、県内の様々な場所で毎日音楽イベントが行われている。
沖縄音楽の野外ライブは、今年で5回目。
初日26日「三線DAY」の様子をお伝えしよう。
(公式サイト http://www.naraken.com/musik/musikplatz/platz02.html )

 
会場となった春日野園地は、広大な奈良公園の一角だ。
周囲には、春日大社や大仏の東大寺、早春を告げる山焼きで有名な若草山などがある。
奈良沖縄県人会が、物販や三線体験ブースを運営していた。
OKINAWAマルシェでは、オリオンビールや様々な食べ物を人々が買い求めていた。

 
司会の津波信一(沖縄のタレント)と小林真樹子(元琉球放送アナウンサー)が、明るく爽やかに開会のトークを始めた。
津波は、「奈良は信号待ちで、鹿が横断歩道を“かじゃでぃ風”で出てくる」と笑いをとった。
若草山もライブを見守る。

 
●柳清本流 松島とし子琉舞研究所
奈良で琉球舞踊の教室を持ち、知名定男の妹にあたる。
この日は兄の曲での創作舞踊も披露。

 
●登川流研究保存会 宮里政則民謡研究所
故・登川誠仁に弟子入りした宮里さんは、奈良や大阪などの三線教室で指導している。

 
●やなわらばー
オリジナルの「いちごいちえ」「平和の歌」や、未公開曲「じいちゃんとギター」、「花」「海の声」といったおなじみの曲のカバーなどを演奏。
さわやかな歌声が場内を包み込んだ。
「じいちゃんとギター」では、涙をぬぐう人々の姿もあった。
来る8月11日には、東京で「メジャーデビュー15周年記念ライブ ややや!やな祭り2018」が開催される。
詳しくは、公式ホームページにて。http://www.ya-na.net/

 
●前川守賢&元ちゃんバンド
「かなさんどー」「遊び庭」といった代表曲などで、縦横無尽にステージを行き来して盛り上げる。

 
●琉球笑タイム
1.護得久栄昇&仲座健太
お笑いコンビ「ハンサム」のコントキャラ「護得久栄昇」が登場。
仲座健太は、初代琉神マブヤーのハブデービル時代の決め台詞を聞かせてくれた。

2.三線レッスン
フィナーレに向けて、「十九の春」の練習。
ステージ上の出演者のリードに合わせて、合奏&合唱。
三線持参の人は演奏を、他の人は配付された歌詞カードを見ながら歌った。
 
●THE SAKISHIMA meeting
「サキシマのテーマ」から始まり、昨年出したアルバム「THE SILENCE OF SAKISHIMA」の曲や前のアルバムの曲を交えて歌う。
「エイヤ」(「旗波」)、「ササッ」(「夏至南風」)の掛け声で聴衆も盛り上がり、ラストは「ダニー・ボーイ」をしっとりと歌い上げてクールダウン。
新良幸人は、出番が待ち遠しくてたまらなかった様子で、幸せそうに演奏していた。
下地イサムは、「ユーニンガイ」のコーラス「ナウライ 世や ナウライ(実る 世は実る)」は「“奈良”ではありません」と、ジョークを交えて解説し、場内を沸かせた。

 
●知名定男&知名定人
沖縄民謡会の大御所とその息子による。
わざわざ前の席に移動する人達もいて、人々は静かに聞き入った。

 
●フィナーレ
演奏者全員がステージに上がり、聴衆も一緒にみんなで「十九の春」を合奏・合唱。
そして、カチャーシー。

 
終演後会場を後にする人々と、草を食む鹿。

美味しい沖縄料理でお腹を満たし、歌と笑いで心を満たす。
心身が喜ぶ感覚。「命のお祝い」・・・。
この日ここに集った人々だけでなく、生き物たちやあらゆる存在もこのまつりを楽しんだにちがいない。

白保の「やちむん館」が大阪にて出品 ~風水土のしつらい展2018~

風水土のしつらい展2018  ~再び、素材から始めよう!~
https://www.daimaru.co.jp/museum/umeda/fusuido_2018/index.html
日時:2018年5月16日(水)~21日(月)
場所:大丸ミュージアム(大丸梅田店15階、大阪府)
 
 
大丸梅田店で毎年この頃に開催される「風水土のしつらい展」に、今年もまたやちむん館(石垣島)がブースを出した。

 
今年の本展は、素材に立ち返るようなコンセプトのようだ。
やちむん館もいつもの様々な自然素材で作られた民具やアクセサリーだけでなく、生の植物を商品として用意してきていた。

クバ、マーニ、月桃の葉や、乾燥させた月桃の茎、シトロネラなどが壁面を飾った。

また、観賞用のアダンやオオタニワタリの小さな株もあった。

 
 
開催二日目には、会場内で月桃とシトロネラのガンシナーを作るワークショップが行われた。
シトロネラを輪に束ねて芯にしたものに、月桃の茎のテープを巻きながら編んでいく。

参加者のみなさんは2時間程で完成させたようだ。
ガンシナー作りのキットも売っていた。同じものが作れるらしい。

 
やちむん館の白保の工房では、民具講習をやっている(要予約)。
http://www.yachimunkan.co.jp/workshop.html
梅雨時期の八重山旅で雨に見舞われたら、空港からも比較的近い工房で過ごすというのも一案だ。
 
 
現在ANAの機内CMに、やちむん館の池原美智子氏らが登場しているらしい。
webサイトでも見られるので、ご紹介しておこう。
 
  セソコマサユキ監修 「まだ知らない『沖縄離島』に、会いに行こう」  
  4:自然と手仕事が溶けあう島の風景
  https://www.ana.co.jp/ja/jp/domestic/promotions/okinawa-islands/

15回目を迎えた川崎・はいさいFESTAが大盛況で幕! エイサー大会で熱く燃えた!

 今年で区切りの15回目を迎え、ゴールデンウイークの恒例行事として浸透した「はいさいFESTA2018」(主催=チネチッタ通り商店街振興組合/ラ・チッタデッラ)が、5月2日~6日の5日間、神奈川・川崎駅東口のチネチッタ通りで開催された。


 
 
 関東では最大級の沖縄フェスティバルとなる同イベントには、今年も連日にわたって、数多くの沖縄を愛する人々、沖縄出身者が詰めかけた。
「ラ・チッタデッラ風 大沖縄文化祭」とのサブタイトルがうたわれている同イベントは、まさに沖縄の音楽、映像、食、酒、伝統芸能がびっしり詰め込まれている。
 今年も例年通り、沖縄料理屋台&物産展の出店の他、沖縄系アーティストによるフリーライブや音楽祭、エイサー演舞、映画祭、ワークショップ(三線教室、シーサー色塗り教室など)などが催された。


 
 
 フリーライブには、やなわらばー、きいやま商店、迎里計、世持桜、ストライクカンパニーら多くの石垣島出身のアーティストも出演。
 5日に開催された、お笑いコンビ・ガレッジセールのゴリが司会を務める「クラブ ゴリッタ」には、具志堅用高もゲストで招かれた。


 
 
 また、15周年のスペシャル企画は、最終日の6日に、旧さいかや跡タイムズ駐車場特設会場で行われた「エイサー大会」だった。
同イベントの“華”といえるエイサーは、例年チネチッタ通りで開催されているが、今年は大きな会場を設け、最終日には、和光青年会、町田琉、鶴見エイサー潮風、琉球國祭り太鼓、琉球創作太鼓 零の関東5団体のほか、本場・沖縄市より、照屋青年会が出演。各団体が鍛え抜いた演舞で競い合い、会場に入りきれないほどの大観衆を熱狂させた。この「エイサー大会」は、特別企画とはいえ、来年以降もぜひ実施してほしいものだ。

 5日間、川崎の街が熱く燃えた同イベントは、大盛況で幕を閉じた。次は20周年に向け、来年も沖縄にゆかりある人たちを楽しませてくれることを願うばかりだ。

(ミカエル・コバタ)

「自然布」としての八重山上布

「自然布展」
場所:北鎌倉古民家ミュージアム(神奈川県鎌倉市)
https://www.kominka-museum.com/
会期:2018年4月7日(土)~5月15日(火)
開館時間:10時~17時


(チラシより)
原始古代より、日本人は山野に自生する植物を採取したり、栽培したりし、そこから繊維をとり、糸を績み、布を生み出して来ました。
身の回りの植物から衣類を作り、身に纏うこと、これは自然と一体化した衣食住の自給自足の生活ではごく日常的なことでした。


 
 

亜熱帯気候の八重山から亜寒帯気候の北海道まで、そして、周囲を囲む海から森林限界の山々まで、私たちが暮らす日本には、世界的にも希に見る多種多様な植物が生育している。
また、様々な動植物の北限・南限も多いということを、みなさんはご存じだろうか。
「自然布」は、そんな環境である日本列島各地で古くから暮らしてきた人々が、それぞれの場所で試行錯誤の上に生み出した知恵と技術の結晶だ。

本展には、南の苧麻から作られる八重山上布・宮古上布、糸芭蕉(繊維用のバナナ)による芭蕉布から、アイヌがオヒョウという木の繊維から作っていた衣類「アットゥシ」まで、10種類ほどの植物から作られた衣類や布を見ることができる。
その中の一種として、八重山上布の着物やのれんが展示されていた。
(展示の様子は全て許可を得て撮影)

自給自足で衣食住をまかなわなければならなかった時代には、名も無き庶民の人々が家族のために衣服を作ってきた。
時代の流れとともに職人や道具により高められた技術もあろうが、それでもほとんどの行程を手作業に頼らざるを得なかった時代に作られたものだ。
そんなの人々の手わざの素晴らしさには、いつも驚かされる。
今回もまた、感心するばかりだった。

会場である北鎌倉古民家ミュージアムは、JR北鎌倉駅下車徒歩2分という立地だ。
紫陽花でも有名な円覚寺の南側に位置する。
築100年以上の三棟の古民家を移築し、つなげてあるのだそうだ。
移築できるのは、釘を使わずに木を組んで建てられており組み直せるからだ。
そんな古民家もまた、先人たちの試行錯誤の努力の賜物であり、建物自体も展示物と言えよう。

売店には本展にあわせて、現役の自然布作家・職人による製品や、各地の自然布の書籍、資料なども揃えられている。

会期は今月半ばまで。
周囲の寺院は新緑が美しい季節。
この機会に鎌倉に足を運ばれてみてはいかがだろうか。

第18回東京八重山まつりに、郷友や八重山ファンが集う

日時:2018年04月22日(土)午後
場所:北とぴあ(東京都)
主催:東京八重山郷友連合会
  
  
  
関東在住の八重山の郷友や八重山ファンが集まる「東京八重山まつり」が、今年も開催された。
筆者は3年ぶりの参加となった。
 
思い起こせば、その時のレポートが「やいまーる外電」通信員としてのデビュー記事であった。
その当時の原稿を読み返すと、今回と同じく夏日の暑い日だったようだ。
(その時の記事は「やいまタイム」の前身サイト「やいまねっと」で掲載されていたため、現在ネット上にはありません。)
 
会場である北とぴあでは、まだ冷房への切り替えが行われておらず、大型扇風機が場内に投入された。
参加者約230名の熱気も加わり、会場内では室内にも関わらず、司会者から水分補給のアナウンスが何度か繰り返されるほどの盛況ぶりであった。
 
 
 
【第1部】
 
舞台に掲げられた看板の「東京八重山まつり」の赤色は、春、故郷の島々に咲くデイゴの花の色をあらわしているのだそうだ。
 
今年は会長を始めとした役員交代の年。
http://www.tokyoyaeyama-rengo.com/img/20180322.jpg) 
開催の挨拶の後に、新会長・多宇邦雄氏が登壇し、「みなさんの“よりどころ”となるような活動をしていきたい」と抱負を語った。

テーブルには故郷の島々の黒糖と、伊佐の塩せんべい。

来賓の一人、喜舎場信夫・在沖八重山郷友会会長からは、沖縄本島での活動紹介があった。
毎年総会では本会よりは多少小さな規模だが、多くの人々が集まるのだそうだ。
また、2年に一度、「全島とぅばらーま大会」も開催するなど様々な活動をしていることがうかがえた。
(在沖八重山郷友会のホームページ https://zaiokiyaeyamarengo.web.fc2.com/
 
乾杯の様子。

 
 
【第2部】
 
座開き:赤馬節

 
第2部では郷友会や活動グループなどによる踊りや演奏が行われた。
観客席からは、手拍子、指笛、笑いに拍手喝采、そしてご祝儀と、様々な反応。
お弁当と島酒を楽しみながら、互いに親睦を深める人々の笑顔がそこかしこにあった。

 
会場前のロビーでは、認定NPO法人トラ・ゾウ保護基金がイリオモテヤマネコのグッズ販売ブースを設けていた。
売上はイリオモテヤマネコ保護活動に使われるとあり、人々が夜光貝で作られた猫型のストラップやてぬぐいを買い求めていた。
同法人のグッズ通販サイトでも様々なグッズが購入できる。
 http://www.yui-wildanimal.jp/goods/lists.html
西表島でのヤマネコの交通事故死が絶えないのだそうだ。
那覇自然環境事務所の報道発表資料にもそのデータが出ているのでご紹介しておこう。
 http://kyushu.env.go.jp/naha/pre_2017/post_40.html

最後は弥勒節とヤーラーヨーで締めくくられ、盛況の内に終了した。
 
 
なお、本会は2020年に20周年を迎えるそうだ。
記念事業の計画があり、オリンピックの年をはずして2019年に実施の予定とのこと。
記念すべき来年の催しが成功しますように。

ぬぬぬパナパナのぬぬ 2018・大阪展

会期:2018年4月11日(水)〜16日(月)
会場:阪急百貨店うめだ本店 9Fアートステージ(大阪府)

八重山の手織り作家の作品を広めることからスタートした、「ぬぬぬパナパナのぬぬ」展が、今年も大阪で開催された。
「ぬぬぬパナパナ」とは、八重山の方言による造語で「布の端々」を意味し、展示会名は「布の端々の布」という意味となる。
今では各地の糸作りから手がけて布を作っている人たちの作品が展示される。
昨年、主宰の浦令子さんが亡くなった事情などから、活動を一旦停止するような話も出ていたが、メンバーや応援する人達により、大阪のデパートでの展示は今年も開催の運びとなった。


 
 
会場である阪急百貨店うめだ本店へ、初日の11日にうかがった。
作家さんや関係者さんとも一年ぶりの再会である。
翌12日に、会場で作家たちによるミニシンポジウムもあるためか、初日は多くの作家の姿が会場にあった。
長くレギュラーメンバーとして出品している西表島の亀田恭子さん、前津雪絵さんもいらした。


 
 
今年の八重山からの出品は、先述のお二人に加えて、石垣島の森田みゆきさん。


 
 
そして、以前は波照間島で活動されていた、弘前(青森県)「snow & handmade」さんの作品も。


 
 
さらに、パンフレットの正式出品メンバーには載ってはいなかったが、さらに何組かの八重山の作家の作品もあった。
 
八重山のメンバーは、八重山産の手績みの芭蕉や苧麻、座繰りの絹、手引き絹などを草木染めにして織った作品を出品していた。
会場には、そのような原料となる植物の写真や、繊維から作った糸の展示もされていた。

「島の恵み」を手間暇かけて形にする手仕事作家たちの活躍を、今後も見守りたい。

近畿の各字郷友会合同花見会 2018

日時:2018年4月8日(日)
場所:大阪城公園
 
  
近畿地方の八重山郷友会合同花見会が大阪城公園にて開催された。
一時期初夏のような日が続いていた近畿地方では、その暖かさでソメイヨシノはすっかり散ってしまっていた。
この日は寒気が戻り肌寒さを感じる気候だったが、晴天で新緑がいきいきとしていた。

筆者は遅れて参加。
すでに中盤の時間帯で、会場を目指して歩いている時にも風に乗って指笛の音が聞こえていた。
サービス精神旺盛な人たちの、時に即興もある様々な余興が途切れることなく繰り広げられ、あちこちで笑い声や拍手が響いた。


 
 
・飛び入り参加も大歓迎の余興と、デンサー節、泡盛マイスター&泡盛ダンサーズ

 
 
・鳩間の港、ミルク節

 
 
通行人はかなり少なかったが、楽しそうな雰囲気に惹かれてか、時折立ち止まって見ている人たちの姿もあった。
今年も百数十名が集い、親睦を深めた花見会だった。


 
 
終了後、あるグループの二次会にお邪魔した。

沖縄料理の店で、花見会でも地方を務めた郷友会メンバーたちがミニライブを行った。
ライブの締めには、他のお客さんグループも一緒になってモーヤーを舞った。
ライブの後は、カラオケやメンバーの地方で歌うなどのフリータイム。

語り、飲み、歌い、踊り・・・。
こうして親睦の夜は更けて行ったのだった。

国立民族学博物館・「沖縄のくらし」コーナー

大阪の万博記念公園に、文化人類学・民族学視点から、世界各国の人々の暮らしや伝統文化などに関する資料を展示している「国立民族学博物館(みんぱく)」がある。
筆者は最近、みんぱくへ行ってきた。
その中にある「沖縄のくらし」に関する展示コーナーについて、万博記念公園内「自然文化園」の桜の画像と共に紹介しよう。

みんぱくは、世界をいくつかの地域に分けた「地域展示」の形式で、「オセアニアを出発して東回りに世界を一周し、最後に日本にたどり着く構成」になっている。
(「」内引用:国立民族学博物館webサイト 展示のご案内>地域展示・通文化展示 http://www.minpaku.ac.jp/museum/exhibition/main

展示室入口に入ったとたん、そこは世界中の人々の祭りや日常の濃縮された異空間で、さらに、世界一周もできてしまうのだ。
展示コーナーはまた、その時の目的や時間に応じて、見たい一部の場所だけ見るのにも便利な構造だ。
(展示場マップ http://www.minpaku.ac.jp/museum/exhibition/main/map )

その一角に「東アジア展示・日本の文化」のコーナーがある。
ここにはさらに、「祭りと芸能」、「日々のくらし」、「沖縄のくらし」、「多みんぞくニホン」の4つのテーマに基づいた展示となっている。

「沖縄のくらし」コーナーで、サバニ、民具、農具、ウシの鞍など、八重山から収集した物や、八重山博物館所蔵の物などを見ることができた。
サバニと堀りへらは、みんぱくのウェブサイトでもその姿を見ることができる。
http://www.minpaku.ac.jp/museum/exhibition/main/japan

石垣やヒンプン、トーラまで再現された竹富島の民家の模型もあった。
八重山で収集した物以外にも、沖縄県の今・昔の様々な物が展示されており、興味深かった。

みんぱくは万博記念公園内にあるが、そこに行くだけなら料金のかからない道を通っていくことができる。
桜や紅葉の時期、様々な花の咲く時期は、「自然文化園・日本庭園」の入場券を買い、そちらルートで散策しながら行くのも楽しい。
今回の桜の画像やこの太陽の塔の後ろ姿は、自然文化園内の様子。
公園の敷地がともかく広い。
みんぱく内も、展示やビデオライブラリーなどじっくり見ようとするなら、それなりの時間が必要だ。
時間に余裕を持ってお出かけになることをおすすめしたい。

“花見の名所”東京・飛鳥山公園でのエイサー演舞に観衆熱狂!

 東京都内の花見の名所のひとつである、北区の飛鳥山公園で、3月31日(土)、4月1日(日)の両日、「北区さくらSAKASOまつり」(同実行委員会主催)が開催された。

 同イベントは、「江戸の庶民が楽しんだ花見を、現在に復活させ、未来へ伝えていこう」との趣旨でスタートし、今年で21回目を迎えた。

 今からさかのぼること、約280年前。徳川8代将軍・吉宗が、享保の改革の一環として、飛鳥山に桜を植え、江戸庶民に開放したことから始まる。当時、花見は庶民の最大の娯楽であり、年に一度の飲めや歌えやの大騒ぎだったという。

 今年もイベントのタイトルは「琉と華」と題され、2日目が「さくらエイサー」の名で催され、午前10時からスタート。関東からは、遊び屋、とんとんみー、江戸川琉心、なんくるエイサー、エイサーシンカ夏ぬ子、琉馬華球、千花夏風、美ら星エイサー、創作エイサー隊 炎舞太鼓の9団体がエイサー演舞を披露。さらに、かりゆし芸能部が琉球舞踊、沖縄民謡を、沖縄県糸満出身のカミヤタスクが歌を披露した。

 イベントのトリを務めたのは、リーダーが石垣島出身の炎舞太鼓。躍動感たっぷりの激しい演舞に、観衆も酔いしれ、フィナーレはお決まりのカチャーシーで幕を閉じた。

 また、特設ステージ横には、北区の飲食店などを中心に42軒の出店があり、沖縄料理店では沖縄そば、サーターアンダギーなどを提供していた。

 関東地区は3月上旬から中旬にかけ、暖かかったため、桜の開花が早かったのだが、イベント当日まで、なんとか散らずに持ちこたえてくれた。満開の桜を見ながら、エイサーを楽しめるなんて、このイベントならではのもの。両日とも、晴天に恵まれ、集まった観衆は、桜の美しさと共に、沖縄の文化に心を躍らせたようだ。

(ミカエル・コバタ)

八重山の蝶が見られる昆虫展示の施設へ行ってみよう

八重山はそろそろ「うりずん」の季節。
内地も少しずつ寒さが緩んできた。
今回は、八重山に行きたいけれどなかなか行けない方のために、内地でもちょっとした八重山気分を味わえる施設の情報をお届けする。
オオゴマダラやリュウキュウアサギマダラなど、八重山の島々で見ることのできる蝶を飼育している施設(主に近畿エリア)をご紹介しよう。
(画像は、筆者が八重山旅で見かけたチョウたち)

●伊丹市昆虫館(大阪府) http://www.itakon.com/
現在休館中だが、2018年4月1日にリニューアルオープンする。 
チョウ温室に沖縄産のチョウを中心に一年中800~1,000匹放されており、オオゴマダラは八重山諸島産とのこと。
リニューアルオープン記念として、黄金に輝くオオゴマダラのさなぎの特性キーホルダーが、先着100名にプレゼントされる日がある。
詳細はホームページにて。

●橿原市昆虫館(奈良県) https://www.city.kashihara.nara.jp/insect/
放蝶温室には八重山地方の蝶が四季を通じて舞う。
・放蝶している蝶の種類
https://www.city.kashihara.nara.jp/insect/insect/houtyousyurui.html

橿原市ホームページによると、2018年3月4日現在の温室に飛んでいる主なチョウの数は次の通り。
オオゴマダラ 230頭、リュウキュウアサギマダラ 159頭、スジグロカバマダラ 107頭
年間を通して常に約10種500頭以上のチョウが放たれている。
https://www.city.kashihara.nara.jp/insect/topics/news/20110302onshitugekugei.html
 

●箕面公園昆虫館 放蝶園  http://www.mino-konchu.jp/
自然豊かな明治の森箕面国定公園内にある。
オオゴマダラなど南西諸島の蝶を年中見ることができる。
なお、現在放蝶園の補修工事が行われており、2018年3月16日(水)は、昆虫館は開館しているが放蝶園は利用できない。

●京都市青少年科学センター(京都府) 
http://www.edu.city.kyoto.jp/science/event/butterfly.html
チョウの家では、八重山群島の蝶の卵を科学センターでふ化させて飼育。
オオゴマダラ、リュウキュウアサギマダラ、シロオビアゲハが舞う。
こちらは終日見られるのではなく見学ツアーのような形で公開時間が決まっているので、詳細はホームページでの確認が必要だ。
※3月7日(水)から3月下旬(予定)まで「チョウの家」修繕のため,公開を停止中。
  
偶然だが3月14日、京都市営地下鉄のコトチカ広場で、京都の動物園・植物園・水族館・青少年科学センターがPRイベントを開催していた。
同センターの標本展示があり、八重山でなじみ深い蝶や、日本最大の蛾・ヨナグニサン(海外で採集されたものだったが)を見ることができた。
普段は、センター内に標本として展示されているそうだ。

ちなみに、関東にも八重山で見られる蝶を観察できる施設があるようだ。

●多摩動物公園 昆虫生態園(東京都)
 https://www.tokyo-zoo.net/topics/profile/profile08.shtml

●足立区生物園 http://seibutuen.jp/animal/animal.html

●ぐんま昆虫の森(群馬県)http://www.giw.pref.gunma.jp/map/fieldmap/

●花ちょう遊館(栃木県)https://www.park-tochigi.com/igashira/kacyouyukan
 
これらの蝶の施設には、沖縄・八重山に生息する蝶が食べる植物も栽培されており、その点からも八重山気分が味わえるはず。
春休みは、様々なイベントや展示なども予想される。
桜や様々な花も咲き始めるこの季節に、ふらりと出かけてみてはいかがだろうか?

大阪・大正区の沖縄料理屋で、沖縄民謡を楽しむ

以前本コーナーで八重山民謡ライブが行われた沖縄料理屋としてご紹介したことのある、大正区の沖縄料理屋「うすぱれ豊年」(店主:内原まりえさん、石垣島出身)で、今年から週数回、沖縄民謡の演奏が聴けるようになった。
(八重山民謡ライブの記事 http://yaimatime.com/yaimal-gaiden/32305/ )

週3~4回、たいていは週末及び金曜日。
演奏するのは、近畿与那国郷友会会長で近畿八重山郷友会のイベントでは地方をつとめる和泉絹子さんと、沖縄本島から八重山まで幅広い民謡のレパートリーを持つ玉城秀樹さん。


 
2月のある週末にも、ミニライブが開催された。
基本的に一晩に二回行われるようだが、この日はお客さんの入店のタイミングを見て、遅めのスタートで一回だった。
「与那国小唄」、「小浜節」、「安里屋ユンタ」など、八重山や沖縄本島の馴染みのある民謡が演奏される。
筆者は一人参加だったので、和泉さんの友人で同じく一人参加の人たちと一緒のテーブルで楽しむ。
互いに初対面だが、そこは沖縄・八重山好き同士。
あっという間に打ち解けて楽しいユンタクだ。

途中から、リクエストタイム、お客さん飛び入りタイムが始まった。
このお二人のライブは、お客さんも一緒に参加して楽しむのが特徴だ。
飛び入りタイムでは、太鼓で参加する人や、二人の生伴奏で「島人の宝」を歌う若者たち、三線を弾く人も登壇。
様々な曲が演奏された。
会場からは、手拍子や合いの手が重なる。
とてもアットホームな雰囲気だ。

筆者も、「島人の宝」(若者と一緒に(笑))と「芭蕉布」を歌った。
外は寒気の冷たい風が吹いていたが、店内は盛り上がり、寒さも吹き飛ぶ勢いだった。
この日のライブの最後は、和泉さんの「とぅばらーま」で締めくくられた。
 
「うすぱれ豊年」は、JR大正駅すぐ近く。
同じ路地の並びには、西表島出身のマスターが切り盛りする「やまねこ」もある。
「大阪のリトル沖縄」
とも呼ばれている大正区まで来る機会があれば、ふらりと立ち寄ってみてはいかがだろうか?
 
豊年 大阪府大阪市大正区三軒家東1丁目4−11
   (週末は予約をおすすめ。ライブがあるかどうかもご確認ください。)
 
やまねこ 大阪府大阪市大正区三軒家東1丁目4−6

羽田空港で「沖縄物産販売会&沖縄抽選会」が開催中!

 羽田空港国内線第2ターミナル(ANA側)5Fフライトデッキトーキョーでの「沖縄物産販売会&沖縄抽選会」が2月12日に開幕し、同18日まで開催される(11時~19時)。

 同イベントは1月22日にスタートした「京急×沖縄フェア 2018」の一環で行われるもの。同フェアは首都圏から、世界や日本各地への玄関口である羽田空港へのアクセスを担う京浜急行電鉄が、首都圏と沖縄の架け橋として、沖縄観光コンベンションビューローとの共催で実施しており、沖縄県が協力している。

 イベントブースでは、1週間にわたって、黒糖、沖縄そばなどの沖縄物産品や、ちんすこうなどのお土産物が販売される。また、空港内対象店舗で、3000円以上(税込み)の商品購入、飲食をされた方は「沖縄抽選会」に参加でき、オリオンビールなどの景品が当たる。

 ラストの17日、18日には、「琉神マブヤー握手会」が11時、14時に開催されるほか、沖縄観光親善使節の花笠マハエちゃん、ミス沖縄スカイブルー・山城美希さん、京急電鉄マスコットキャラクターのけいきゅんも来場する。
 お時間のある方は、足を運んでみてはいかがでしょうか? なお、会場のすぐ横には展望デッキがありますので、飛行機を眺めるのが好きな方にもオススメです。

https://keikyuokinawa.jp/ko/wp-content/themes/keikyuokinawa/dl/event.pdf

(ミカエル・コバタ)

「泡盛試飲会&新商品企画発表会」が開催される

期間:2018年2月2(金)
場所:大阪第一ホテル(大阪府)

 
沖縄県酒造組合は、平成29年度内閣府「沖縄型産業中核人材育成事業」を受託し、「泡盛フレーバーホイールを用いたブレンドマーケッター人材育成プログラム」を昨年9月から半年間の予定で実施している。
沖縄県内の17酒造所から20名が参加し、泡盛の酒質の評価方法やマーケティングなどについて学んできた。
今回の「泡盛試飲会&新商品企画発表会」は、その事業の一環として開催された。
研修生は営業やブレンダーなど様々な職種だという。
本イベントの最後にいただいた資料で確認したところ、八重山からも2社の社員がこの事業に参加しているようだ。
 
【関連ニュース記事】
◇「業界の宝が切磋琢磨!泡盛フレーバホイールを用いたブレンドマーケッター人材育成プログラム始動」
(2017年9月28日 泡盛新聞)
http://awamori-news.co.jp/2017_09-08_blend-marketer-using-awamori-flavor-wheel-human-resource-development-program-started/
◇「泡盛新時代に突入!!泡盛フレーバーホイールの達人成長中!(沖縄県酒造組合)」
(2018年1月29日 泡盛新聞)
http://awamori-news.co.jp/2017_12-08_fostering-master-of-awamori-flavor-wheels/
 
まずは、沖縄県酒造組合・玉那覇美佐子会長より、本事業についての主旨などの説明がなされた。

参加者の中には、近畿泡盛同好会や京都泡盛同好会の役員、関西在住の「泡盛マイスター」と呼ばれる資格の保持者、泡盛好きの人など、様々な人たちがいるようだった。

参加者は、第1部のプレゼンターによる新商品企画発表会、第2部の試飲会の評価者役を担うことになっていた。
 
【第1部:新商品企画発表会】
社名を伏せた19名の研修生が、各々新商品の企画をプレゼンした。
現場で得たお客さんの声や反応から発案したもの、斬新なアイデア、自社や自身の職種の強みを活かしたもの、地域活性化も視野に入れたプラン、新たな泡盛ファン獲得がねらいの案など、様々な視点からの新しい泡盛の企画案が次々と発表された。
フロアからは積極的な質問や意見、アドバイスがなされた。
評価基準には、企画の良し悪しや、「売れると思うか」、「飲みたいと思うか」などがあった。
評価は好みの問題なのと小ぢんまりとした会だったので、評価者からの票は割れたのではなかろうかと想像した。
 
【第2部:試飲会】
ここでも社名・銘柄は伏せた状態で評価が行われた。
19名それぞれが、自社の既存の泡盛に商品コピーを作り、参加者はそれを読みながら味わい、コピーや味についての評価をしながらブースをまわる。
参加者が各ブースを周りながら、そこかしこで研修生に第1部のプレゼンの感想を伝えたり、双方が活発な意見交換、情報交換をしている様子が見て取れた。
泡盛の飲み方は、ストレート、水割り、ブースによってはお湯割りでの味わいの提案がなされていた。
好みで炭酸割りのリクエストもできた。
味わいだけでなく、香りにも着目してほしいというアピールが印象的だった。
あるブースに小さな縦長のお猪口のようなやちむん(沖縄の焼物の器)3種類に同じ泡盛が注がれていたのだが、そのお猪口の形がみんな違う。
器によって香りの立ち方の違いがあることが実感でき、興味深かった。
 
帰り際にお土産の資料をいただいた。
中には、第2部の各ブースの会社、商品の一覧や、組合が出している泡盛マメ知識がぎっしり詰まった小冊子などが入っていた。
八重山から参加している2社の一般的に売られている泡盛はどちらも口にしたことがあったが、この第2部で試飲したものは二つとも初めて味わった。
内地ではなかなか手に入りにくそうだ。
お取り寄せという手もあるが味気ないので、今度旅したときに現地の酒屋を訪ねて自分の足で探してみようと思う。そんな旅もまた楽しい。

小冊子の中には、泡盛に関する様々な情報があり、新しい発見・学びもあった。
泡盛の歴史や、なぜタイ米で作るのかということや、食事の際の飲み方の提案、様々なカクテルのレシピ・・・。
普段は、気分や体調によって水割りかロック、寒い日はお湯割り、古酒はストレートかロックと飲み方のパターンが決まってしまっている。
この会に参加して、香りと器のことをもう少し意識してみようと思ったり、たまにはカクテルもよさそうだし、これなら泡盛にあまりなじみのない友人にも勧められるかな、などと考えた。
あらためて泡盛は、様々な割り方・飲み方で楽しめるお酒であり、濃度の調節も飲む人に合せられる優れものだと認識できた。
筆者自身の泡盛の楽しみ方も広がりそうだ。
 
最後に、泡盛になじみが少ない人たちに、小冊子の中から最も紹介したいと思ったマメ知識をば。

(画像は、沖縄県酒造組合発行の小冊子「琉球泡盛」より)
「泡盛は低カロリー。糖質ゼロ、プリン体ゼロ」なのだそうだ。
沖縄県酒造組合のホームページ「泡盛百科」には、「泡盛は血液サラサラにする効果も(他のお酒よりも)期待できる」という情報もある。
http://www.okinawa-awamori.or.jp/health/02.html
 
全泡盛酒造所の商品情報も見られるので、ぜひ参考にされてはいかがだろうか?

京浜急行で「マハエちゃん号」が走り、沖縄観光をPR!

 首都圏を走る京浜急行電鉄と、沖縄県、沖縄観光コンベンションビューローがコラボしたフェア「京急×沖縄フェア 2018」が、1月22日にスタートし、2月28日まで開催される。
 これは、首都圏から、世界や日本各地への玄関口である羽田空港へのアクセスを担う京急が、首都圏と沖縄の架け橋として実施するもので、今年で6回目を迎えた。
 その一環として、京急電車に特別塗装した列車「けいきゅん×マハエ号」が、フェア期間に京急線、都営浅草線、京成線、北総線エリアで走行している。
 同列車は、羽田空港の空をイメージした青い車体の600形車両で、外装には沖縄の方言や,沖縄ならではのイラストを施し,沖縄観光親善使節の“花笠マハエ” ちゃんと“マハ朗”くん及び,沖縄仕様の京急電鉄マスコットキャラクター“けいきゅん” のイラストが施されている。

車内には、「京急にのってつくる、沖縄ゆったり時間。」と題して、食、文化、自然、観光地など、沖縄の情報を紹介したポスターを一面に掲載されており、まさに沖縄一色。この列車に乗ると、沖縄をイメージできて、ほっこりした気持ちにさせてくれる。
首都圏に住んでいる人、出張や旅行で訪れた沖縄好きの人には、ぜひとも1度乗ってほしいものだ。
また、今年11月18日に、羽田空港国内線ターミナルが開業20周年を迎えることを記念して、那覇空港へのアクセス路線である「ゆいれーる」で、2月8日から、京急電鉄の看板車両である2100形のカラーリングを採用した、全面ラッピング車両の運行を開始する。運行は約1年の予定で、運行開始日の午前11時より、那覇空港駅2番線ホームで出発式が行われる。
なお、「けいきゅん×マハエ号」の運行本数は限られているため、運行スケジュールは京急電鉄ホームページ、または京急ご案内センターでご確認ください。

www.keikyu.co.jp/train-info/train/keikyuspecialcolortrain/index.html

(ミカエル・コバタ)

「沖縄の工芸展」が初めて大阪で開催される

期間:2018年1月27日(土)~28日(日)
場所:大阪城 城見ホール(大阪府)

東京での秋の沖縄関係の定番イベントとなっている「沖縄の工芸展」が、2016年の京都開催に続いて、初めて大阪で開催された。

初日の午後、大阪城ホールの1階にある城見ホールへと向かった。
全国的な厳しい寒波の影響により大阪でも小雪が舞っていた。
そんな寒い中、大阪城ホールではコンサートがあるらしく、ホール入場待ちの列や周辺の店の順番待ちの大勢の人達の姿があった。
 
それらを横目に工芸展の会場に入ったら、温かい暖房の空気と共に沖縄の工芸品の品々が出迎えてくれた。
東京展と比較すると小規模ではあったが、その分一点一点をじっくりと見ることができ、生産者やその工芸品に携わる人たちとも気軽に話ができる雰囲気だった。
 
「八重山上布・八重山ミンサー」のブース。


さりげなく置かれていた、八重山上布の糸の、苧麻の繊維を績んで染めた段階の貴重な展示。

また、次のステップである、それを横糸として織れるようにするための準備の実演が、石垣市織物事業協同組合・理事長によってなされていた。
 
初の大阪でのイベントとあり、主宰側も多分、試行錯誤の途中であるだろう。
一沖縄・八重山ファンとして希望を述べるとしたら、次のような点だ。

・入口について
大阪城ホールでのコンサートに来たことはあったが城見ホールは初めてで、最初は入口がよくわからなかった。
工芸展の看板がその入口まで来ないとなかったので、もっと公園敷地内の駅の近くにも開催中である案内を出してもいいのではなかろうかと思った。
入口の最初の自動ドアの扉は曇りガラスでできており、私の先で入口の手前に立ち止まっていた人は「ここでいいのだろうか?」という様子で、自動扉へ一歩踏み出すのを一瞬とまどっていたようだった。
看板に「入口はこちら」という矢印があったら、なお親切だったと思う。
大阪城公園には様々な施設があり、コンサート以外の目的で来ている人たちもあったと思われるので、そういう人たちも気軽にふらりと立ち寄れそうな工夫があったのではないかと、もったいない気がした。

・品物について
個人が気軽に買える物の種類がもっとあると嬉しい。
コストやスペース、誰を対象にしているかによっても変わってくるのは仕方がないが、関西では首都圏と比較して、沖縄物産を扱っているお店も物もかなり限られているという実感だ。
このようなイベントは、一般の人にとっても一度に多くの工芸品を直接見て触れることのできる貴重な機会だと思う。
会場で会った顔見知りの八重山ファンの人も、「もう少し種類や、気軽な金額の品があったらよかった」との感想だった。
 
昨今はネットの通販なども発達しているが、やはり「本物」に実際に触れ、それらに携わる方々からのお話を直接聞ける機会は大切だと考える。
このような見本市のようなイベントで「こんな工芸品、商品もあるのか」と知るからこそ、その場では買わなかったとしても、今後通販や旅行に行った際に買い求める機会、その島へ行ってみる機会につながるのではないかと思う。
 
東京のように毎年でなくてもいいので、今後また関西でも開催されることを楽しみにしていたい。
 
【余談】
ちなみにこの日の大阪城ホールのコンサートは、福山雅治だったそうだ。
城見ホール入口のすぐそばに立見席の入口があったことに、帰り際に気がついた。
そういえば、行きに城見ホールの近くまで来た時、寒空の下で座り込んで列をなしている人たちを見かけたが、それは立見席の人たちだったのかもしれない。
開演は夕方からと思われるコンサートのために、早い時間から足を運んで小雪が舞おうがじっと待つファンの人たちの情熱はすごい。
 
情熱の程度に違いはあるかもしれないが、沖縄・八重山ファン、工芸ファンにも、「好きな物」に対する思いが強い人は大勢いるだろう。
関西は沖縄・八重山の郷友会も多くある。
そこには飲食店や伝統芸能の研究所をやっている人たちもいるだろう。
その先には多くの沖縄・八重山ファンがつながっている。
そんな人たちにもっと関西での「沖縄の工芸展」の情報が広まれば、徐々に参加する人は増えてくるのではないかと思った。
そのためにも、毎年でなくてもいいので今後の継続を期待するのだった。
そして、自分ができる応援の形として、こうやって記事を書くのであった。

八重山の染織作家たちの活躍

都内で、八重山の染織作家が出品したイベントが2つ開催された。
 
●「あさがやふゆものがたり~ ぬぬぬパナパナの仲間たち~ぬぬ(布)、土鍋、器、ご飯」

会期:2017年12月1日(金)~12月22日(金)
会場:器とカフェ ひねもすのたり(東京都)
 
今年の5月に主宰・浦令子さんが亡くなったことで、今年の大阪展で一旦合同作品展の活動停止の宣言をした「ぬぬぬパナパナ(以下、ぬぬパナ)」のみなさん。
 (その時の記事 http://yaimatime.com/yaimal-gaiden/25773/)
今回は、阿佐ヶ谷にある「器とカフェ ひねもすのたり」のオーナー松原幸子さんと、ぬぬパナの東京展でランチなどを担当していた自然料理家・田町まさよさんのコラボ企画として開催された。

西表島や石垣島のぬぬパナメンバーも出品していた。

小ぢんまりとしたカフェの空間を彩る、ショールや小物。


オーナーによると、ここでは「ぬぬパナ」メンバーの個別の作品展も開催されることもあるという。
布以外の器や土鍋も、田町さんが「ぬぬパナ」のランチの際に使っていた作家の物だとお聞きした。
人と人とのご縁で、活動がつながり広がっていく様を感じた作品展だった。
 
 
●「日本民藝館展」

毎年12月に開催される、公募・展示販売展。
 
日本民藝館のwebサイトによると、
「伝統的な技術を継承して作られている手仕事の品と、
民藝の美を指針とする個人作家の品を全国から公募し、
暮らしに役立つ工芸品の発展をはかるのが目的です。」
「会期中は、入選作は予約販売(展示のため)、
準入選作は展示即売され、誰でも買い求めることができます。」
とある。( http://www.mingeikan.or.jp/events/mingeikanten.html

陶磁、染織や、木漆工、竹工、様々な植物で作られた籠、ガラス製品など、様々な分野の手工芸品が全国から集まる。
今年の出品作品数は1339点。そのうち入選は496点、準入選は400点。

その中に八重山上布の作品もあった。
石垣島の崎原克友さん(宮良)の作品だ。
「八重山上布経(たて)ずらし緯(よこ)絣六通帯地」で「奨励賞」を受賞された。
( 八重山毎日新聞「崎原さん奨励賞に輝く 日本民藝館展」
 http://www.y-mainichi.co.jp/news/32741/ )
崎原さんの作品はもう1点展示されていた。

今後のますますのご活躍を祈りたい。

琉球伝統工芸館fuzoより、八重山関連の情報

東京の銀座わしたショップの地下1階にある琉球伝統工芸館「fuzo(宝蔵/ふぞう)」に、久しぶりにふらりと立ち寄った。
「琉球びんがた展」(12月13日(水)~2018年1月31日(水))と「fuzo三線祭り」(12月2日(土)~2018年1月10日(水))が開催中だった。
 
スタッフの方に、いくつかの八重山関連の情報をいただいたので、紹介しよう。
 
1.故・外原淳氏の琉球張り子の販売

外原淳氏は、竹富島出身。那覇の首里にある飲食店「くがに屋」の先代だ。
那覇で工房星ッコロの主宰として沖縄各地の草玩具の調査・復元、オリジナル玩具の製作をしながら、1978年、「沖縄玩具伝承友の会」を発足した。
著書に「おきなわの工作」「星っころ 手づくり玩具と子どもたち」がある。
すでにお亡くなりになっていて、張り子の作品は現品限りだそうだ。(一部在庫有り)
ダートゥーダーやミルク、アンガマの面、干支の張り子人形など温かみのある手作り作品が並んでいた。

八重山に住んでいたことがあるというスタッフさんと、「作品や工房の名前から八重山の香りがしますね」と話した際に、沖縄本島の出身の人の中には「わからない、見たことがない」という人もいると聞いた。
同じ沖縄県でも、八重山の文化はまた独特であることを再確認した。
  
2.ミンサー織りのメンズ・ボディーバック

石垣島のミンサー織りの工房から、メンズ向けの新作が届いていた。
メンズ製品は少ないこともあり、店頭に並んで以来買っていく人が後を絶たないと聞いた。
色は茶・紺の2色。シンプルなデザインなので、服を選ばずに使えそうだ。
  
3.fuzo三線教室(初級)第9期 受講生募集中
2018年1月7日(日)~6月17日(日) 
日時:毎月第1、第3日曜(全12回) 11時~12時半
(三線のレンタルあり)
詳細:http://www.fuzo.jp/news/2017/12/15/584/

第3日曜日担当の講師は、岩井信幸さん。
大工哲弘に師事し、八重山民謡・琉球民謡の普及活動をしている。
  
fuzoには、常設で工工四も取り揃えており、八重山民謡の物もあった。
1階のわしたショップでは弊社の「八重山手帳」も取り扱っている。
少し足をのばせば、丸の内や東京駅のイルミネーションもまだ見ることができる。
年の瀬の寒い時期だからこそ、暖かな八重山を感じに足を運ばれてはいかがだろうか。

アイランダー2017

会期 2017年11月19日(土)~20日(日)
場所 池袋サンシャインシティ(東京都)

 
 (お詫び:
  パソコンとカメラの操作を誤って、画像消失! ショックです。
  せっかく快く撮影にご協力くださった関係者のみなさま方、申し訳ありません。
  読者のみなさんにも文字だけではわかりづらくなってしまいました。)

 
「アイランダー2017」が今年も開催され、全国各地の80を超える島々がブースを連ねた。
昨年は、石垣島と八重山諸島が参加したが、今年は与那国島が不参加で、「石垣島」と「竹富町(八重山諸島)」というブースだった。
 
今年のミス八重山は、大久奈織さん(小浜島)。
伝統的なミンサー織りの柄の衣装でピカリャーと登場し、ブースを訪れる人達と談笑していた。
 
【石垣島ブース】
昨年度の「保育士の渡航費助成」支援制度に加え、臨床心理士の移住支援も加わった。
渡航費や引っ越し準備費用の補助の制度である。
 
問い合せは以下の通り
●保育士:児童家庭課こども政策係 電話 0980-82-1704
●臨床心理士:健康福祉センター地域保健係 電話 0980-88-0088
 なお、健康福祉センターでは、移住支援制度はないが、保健師・管理栄養士の募集もなされていた。(問い合わせ:0980-88-0089)
 
【竹富町ブース】
竹富町では、昨年に引き続きIT系就業支援を行っている情報などが紹介されていた。
昨年その制度を利用して西表島に移住数か月の時にブースでお話をうかがった後藤陽介さんの姿があった。
(昨年の記事 http://yaimatime.com/yaimal-gaiden/2124/ )
昨年お目にかかった後、仕事の受注もあり生活基盤を築きつつある様子をうかがえ、頑張っておられる様子にこちらも嬉しくなった。
 
竹富町のIT就業支援による移住の問い合わせは、竹富町移住サポートセンター(070-5271-9824)まで。
 
二つのブースでは、移住等の相談以外に、特産品などの紹介コーナーもあった。
石垣島は月桃茶の試飲と月桃のデオドラントのサンプルと販売。
どちらも癒しの香りがした。
八重山諸島(竹富町)ブースでは、黒糖の試食や鳩間島の星の砂の無料配布、ピカリャーのなどグッズ販売などがなされていた。
 
画用紙で作られた60㎝ほどのエビを頭に乗せて、西表島で開催される「竹富町やまねこマラソン大会」の案内を配布している女性がいた。
大会の協賛社である株式会社ユーグレナの井上志保里さんだ。
井上さんによると、同社のグループ会社ユーグレナ竹富エビ養殖株式会社では、社員やアルバイトを募集中とのこと。
また、11月~4・5月頃まで、竹富島で同社の車海老が入った「海老そば」が食べられるのだそうだ。
鰹だしとはまた違った味を楽しめそうだ。
 
こうやって、アイランダーのブースでは、現地の方々から就業、移住に関する相談、観光などの情報を直接うかがうことができる。
ブースによっては、島の特産品の試食や買い物もできる。
アンテナショップとはまた違った形で、八重山をはじめとした国内の島々について知ることのできる場だ。
気になる方は、来年足を運ばれてはいかがだろうか。

第14回 京都泡盛同好会例会

第14回 輝く泡盛・京の錦秋の集い -京都泡盛同好会例会-
 
場所:京都ホテルオークラ
日時:平成29年11月14日  18:30~
主催:京都沖縄同好会 共催:沖縄県酒造組合

 
 
泡盛新聞によると11月は「泡盛月間」で、各地で泡盛のイベントが開かれる月のようだ。
http://awamori-news.co.jp/2017_10-30_11-30_event-info_awamori-month-begins/
(泡盛新聞 2017年10月31日)
 
今年の京都泡盛同好会も、毎年恒例の11月に開催された。
(ちなみに、関西泡盛同好会は9月だった。)
開会宣言の後、会長である京都市長である門川大作氏や、沖縄県大阪事務所所長の久保田圭氏などによる挨拶が行われた。

そして、乾杯。

今回は沖縄県酒造協同組合と16社の酒造所が様々な泡盛を提供している。
残念ながら今年は八重山からの参加はなかった。
料理はゴーヤーの和え物やラフテーなどの沖縄の食材を使ったメニューや、泡盛を使ったソースのかかったものなどが食卓を彩った。
泡盛コーナーでは、内地では珍しい古酒や、飲み方も水割り、ロック以外の様々な割り方飲み方の物やカクテルもあり、新たな泡盛の味わい方を楽しむ人々の姿も見られた。
 
舞台では様々な芸能、ミニライブが繰り広げられた。
京都のエイサー団体・琉球國祭り太鼓は、パーシャクラブの「五穀豊穣」の曲に合わせて元気いっぱいの演舞を披露した。

大抽選会は今年も大いに盛り上がった。
酒造会社各社からのグッズや泡盛などが数多く提供され、今年も多くの人が幸運をつかんだ。
くじを引くのは、泡盛の女王・スピーナ瑛利香さん。

カチャーシ―には「大城敏信とゆかいな仲間たち」として、京都などで活動している三線演者らが登壇。
以前「やいまーる外電」でもご紹介したことのある石垣島出身の方の姿もあった。


 
閉会の挨拶は、京都泡盛同好会副会長・京都沖縄県人会会長である上原任氏(石垣島)が締めくくった。


 
ちなみに今回筆者が飲んだのは、次の泡盛。もっぱら古酒ねらいだ。
他にも、忠孝と菊の露の古酒も飲んだのだが、画像を撮り忘れてしまった。

そして今年もまた、わずかだが最後の一口として残しておいた上等古酒のグラスが、席を外している間に下げられてしまったのだった・・・。
(過去の記事 : 酒飲みのよしなしごと(4)「気配りとの攻防戦」)

酒飲みのよしなしごと(4)「気配りとの攻防戦」


 
本記事を書く際に初めて知った情報が、今年度の泡盛鑑評会受賞製品。
【速報】平成29年度 泡盛鑑評会結果発表!!(泡盛新聞 2017年11月1日)
http://awamori-news.co.jp/2017_11-1_awamori-appreciating-and-evaluating-meeting_preliminary-report/
 
もしやこの会にも出ていたかもしれないと思うと、飲みそこなったかもしれないのが惜しまれる。

来年もすでに日程が決まっているようだ。
来年は先に鑑評会の情報もチェックしてから参加しようか。
京都泡盛同好会 http://www.okinawa-fansite.com/kyotoawamoridoukoukai/

“地域密着”の「経堂エイサーまつり」で和光青年会など10団体が熱い演舞を披露

 11月12日日曜、東京都世田谷区にある小田急電鉄・経堂駅前の経堂農大通り商店街で「第6回経堂エイサー」が開催された。

 同イベントは、地元経堂にある和光小学校の母体・和光学園の生徒、OBで構成されたエイサー団体・和光青年会が主催するもので、今年で6年目を迎えた。
 同団体は、農大通り商店街が主催する「経堂まつり」に長年にわたって参加し、地域コミュティーの発展に寄与してきた。それをきっかけに、「お世話になってきた経堂の街で何かできないか?」と考え、「地域の皆様と一緒に盛り上がるお祭りをやりたい」として、2012年より、「経堂エイサーまつり」がスタートした。

 参加したのは、主催の和光青年会を始め、傘下の和光小学校6年生有志、舞弦鼓、町田琉、町田エイサー青海波、桜風エイサー琉球風車、経堂むらさき連、美ら星エイサー、東京中野区新風エイサー、東京中野真南風エイサーといった有力な10団体。

 会場となったのは、同商店街の道路。車両を通行止めにして、道じゅねのスタイルで、練り歩き、各団体が熱い演舞を披露した。

 「エイサーまつり」といえば、関東では「新宿エイサーまつり」が最大規模だが、地元商店街と主催者が一体となった“地域密着”の大会はまれなケース。会場整理は出場チームが自ら行うなど、まさに手作りのイベント。アットホームな雰囲気で、商店街の皆さん、沿道の観衆も大いに喜んでいた。

 来年以降も、ぜひとも継続してほしいエイサー大会だ。

映画「海の彼方」

上映期間:2017年11月12日(日)~11月21日(火)
場所:京都みなみ会館(京都府)

 

 
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【チラシより】

80年を超えて探し求めるアイデンティティー 石垣島から、台湾への帰郷
人生最後の里帰りの旅

1930年代 石垣島へ渡った台湾移民
台湾人とも日本人とも認められず時代に翻弄された
ある一家の3世代にわたる人生と記憶の軌跡
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主人公である玉木玉代おばぁは、台湾から夫・王氏と石垣島に移住してきた台湾人。
88歳の時、全国から集まった100名超の子や孫、ひ孫たちがそれを祝った。
その後、人生最後になるかもしれない台湾への里帰りをし、懐かしい人々に会う旅をする。
おばぁの娘二人と、孫の男性二人、5人の旅だ。
そのお祝いと旅の様子と、その時に至るまでのおばぁの88年の人生や、その間の台湾と日本の歴史、三世代それぞれの人が感じてきた日本での移民としての生きづらさや日本人との関係の変化などのインタビューなどで構成されている。
 
3世代それぞれの立場で、台湾と石垣島について思いをはせ、自分は何者かということを考え再確認するプロセスの記録でもあった。
 
第二次世界大戦の後、帰化した際の名字は、44歳で若くして石垣島で生涯を終えたおばぁの夫の名前にちなんでいるということを、孫たちは知らない。
子や孫が日本の教育を受けられるようにという思いで帰化したことも、おばぁの娘たちは知っている。
2世であるおばぁの娘や息子世代は、台湾語を聞いて理解することはできても、話すことはできない。
理由は、子どもの頃差別されたから。
母親であるおばぁが話す台湾語を身に付けようという発想がなかった子ども時代。
 
東京でミュージシャンをしている三世の男性は、台湾への旅で、おばぁの親戚筋の少年と通訳アプリでの会話を試みる。せめて単語だけでも話してみようという姿が映される。
孫の世代の男性二人は、台湾で食べた料理の味は、いつもおばぁや母親が作っている料理の味だったことに気がつく。
初めて来た国なのに、初めてでない懐かしさを町のそこここに感じる。
意識していなかったけれど、身体が覚えている自分のルーツ。
 
おばぁの子どもや孫が、台湾で出会った自分たちの親戚にあたる人たちとのご縁を今後も維持していきたいと思ったり、おばぁがいつかこの世を去っても親戚のみんなが帰る場所(実家)を担うのは本家筋ではない自分かも知れないと考えるようになる。
おばぁの手料理の味を継いでいこうという孫も出てきた。
おばぁの人生をより深く知ることで、それぞれの人生へその一部がさらに取り込まれ、受け継がれていく。
それこそが、アイデンティティーの一部なのだろうなと思った。
 
約2年前に見た、台湾からの移民によるパイナップル産業の発展と、八重山と台湾の関係の歴史上の変遷などがテーマだった映画「はるかなるオンライ山」は、どちらかと言えば、産業や歴史の全体的な物だったような印象が残っている。
 
今回の「海の彼方」は、その中の一人の女性とその家族にスポットライトを当てた作品だと言える。
 
両方の映画を見たことで、八重山と台湾での人々の行き来や歴史、そこで生きてきた人たちへの理解が深まったように思えた。
 
親戚・家族のつながりを大切にしよう。そんなことも考えさせられた作品だった。
 
映画館を出たら、深まりゆく秋に色づいた樹々に囲まれた東寺の五重塔が、さわやかな青空を背景にそびえているのが見えた。


 
本作品の上映期間は短い。
京都ではちょうど紅葉が見頃だった。
最終日である21日は、東寺で「弘法さん」と呼ばれる月一回の大規模な市がある。
映画と古都の紅葉。この時期ならではの楽しみ方はいかがだろうか。

「八重山便り」宮良断 作陶展

場所:桜谷町47(京都市)
会期日程:2017年11月15日(水)~11月20日(月)
時間:11:00~17:00

 
晩秋の哲学の道(京都市)を訪れると、赤く色づいた桜の葉の絨毯や、色鮮やかになりつつあるもみじの紅葉や銀杏の黄葉が見られた。

そんな哲学の道の小川沿いにあるギャラリー、桜谷町47で、アンパル陶房の宮良断さんの作品展が開催されていた。

名蔵アンパルに近い新川の宮良農園内に、宮良断さんの「アンパル陶房」はある。
沖縄県立芸大で陶芸を学び、特に磁器を作りたいと思っていたそうだ。
かつては石垣島での制作活動で、島内で採れた磁器用の土を使っていたそうだが、現在は採れなくなり、様々な新たな試みをされている。

イベント用フェイスブック( https://www.facebook.com/yaeyamadayori )や会場にあった解説文には、次のような一節があった。
 
「今回の展示では、子供のころから体に染み込んでいる風景や音・手触りなどを素直に形にしようと思いました。あえて伝統技法や素材を用いず、磁器土に貝殻の粉を混ぜたり、園芸用の肥料を錬り込んでみたり・・。試行錯誤しているうちに、サンゴのような肌合いのブルーに透ける不思議な焼物が出来上がりました。八重山の海辺で貝拾いをするような気持で、ご覧ください。」
その言葉の通り、石垣島で生まれ育って見てきた海や空の風景、海の生き物などを彷彿させる作品たちが多く並んでいた。
 
釉薬や顔料など何も入れていないのに、光を当てると水色に透ける不思議な陶器。

まるで浜辺に流れ着いた珊瑚のような肌の作品もあった。
 

 
また、八重山古陶から発想を得たというオリジナル作品も展示されていた。

宮良さんによると、石垣島ではかつて、沖縄本島の壷屋で作られているような陶器とはまた違った、石垣島独自の陶器が作られていたという。
発掘された当時は貿易によってもたらされたものと分類されていた物の中に、よく調べてみると、石垣島土で作られている物があったのだという。
 
上記の白っぽい作品は、貝殻の粉を混ぜてある。
貝殻の粉は粘りがあり、混ぜて焼くと締まるのだそうだ。
かつて新城島で焼かれていたというパナリ焼にカタツムリの殻が入っているのも、粘りを活かすためと聞いたことがある。
同じような効果があるのだろうか。
貝殻を入れて焼くという技法は世界中で八重山だけ、とも宮良さんは語った。
 
様々なお話をうかがい、陶芸に対する研究熱心な姿勢が伝わってきた。
 
京都での作品展は昨年に続いて2回目だそうだが、来年以降も続けて行けたらと抱負を語られた。
今後の京都や関西での開催を楽しみにしていたい。