これは月桃(げっとう)。
島ではその辺で良くみかける植物なのですが、実はけっこう有用なハーブでもあります。
あるとき、ご近所さんのじぃちゃんが、お風呂上りに肌に塗りなさいと月桃を煮出したものをくれました。あせもや湿疹など肌荒れに良く効くのだとか。
月桃の花が終わると、種が入ったオレンジ色の実になり、それを煮出します。煮出した汁がこんな赤茶色の液体。
月桃は他にも、防虫・防腐・抗菌作用などもあるので、お餅を包むのにも使ったり、お茶として飲んでもリラックス効果や、ポリフェノールをたくさん含んでいるのでアンチエイジングも期待できるそうです。
日常のすぐ近くにあるもの、もっと活用したいものです。

沖縄 八重山発 南の島のハーブ
嵩西 洋子/著
実用書だけど事典。こんなハーブの本、見たことない。
オールカラー308ページ、島のハーブ337種類紹介!
常識にとらわれない現代風レシピ、昔の活用法、コラムなどが満載の一冊です。
2018年2月 南山舎 発行。