新しい家族:犬のこと

 飼い主から見放されて島を徘徊し、保護された犬を、しばらく我が家で預かっていました。その犬(名前はバヤ)を先日の市役所での譲渡会に連れて行ったところ、この犬を飼いたいと申し出てくれた少年がいました。その少年の家に、先日バヤを連れて行きました。新しいご家族は、西表島の白浜の住民です。
 

 バヤは石垣港から上原港への船旅を楽しみ、幼い子供が二人いるご家族のもとに迎えられました。
 白浜では、新しい犬が集落に来ることが一大ニュースになっていた模様で、子供、老人、ご夫婦など、色々な方が「これが新しい犬なんだね。可愛いね、お利口さんだね」というようなことを言いながら、バヤの様子を見に来てくれました。小さな集落ならではのほほえましい空気に満ちていました。

 一時は家族として飼っていた犬を放棄するという行為は、とても許しがたいことです。そのモラルがもっと向上することを望みます。
 一方で、新しいご家族に迎えられたバヤ自身も周辺の人々も幸せになることを、本当に願っています。

 久しぶりに西表の最果ての地を訪れましたが、相変わらず気持ちが良い地域でした。カンムリワシの生息密度が驚くほど濃く、ラッキーなことにヤツガシラ(旅鳥)とも出会うことができました。野生生物の聖域、西表の自然環境は、とにかく偉大だということを改めて認識した、小さな旅でした。

     白浜の雨の朝

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