10月の星見の夕べ(街角天文台)

開始日時
2019年10月11日(金) 19時00分
終了日時
2019年10月11日(金) 20時30分
場所
石垣市役所ピロティ (沖縄県石垣市 美崎町14番地)
連絡先
NPO法人八重山星の会事務所:0980-88-6558

十月「星見の夕べ」~栗名月を見よう~

 星の会では毎月市役所ピロティで「星見の夕べ」天体観望会を開催しています。八重山ならではの安定した大気のもと、望遠鏡で見る星空は格別です。どなたでも無料で参加できますので、ぜひお気軽にお立ち寄りください。

*申し込みは不要です。どなたでも参加できます。
*児童生徒は保護者同伴でお願いします。
*雨天は中止します。
 
 
 中秋の名月から約一月後の十三夜の月は、「後の月」とか「栗名月」と呼ばれ、晩秋の行事として月見をします。満月ではなくやや欠けた十三夜に行う理由について、完璧なものよりも完璧に近い不完全が良いという、日本人の美的センスを挙げる方も多いようです。
 冷めた見方をするならば、晩秋の頃は夕の冷え込みが強く、満月が昇ってくるまで窓を開けて待てないので、早い時刻に昇っている十三夜の月で代用した、というのが実情かもしれません。

 私の個人的な考えですが、十三夜というのは月を愛でるというよりも、月の明かりを使って夕方から夜にかけての行事を行うのに都合が良かったのだと思います。と言うのも、松明や提灯しか照明がなかった時代、十三夜の月は日没には既に、ある程度の高さに昇っており、薄明から月光への明るさの変化が自然で、行事の進行を邪魔することがなかったと考えられるからです。
 一方、十五夜は日没と月出がほぼ同時ですので、月が照明として十分な高さまで昇る前に、薄明が終わって一旦暗くなってしまうため、行事の進行に水をさしてしまうおそれがあります。
 つまり、十三夜は月光を使って行事をする夜、十五夜は月そのものを静かに鑑賞する夜と、昔の人は上手に使い分けていたのではないでしょうか。このように考えると、八重山のとぅばらーま大会が、旧暦の八月十三日に月光の下で行われることに合点がいきます。

 天体望遠鏡で月を見ることができる今日、別な意味で十三日月は満月よりも美しい月面を私たちに見せてくれます。満月は月面に影が無いため、のっぺりとした平坦な感じに見えるのに対して、欠けた月は欠けぎわに影ができるため、地形が立体的に感じられるからです。
 この日は月面の西側にある、ピタゴラスやシッカルトなどのクレーターに大きな影ができ、稜線などの起伏が浮かび上がってとても美しいです。また、満月にも近いので、ティコやコペルニクスから延びる、放射状の明るい光条を観察することができます。

 人気の土星はやや西に傾いていますが、まだまだ見やすい位置にあります。来月になると西の低い空に移動しますので、市役所からは見づらくなってしまいます。今のうちにしっかりと見ておきましょう。

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