島の音を奏でよう三板deサンバ開講

 10月22日午前10時から八重山森林組合で、イベント「島の音を奏でよう三板deサンバ」が開講され、24人の受講生が集まり、琉球民謡で使われる楽器「三板」(さんば)を島材を使って制作した。

 これは石垣市が主催する「石垣みらいカレッジ」の一環で、くらしと島の手仕事を学ぶシリーズのひとつ。「森の名人戸眞伊擴さんと島の木を学ぼう」で実施されるイベントのひとつ。

講師として会場に8種類(シャリンバイ、イスノキ、モッコク、モクマオウ、シマグワ、リュウキュウハリギリ、ヒルギ、シマトネリコ)の島材と、1種類の外来種の島材モクマオウの計9種を並べて、参加者に好きな材料を選ばせて、研磨やニス塗りを自ら手がけてサンバ作りをした。

そのあと琉球サンバユニット宮城姉妹の姉、宮城佳代子さんを講師に、参加者全員がサンバのリズムに乗ってダンス教室を実施。

もちろん、仕上がった三板を使ってのダンスで、宮城さんが作詞した曲「三板deサンバ」に乗って、その振り付けが参加者へ伝授されていた。

 これは、来る11月5日の石垣島まつりステージで一緒に踊る企画も用意されていて、その練習も兼ねた時間となった。

 島材を学習し、かつ楽器づくりをして、その楽器をつかってサンバを踊り、ステージで披露するという、盛り沢山なイベントとなっており、みらいカレッジというだけあって、新しい感覚の講習会となっていた。

なお戸眞伊さんのコーナーは12月10日にも予定されており、70種類を越える島の木の魅力を学ぶ物となる模様。定員20名で事前申し込みが必要とのこと。

(流杉一行)

この記事をシェアする