平成29年度竹富町ホームステイ事業帰国報告会

 8月18日午前11時20分から竹富町長室で、平成29年度竹富町ホームステイ事業帰国報告会がおこなわれた。

 米国ワシントン州シアトルで23日間のホームステイを経験したのは3人の竹富町立中学に通う生徒。竹富中学校3年生の島仲月愛さんと黒島中学校3年生の玉代勢元稀くん、西表中学校3年生の飯田晋太郎くんの3人。県紙の沖縄タイムスが日本国際生活体験協会と提携して実施するタイムス海外ホームステイで、県内から55人の中学生がシアトルの各地にホームステイした中の3人。竹富町は沖縄タイムスと連携して中学生の短期留学に匹敵する海外体験を実現したもの。渡米先ではホストファミリーと会話ができるように英会話を学ぶ時間も用意されている。

 シアトルに着いて直後その寒さにびっくりしたという3人。「北緯は30度ぐらいだと思う」と飯田君。北海道よりも高い緯度ゆえに驚きの気温だったという。

 3人は、この日竹富町長と竹富教育長に帰国の報告を実施。学んだ英語をつかってシアトルでの最高の思い出と将来の希望を語っていた。

 飯田君は、「文化の違いがあるということが、どういうことか実感できた」と、シアトルでは意志疎通を英語で交わしながらも、バックボーンにあるものが違うことを感じたという。どう違うかは、言葉に出来ないものがあるという。

 玉代勢君は、「好き嫌いがはっきり言えて、自己主張が強い人が多かったことが印象的で、うらやましいと感じた」と、述べていた。

 島仲さんは、「ホストファミリーの家で、出された食べ物を全部たべられないので『ごめんなさい、全部は食べられません』というと、逆に謝らなくていいと言われ、文化の違いを感じました」と述べ「日本のよいところを言えるように、もっと英語を勉強したい」と述べていた。

 なお、3人は9月8日までに感想文を竹富町教育委員会に提出予定で、楽しかった思い出を英語で綴る予定。

(流杉一行)

この記事をシェアする