第19回熱研農業技術講習会

 3月28日午後2時から国際農林水産研究センター(熱研)で第19回熱研農業技術講習会が開催され、約20人の市民が「取り木による熱帯果樹の増殖」について学び、実際に手ほどきをこの目にして、技術を学んでいた。

 取り木とは、枝の皮を剥ぐ部分から根を出させて、根が張った段階で切り放ち、土に移植するもので、これが有効な植物は、レイシ、レンブ、アセロラ、ゴレンシ(スターフルーツ)、レモンなどで、種類は限定されるものの、植物を有効に増やす方法に関心ある人は、熱心に講習に聞き入っていた。

 70代の女性は、「今日はよい勉強になりました。家に果樹が成っているが、増やすのが難しく、また大事なマンゴーの木を移動させて枯らせてしまいました。増やす技術や移動などについて学びたいです。マンゴーは市販のものは高価で、庭にマンゴーができれば、家族のたのしみになりますし、心が豊かになります。果樹の栽培はたのしいです」と感想を述べていた。

(流杉一行)

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